| 信貴山温泉 信貴山観光ホテル （奈良県） |
奈良と大阪の県境、信貴山（４３７ｍ）と生駒山（６４２ｍ）の尾根を走る信貴生駒スカイライン。その始発点にあって、四大絵巻の一つで国宝の「信貴山縁起絵巻」で知られる朝護孫寺を谷越しに見る信貴山温泉の一軒宿・信貴山観光ホテル。周囲３６０度を囲む鬱蒼とした森を見下ろす露天風呂からの眺望は一級品だ。
| 所在地 ： 生駒郡三郷町 |
三郷町（さんごうちょう）は、奈良県の西部に位置し、金剛生駒国定公園の自然に恵まれたわずか８．８ｋ㎡という小さな町である。
町名は、立野、勢野、南畑の三ヶ村が合併し、三郷村となり後に三郷町となった。
町内には、平安時代希代の色男、在原業平が謳い、百人一首に収載されている「千早（ちはや）ぶる 神代（かみよ）もきかず 龍田川（たつたがは） からくれなゐに 水くくるとは
」の竜田川が流れている。
その河岸には、崇神天皇が創建し、風の神様で知られる「龍田大社」がある。
また町域には、近鉄が所有し、大阪府と奈良県の府県境となる生駒山（標高６４２ｍ）と信貴山（４３７ｍ）の尾根沿い、２１ｋｍを走る信貴生駒スカイライン（有料道路）が走る。
桜や紅葉のシーズンのドライブが楽しいが、大阪平野を眼下に見る百万ドルの夜景が文句なく素晴らしい。
信貴山 朝護孫寺は、聖徳太子によって開かれた日本最初の毘沙門天を祭った霊場であり、太子が、信ずべき、貴ぶべき山、即ち信貴山と名付けた。
その後、醍醐天皇が当山の毘沙門天の加護により病気が全快したとして「朝護孫子寺」の勅号を賜ったという。
朝護孫子寺は、大和国（現在の奈良県）と河内国（現在の大阪府南東部）の境にそびえる生駒山地の南端に近い、奈良県側の信貴山の山腹に位置する。
寺に伝わる国宝「信貴山縁起絵巻」は、平安時代後期、１２世紀の作とされ、源氏物語絵巻、鳥獣人物戯画、伴大納言絵詞と並ぶ四大絵巻物の一つであ。
尚、原本は奈良国立博物館に寄託されており、当山内の霊宝館に展示されているのは複製である。
９ｍｘ３ｍ程度、かなり大きな浴槽だ．浴室の床・浴槽を含めて３種類の色が違う石板を用い、高級感・清潔感が漂う。ガラス窓の向こう側に露天風呂が見える。
| 住 所 | 生駒郡三郷町信貴山西２－４０ |
| 電 話 | ０７４５－７２－４８０１ |
| 交通機関 | 阪名道路山上口から信貴生駒スカイラインで２０分、信貴山料金所すぐ 近鉄生駒線信貴山下からバスで１０分 ＪＲ関西本線王子駅からタクシーで１０分 |
| 施 設（日帰り） | 食事処、ラウンジ・喫茶、売店、 駐車場は玄関手前に７～８台分、宿の前の有料駐車場（宿泊者は無料）。 |
| 宿 泊 | ４２室 ２食税・サ込み１２，０００円～（詳しくは下記HP参照） |
| 泉 質 | 単純温泉 （毎分５２リットル ｐH７．６ 泉温２３．８度） |
| 適応症 | 不記載（理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照） |
| 入浴時間 （日帰り） |
１１時～２０時 （下記の通り食事又は喫茶が条件） |
| 定休日 | 無休、但し団体の利用がある場合、入浴できないこともある |
| 入浴料金 | 館内食事処・ラウンジ及び隣接する「蓬乃里」で食事・喫茶を取る場合のみ入浴可 喫茶の場合は８００円 食事の場合は５００円 |
| 入浴施設 | 内湯男女各１ 露天風呂男女１、水風呂 |
| 浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
| 観光スポット | 信貴山朝護孫子寺、信貴生駒スカイライン、生駒聖天、斑鳩の里（法隆寺・中宮寺・法起寺・法輪寺）、吉田寺、慈光院 |
| お土産・食事 | 前回はホテル内食事処で２、１００円の信貴弁当を頂いたが、しっかりした味付けがしてあって大変美味しかった。土産物も館内で可。 隣接しているホテル直営の食事処「蓬乃里」でも出来る、（１２００円～２６００円） |
| 近くの温泉 | 音の花温泉、大和平群温泉（かんぽのの宿大和平群） 平城京温泉（かんぽの宿奈良） |
