上北山温泉・薬師湯  (奈良県)
所在地: 吉野郡上北山村
温泉名:上北山温泉
施設名:薬師湯  (入浴日:2003.9.29)
住 所 吉野郡上北山村大字河合
電 話 07468−3−0308
交通機関 西名阪自動車道郡山ICから約80km
近鉄大和上市駅より奈良交通
 「湯盛温泉杉の湯」経由「池原」行き
約2時間
日帰り施設 広間、駐車場(約50台)
宿 泊 隣接の「ふれあいの郷かみきた」を利用 10,000円(税別)〜
泉 質 ナトリウム炭酸水素塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時〜22時 (土・日祝日は10時〜22時) 冬季は時間変更(要確認)
定休日 第1、第3火曜日
入浴料金 大人500円(中学生以上) 小人200円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー
観光スポット 大台ケ原、渓流釣り、瀧川寺
お土産・食事 北山川対岸の「道の駅・吉野路上北山を利用
近くの温泉 小処温泉、下北山温泉
上北山村HP http://www.vill.kamikitayama.nara.jp/
雑記帳 大台ケ原には、年間30万人ものハイカー・観光客が訪れる。
車で山頂近くまで行け、コースも長短の2種類が整備されている。
私は何回も国道169号線を走っているが、持病の腰痛、家内は膝を悪くしているのでいまだに未踏、悔しい思いをしている。
北山川沿いの上北山温泉
大台ケ原大蛇ー(だいじゃぐら)
(この写真は北山村HPから借用)
この村に一番最初に住み始めたのは平家の落人(おちうど)という伝承が残るここ上北山村は、年間5,000ミリの多雨地帯、大台ケ原(日本百名山)を村域内に持つ日本有数の秘境である。この世界有数の雨量が、屋久島と並ぶモミやブナの大原生林や水量豊かな渓流、多数の滝を生み出している。
上北山村への道は遠いが快適だ。奈良・吉野方面から国道169号線を一路南下、大台ケ原ドライブウェーの入り口を通過し、新伯母峰トンネルを通り抜ける。そこから、北山川の渓谷に沿ってしばし進むと、村営の宿泊施設、「ふれあいの郷かみきた」「道の駅吉野路北山」「上北山温泉・薬師湯」が立ち並ぶ河合地区に到達する。
難路であった国道169号線は、次々とトンネルが開通し、2車線に整備されてきて、いまは誰でもドライブできる。
大台ケ原、大峯山系を源とし、アマゴや鮎が棲む北山川沿い、村営の宿泊施設と並んで、この地にふさわしく木材をふんだんに使った上北山温泉が建つ。ここは1987年に誕生した温泉施設で、泉温が35度の温泉(34度〜42℃の範囲が温泉)、毎分350リットルという豊富な湯量を誇る。
上北山村には、2つの温泉がある。もう一つは、上北山温泉横から、大台ケ原の南麓に向かって8kmほど、すれ違いが難しい隘路をひたすら上ったどん詰まりにある小処温泉だ。
この小処温泉とさらに南下する和歌山県境の下北山温泉には既に入湯していたが、なぜか途中の上北山温泉にはこれまで縁がなくて立ち寄っていなかった。
9月下旬の秋晴れの日、温泉仲間のAR、AK、SUさんと一緒にここを訪れた。数日前に痛風(?)で足を腫らした私を気遣って、ARさんが往復とも運転してくださった。お陰ですべて日本百名山である「八剣山」「釈迦ヶ岳」と「大台ケ原山」の深い谷間を縫って走る国道169号線の景観を存分に楽しめた。
こじんまりした施設で、館内に食事処はない。
他所と違って、内湯に向かう前に小ぶりの露天風呂がある。湯の色はわずかに緑灰色、気をつけて見ると湯の花が舞っている。ここは掛け流しだろうか、湯があふれ出て敷石を濡らしている。
内湯は中規模で扇型、やわらかなヌメリ感のあるナトリウム炭酸水素塩泉で満たされていた。平日の昼間、浴室は我々だけ。体を湯に沈めた瞬間、いつものように俗界から離脱した満足感と他の人が働いている時間に温泉に浸っている優越感を味わった。
ここは掛け流し、という他の方のHPを拝見したが、村のHPや施設のパンフレットでは、湯量の豊富さは謳っているものの、掛け流しの記述は無い。どなたか、ご存知の方はご一報願いたく。
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一部