所在地:吉野郡上北山村
年間降雨量が5、000ミリ、日本有数の多雨地帯である大台山脈を含む広大な面積を持つ上北山村は、人口が1,000人を割り、人口密度が3人/kuの典型的な過疎地域である。
林業が不況で第一次産業の比率は低く、現在は日本百名山の大台ケ原、屋久島と並ぶ原生林、アユ・アマゴ・イワナ等の魚影濃い渓谷・渓流、温泉等を資源とする観光に力を入れている。
温泉名:小処温泉
住 所 |
吉野郡北上山村小橡665−2 |
電 話 |
07468−3−0256 |
交通機関 |
名阪国道針ICから国道369・370・169号線,県道226号線で約65km
近鉄吉野線大和上市駅からバスに乗り継いでその後徒歩2時間 |
施 設 |
軽食堂、休憩室、売店、駐車場(約20台) |
泉 質 |
硫黄泉(湯温25.6度浴用加熱) |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 |
11時〜18時(夏季は10〜20時) |
定休日 |
第2・第4火曜日(祝日と重なる場合は翌日) |
入浴料金 |
大人600円 小人300円 (2007.10.22に上北山村より、改訂の連絡あり) |
入浴施設 |
内湯男女各1、露天風呂男女各1、 |
浴室備品 |
シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット |
大台ケ原(日本百名山) |
お土産・食事 |
鮎、あまご、柿の葉寿司 |
近くの温泉 |
上北山温泉、下北山温泉 |
上北山村HP |
http://www.vill.kamikitayama.nara.jp/ |
雑記帳 |
一泊旅行で十津川・渡瀬・下北山温泉等を周るべくルートの調査をしていた際に奇妙なことに気がついた。
国道169号線を奈良県から和歌山県に向かって南下すると、川上村の次に「上北山村」「下北山村」「北山村」という順に村名が続いていた。地理学的には北山村を真ん中にして上下の北山村が位置するべきだ。それに北山は奈良県からみれば「南山」だ。少し調べてみて疑問は氷解した。ここで調査結果を詳細に書く余裕は無いが、「北山は旧紀州藩の領土で、同藩熊野地方から見た北側の山地」「北山村は奈良県内にある和歌山県の飛び地」「廃藩置県」「北山の木材を筏を組んで熊野川を利用して新宮に運んでいた」等の歴史的背景があった。
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施設名:小処温泉 (温泉名に同じ 入浴:2002・7.22)
2001年8月、ニューアルされ露天風呂も造られた。
建物の外部・内部とも森林の村を代表する松・杉・檜等の木材がふんだんに使用されてとても清々しく、訪れる者に安らぎを与える。
内湯は目の前の渓流を彷彿させる岩風呂の渓谷の湯と、原生林の村に相応しい木風呂の大樹の湯がある。二つの露天風呂からは秘境に恥じない渓谷を流れる小橡川の渓流を眼前に見下ろせる。
食堂には丼物や麺類もあるが、ここで食したアマゴの塩焼き、味噌汁とご飯の簡素な昼食は忘れがたい美味であった。
風呂が掛け流しかどうかは確認できなかったが、わざわざここまで来たからには、掛け流しであって欲しい、という願望が強かった。
ここには、夏の盛り、温泉仲間のAR氏・AK氏と一緒に出かけた。
大台ケ原西側の秘境、かっては登山家達のみが利用する関西地方でも有数の秘湯であったが、今でも交通の不便さには変わりない。バスを乗り継いで来ても、最後は2時間の徒歩を求められる。車で行く場合は、国道169号線からそれて県道226号線で北上すること約10km、高度を上げてゆくこの道はかろうじて2車線、あるいは1.5車線で、特に雨の日は水が道路を流れ落ちると思われ、運転に自信の無い人にあまりお勧めできない。
温泉地のロケーション、交通の不便さという視点からは関西でも有数の秘湯だが、最近、上屋が新築されたので、外見からは秘湯の雰囲気は薄い。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
小処温泉 (奈良県)