| 三郷町HP 朝護孫子寺HP ホテルHP |
http://www.town.sango.nara.jp/ http://www.sigisan.or.jp/ http://www.shigisan.co.jp/ |
| 雑記帳 | 信貴山朝護孫子寺が所蔵する国宝「信貴山縁起絵巻」は平安時代の作品。昔、信貴山に居て奇跡を行った僧、命蓮の物語を三巻（「飛倉」「延喜加持」「尼公」）に描いた日本絵画史を代表する平安時代の傑作である。現在は奈良国立博物館に寄託。 |
| データ （変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。） |
奈良県の有名な寺の門前にある温泉として、ここと真言宗豊山派大本山である長谷寺参道添いの長谷寺温泉（湯元井谷屋）がある。
両方とも意外に知られていない温泉宿だが、。それだけに日帰り入浴でも混雑を避けてゆったりと入浴が楽しめる。
信貴山温泉の一軒宿、信貴山観光ホテルは、朝護孫寺の門前、信貴生駒スカイライン信貴山口のすぐ近くにある。
標高４００ｍ、金剛生駒紀泉国定公園の美しい自然に恵まれ、ホテルを囲む３６０度に山々と森の木々が迫ってくる。
ホテルの名前が付いているが、写真のように堂々たる入母屋造り、破風の屋根が客を出迎える和風旅館だ。
部屋は４２室（洋室１０ 和室３１室 和洋室１）と中規模 j宿泊料金は平日２人１室で１人１２，０００円くらいから泊まれるが、詳細・最新情報は宿のHP参照ください。
じゃらんクチコミ 総合４．２ （２０１９年３月３０日現在）
| 部 屋 | ４．３ | 風 呂 | ４．２ |
| 朝 食 | ４．２ | 夕 食 | ４．３ |
| 接客・サービス | ４．２ | 清潔感 | ４．１ |
１５台くらいのシャワー・カランが並び、団体がドドーっと入ってきても大丈夫。
大きなガラス窓から見通す景観も見事。内風呂ながら開放感たっぷりだ。
館内からの自然豊かな風景。
| 温泉・施設名 ： 信貴山温泉 信貴山観光ホテル （初回：２００１．２．９ ４回目：２０１９．３．２２） |
風呂は４ｍｘ２ｍくらい、床も浴槽も石造りだが、石に丸みがあるせいか、むしろ温もりを感じさせる風呂だ。
清潔感がある浴室入り口。左の月の湯が男性、右側の星の湯が女性用。快晴の夜、露天風呂から仰ぎ見れば、これらが天空に煌めいているだろう
前回食した信貴山弁当２１００円（入浴５００円）
今回は喫茶（アイスコーヒー５００円（入浴８００円）
隣接する食事処「蓬乃里」。畳・テーブル席で１２００円～２５００円前後の食事が取れる。
喫茶店「ふうちん」。１８０度のパノラマが楽しめる。背後の山に朝護孫寺。
信貴山温泉から見る信貴山真言宗総本山・朝護孫寺の本堂。
万葉集でお馴染みの龍田川沿いにある龍田大社は、旧社格が官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社であり格式が高い。
宿泊してないので、この点数の裏付けは出来ないが、なかなかの評価だ。
高くはないが生駒信貴山系の山々を背景に、段差を設けた風呂、目の前に桜の木々が生い茂る。開花時期に入浴すれば、文句なく一級品の露天風呂だ。
ホテルの裏側も４００ｍ級の山が囲む。
風呂は９ｍX３ｍとかなり大きな内湯と、山間にあって目の前には桜が生い茂る眺望絶好の露天風呂(４ｍｘ２ｍ）がある。
入浴したのは３月２２日、桜はすでに蕾がふくらんで開花が間近だった。満開時の露天風呂はさぞかし見事だろう。
温泉は自家源泉、泉質は無色澄明、ｐH７．６の単純温泉だ。
日帰り入浴は、昼食（２０００円程度）を取った場合は５００円で、喫茶（５００円程度）をした場合は８００円で入浴出来る。
昼食は館内レストランと隣接する食事処「蓬乃里」でも取れる、料金は２０００円前後だ。
駐車場は、すぐ近くに７～８台が駐車できるが、これは宿泊客用で、日帰り入浴の場合は、少し離れた有料駐車場に停める（宿泊客は無料、日帰りの場合は割引）。
入母屋造、破風の堂々たる造りの信貴山観光ホテル。
風 呂
