所在地:大阪市西区江戸堀
温泉名:御隆(みたか)温泉
住 所 |
大阪市西区江戸堀2−1−1 江戸堀センタービルB1 |
電 話 |
06−6444−2388 |
交通機関 |
阪神高速環状線土佐堀ランプから0.2km
JR環状線福島駅下車徒歩10分
西梅田から地下鉄四つ橋線肥後橋下車徒歩8分
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施 設 |
軽食・休憩サロン、、マッサージコーナー
駐車場は、ビル内又は近隣の民営駐車場利用 |
宿 泊 |
無し |
泉 質 |
ナトリウム・塩化物強食塩泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 |
11時〜23時 (受け付けは22:30まで) |
定休日 |
第2月曜日(祝日の場合は翌日)、12月31日〜1月2日 |
入浴料金 |
大人2,000円(倶楽部のホームページから割引券をプリントして持参すれば500円値引きになる) 尚、メンバーは520円。。 |
入浴施設 |
内湯男女各1、遠赤サウナ(女湯)、ミストサウナ、大サウナ(男湯)、ジャグジー他 |
浴室備品 |
タオル、バスタオル、館内着、シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット |
大阪市立科学館、梅田駅周辺、御堂筋、中之島公園、水上バス観光、大阪城、難波駅周辺 |
お土産・食事 |
館内で軽食可
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近くの温泉 |
徳次郎の湯(ホテル阪神)、なにわ温泉(スーパーホテルCity大阪天然温泉) |
大阪市西区HP
御隆倶楽部HP |
http://www.city.osaka.jp/nishi/
http://www.mitaka-club.co.jp/ |
雑記帳 |
大阪には難波(なにわ)をはじめ、由来が古くは古代から江戸時代に遡る町名が実に多い。
西区に「立売堀」というユニークな地名があるが、これは「いたちぼり」と読む。
大坂冬の陣・夏の陣の時、伊達家がここに壕を堀り陣地としていたが、その跡を掘り進んで川としたことから、はじめは伊達堀(だてぼり・後には、いたちぼり)と呼んでいた。その後沿岸で材木の立売(たちうり)が許されたため字は立売堀と改められたが、これを従来どおり「いたちぼり」と読ませ、現在に至っている。 |
施設名:御隆倶楽部 (入浴:2004.5.24)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
御隆温泉・御隆倶楽部 (大阪府)
御隆温泉は大阪市の西のオフィス街、なにわ筋と土佐堀通りが交差するところに建設された江戸堀センタービルの地下にある。壁面が総ガラス張りの目立つ高層ビルなので見間違えることはない。
アクセスは御堂筋線オフィス街からはやや不便なところだが、淀屋橋駅から徒歩15分前後、四つ橋線肥後橋駅からは10分程度だ。
ビル正面の右手に地下へ通ずる階段があり、それを利用すれば、温泉施設の御隆倶楽部フロントに直接行ける。
ここの温泉施設を経営している「株式会社御隆倶楽部」を調べてみたが、どうやら東京都渋谷区に本社を置く業務用化粧品メーカーの「ドクターサクライコスメディック株式会社」の子会社のようだ。
本体の事業内容を見ると多数のゴルフ場、スポーツクラブ、スパリゾート、健康ランド、エステサロン、美容院なども経営しており、この方面では名の知られた会社かもしれないが、私にははじめて目にした会社だった。
肝心の温泉の方は、地下1,500mから動力で汲み上げる強食塩泉で、大阪では珍しく高温泉の54.5℃、湧出量は462リットルと豊富である。「源泉をそのまま流しています」の表示があったので、湯口から出る温泉を口に含んでみたが、泉質そのままにショッパイ温泉だった。これなら、真冬でも自宅に着くまで体がぽかぽかしているだろう。
一言で言えば割安感のあるスノッブな都会派温泉施設だ。
入浴料金は2,000円(バスタオル・タオル・館内着付き)だが、下記のホームページから割引券をプリントして持参すれば500円安くなる。
オフィス街にあるだけにサラリーマンを顧客層としていると思われ、14歳以下は入浴できない。
同程度の料金である天王寺のゴチャゴチャした[スパワールド世界の大温泉」より格段に落ち着いた雰囲気、ゆったりとした入浴が楽しめ、大人の癒しの場と言える。
施設内のフロント、更衣室、廊下などは、ベージュや茶色のトーンで統一されており、いかにも東京企業らしいシックなセンスが窺える。
30人程度が収容できるヨーロピアン感覚のソファとテーブルが置いてあるサロンでは、雰囲気と正反対、庶民的な軽食・一品料理が低料金で供され、風呂上りに館内着に着替えて冷たいビールをグイッとやれる。
(例:ざるそば600円、鴨なんば1,000円、麦おにぎり300円、豆腐400円、酢の物300円、おでん単品200円、生ビール500円、アイスコーヒー300円)
品格のある浴室内は照明が落とされ、床は黒の天然御影石、正面には全長12mの古代檜を使った大きな浴槽があり、間接照明に浮かび上がって、まるで能舞台のように見える。
横には大きな30人が入れるサウナに加えて、ミストサウナもあり、サウナ派には嬉しい限りだ。
入浴したのは平日の午後4時、館内には10人程度の入浴客がいたが、それぞれサウナに入ったり、マッサージを受けていたり、サロンでビールを飲んでいてたりして、湯船に浸かっていたのは私だけだった。夕方からはメンバーを含めてサラリーマンでかなり混みあうと思われるが、4、5人で連れ持って行き、風呂・サウナ・ビールのコースで、低料金の飲み会をするのに便利な場所だ。
常安橋から見た土佐堀川風景
江戸堀から少し離れるが、大阪の象徴・淀屋橋から見た御堂筋の銀杏並木
西区は大阪市のほぼ中央にあって、区の中央部を木津川が流れ、その東側は鉄鋼・木材・家具・陶器などの問屋が多く、西側は中小鉄工業が発展している。特に伝統ある立売堀(雑記帳参照)の機械工具、南堀江の家具は有名である。
西区で一番全国的に知られた施設は「大阪ドーム」。全天候型の多目的ドームとして、野球をはじめコンサート、展示会、その他各種イベントに利用されている。
左の写真は、浴室への廊下、途中、10人単位の脱衣室が並んでいる。
左下は、高級感のある休憩サロン。
下は化粧室。
まるで能舞台を思わせる古代檜を使用した大きな湯舟。
歯の治療のため、現役時代から利用していた大阪市中央区淀屋橋の歯医者に通った。せっかく大阪に出かけることだし、また、交通費も嵩むことだし、途上の温泉の幾つかに立ち寄った。
2008年7月
Mrリーダーさんからのご連絡によれば、従来の源泉は枯れたようで、単純泉の新源泉、しかも循環になったようです。
→循環へ