天王寺世界の大温泉 (大阪府)
所在地:
大阪市浪速区
温泉名:天王寺世界の大温泉(源泉名)
施設名:
スパワールド世界の大温泉
住 所 |
大阪市浪速区恵美須東3−4−23 |
電 話 |
06−6631−0001
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交通機関 |
阪神高速環状線天王寺出口から約2km
地下鉄御堂筋線動物園前駅から徒歩2分
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施 設 |
レストラン、各種軽食、喫茶、休憩室、マッサージ室他 駐車場(300台) |
宿 泊 |
30室、ツイン16,000円(二人料金)〜 |
泉 質 |
単純温泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 |
24時間
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定休日 |
無休 |
入浴料金 |
大人2,700円(3時間まで2,400円) 12才未満1,500円(同1,300円)
各種割引有り(下記スパワールドHP参照) |
入浴施設 |
ヨーロッパゾーン、アジアゾーン(男女月替り)、プールゾーン |
浴室備品 |
館内着、タオル、バスタオル、シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット |
天王寺動物園、市立美術館、通天閣、ジャンジャン横丁 |
お土産・食事 |
館内にレストラン、軽食・喫茶処多数あり |
近くの温泉 |
田辺温泉、大和川矢田温泉 |
スパワールドHP
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http://www.spaworld.co.jp/ |
雑記帳 |
大阪のシンボル、通天閣は明治45年(1912年)、パリのエッフェル塔をモデルとして建設された。名前は「天に通ずる塔」という意味だが、太平洋戦争の際に、空襲の目標になりやすいという理由で解体された。
現代の通天閣は2代目であり、昭和31年に再建されたものである。
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浪速区は大阪市のほぼ中央にあり、区内には西の秋葉原といわれる電気製品専門店街の「でんでんタウン」、大阪のシンボルである「通天閣」や「ジャンジャン横丁」などの庶民の町として親しまれている新世界、長い歴史を持つ「木津卸売市場」などがあり、市内でも有数の商業地域である。
また、十日戎で賑わう今宮戎神社や枯山水の庭園で有名な願泉寺など、由緒ある寺社仏閣も多数ある。
さらに、区域内には巨大な損失を生じ、行政が頭を抱えている湊町のOCAT(複合交通センター)や土地信託事業としてフェスティバルゲートの施設などがある。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
地下鉄御堂筋線の動物園前から次の天王寺駅界隈にかけては、市立動物園、美術館などがある一方で、昔ほど活気のない新世界や多くのホームレスが住みついている地域、それに平成9年にオープンして早くも大きな赤字を発生させているアミューズメントセンターのフェスティバルゲート等が雑居している。
この8階建ての巨大なフェスティバルゲートの隣に、これまた大きな投資をしたと一目で分かる「スパワールド世界の大温泉」」がある。入り口前にはイタリアのどこかで見たようなモニュメントのコピーがどか〜んと設置されていて、入場する前からこの温泉の内部がどうなっているかかを予想させる。入場料は大人(12歳以上)が2,700円(3時間未満2,400円)、小人が1,500円(同1,300円)、関西圏でNo1の料金だ。しかし、この正規の料金で入場する人はわずかであって、各種割引制度やここのホームページで取り出せる割引クーポンを持参してキャッシュバックを受けている人が多かった。私が正規の料金を払って入場したら、係りの人が不思議そうな顔をしていた。
料金を高く設定していること、深夜料金は別途1,000円が加算されること、これらは住所不定の方たちが常宿としてここを利用するのを予防するためか、とかってに想像したりした。
還暦を越え、秘湯好みの者が行く温泉ではないことを当然心得ていたが、関西で一番高い入浴料金、大阪でしか絶対存在し得ない発想・設計の温泉施設、この二つへの好奇心から、たまたま市内への所用のついでに立ち寄った。広大な館内には月一回男女交替の「アジア・スパ・ゾーン」と「ヨーロッパ・スパ・ゾーン」の2つの温泉ゾーンの他に、水着着用のスパゾーン、スポーツジム、食事処、ホテルなどが設けられている。当日の男性用はヨーロッパゾーンだった。
「フランス」ゾーンは、壁に銭湯絵のような拙いパリ風景の絵が描かれた風呂場にシャンソンが流れ、「ギリシャ」には円柱やギリシャ彫刻のコピー、「スペイン」のジャグジー風呂の横に牛と闘牛士の像、「イタリア」はホンモノより妖しげな雰囲気と色彩のカプリ島・「青の洞窟」風呂だった。、ここの温泉はPH7.3、微黄褐色の単純泉、湧出量は496リットル/分とかなりの湯量である。別掲のラスパ大阪(大和川矢田温泉)とともに、大阪でしかお目にかかれない温泉に入浴できた経験に満足して帰宅の途についた。
新世界界隈