所在地東大阪市上石切町
温泉名石切温泉

住 所 東大阪市上石切町1−11−12
電 話 0729−81−5001
交通機関 阪神高速東大阪線水走ランプから約10分
近鉄奈良線石切駅から徒歩10分
施 設(日帰り用) レストラン、喫茶、ロビー、ラウンジ、駐車場(80台)
宿 泊 47室 シングル・朝食付き6,000円(税・サ別)〜
泉 質 単純放射能泉(17・5℃、PH7.2 無色透明、無味、無臭)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 6時30分〜23時30分 (予約不要) 
定休日 無休
入浴料金 大人1,000円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、
浴室備品 バスタオル、シャンプー、ボデイソープ、、ドライヤー(貴重品はフロントに預ける)
観光スポット 石切劔箭神社、生駒山(遊園地)、生駒聖天(寳山寺)
お土産・食事 ホテル内で可、石切商店街
近くの温泉 箕輪の里温泉、つくもの湯(極楽湯・東大阪店)、タートル温泉(河内やまとの湯)
東大阪市HP
ホテルセイリュウ
http://www.city.higashiosaka.osaka.jp/
http://www.hotelseiryu.com/
雑記帳 京都新聞2003.11.11
2003年11月、大阪府東大阪市の「ホテルセイリュウ」を経営する聖和観光(東大阪市)が自己破産を大阪地裁に申請、破産宣告を受けていたことが11日、分かった。ホテルは新会社に引き継がれ、営業を続けている。民間調査会社の帝国データバンクによると、負債総額は約46億円。聖和観光は1967年設立。東大阪市の生駒山ろくにある旅館を買収し、建築家の黒川紀章さんの設計で全面改修し「ホテルセイリュウ」を開業した。
施設名ホテルセイリュウ  (入浴:2004.6.1)
石切温泉 (大阪府)
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東大阪市は、河内平野のほぼ中央部に位置し、西は大阪市と、南は八尾市、北は大東市と接し、東は生駒山系で奈良県と境を接する、人口約513千人で、大阪府にあって大阪市、堺市に次ぐ大都市である。東大阪市を語るとき、次の二つのキーワードを挙げれば良い。
●中小企業の町
市の工場数が約8,900ヵ所、可住面積1ku当たりでみた工場数が170ヵ所となり、全国一の工場密度になっている。この地域には、競争力がない零細企業も多いが、同時に世界有数の技術を持つ中小企業が集まり、最近では東大阪の職人集団による人工衛星の開発計画が具体化し、国の予算も付けられた。
●ラグビーの町
昭和4年、日本最小のラグビー専用グラウンドが開場した。市内にある花園ラグビーである。全国高等学校ラグビーフットボール大会、全国社会人ラグビーフットボール大会をはじめ数多くの国際試合など、ラガーメンの檜舞台にふさわしい3万人収容のスタジアムだ。所有している近鉄がリストラのためにこれの閉鎖が伝えられ、地元だけでなく全国的に大きな衝撃が走った。

住宅・工場が密集し、緑が極端に少ない町だ。しかし、、ここは世界的に通用する秘術が集積された中小企業の町だ。
難波駅が始発のドル箱路線、近鉄奈良線に乗車すると、10分ほどで東大阪市に入る。やがて電車は大阪と奈良を分ける標高632mの生駒山にぶつかり大きく左に回って、山の中腹へ高度を上げていく。神戸・六甲に勝るとも劣らない東大阪市から大阪市の夜景が眼前に広がる。転勤して奈良県側の学園前に住んだ私には、25年間、慣れ親しんできた風景である。
大坂側、生駒トンネルをくぐる直前の駅が「石切」だ。この駅から西南に約2kmの所に、地元の人々には”石切さん”と呼ばれれる
石切劔箭神社がある。石切劔箭とは石を切る鋭い剣や矢を意味し、腫れ物を治す神様として全国的にその名を知られている古い社だ。石切駅から神社に向う途中、なんともレトロな門前街を通過する。
温泉は神社と反対側の生駒山麓に湧き、現在はホテルセイリュウで利用されている。湯量は少ないが自噴し、泉温は17.5度、泉質は単純放射能泉である。
当日、「石切さん」に向ったが、雨が激しくなり、直接、石切温泉に向った。
石切周辺は、なぜか、「占ない屋」さんがやたらと多い。
近鉄難波駅からわずか20分、都市型(アーバン)リゾートとして宣伝しているホテルセイリュウは、生駒山麓に9階建て、堂々とした佇まいを見せている(このホテルの近況は、下記「雑記帳」に記載)。正面玄関から洒落た喫茶や土産物を扱うコーナーを通り抜け、豪華な3レーンのエレベーターで赤絨毯が敷かれたフロント・ロビーに上がる。
フロントで1,000円を支払い、貴重品を預け、同じ階の奥の温泉棟に向う。脱衣室にはバスタオルが置いてあるが、ハンドタオルは見かけなかった。たまたま無かったのか、あるいは持ち帰りに業を煮やして廃止したのだろうか。偶然、自前のタオルを持ってきていたのでよかったが、納得いかなかった。大浴場は、かなり広く、シンプルで機能的な設計だ。露天風呂は後で付け足したのだろう。せっかく海抜200m近い高度があるにもかかわらず、視界は遮られている。昼間は緑が少ない東大阪の町は見えなくてかまわないが、売物の100万ドルの夜景は露天風呂からいったん出て、立って下界を見渡さなければならないのが残念だ。
ホテル外観
3レーンエレベーター
広いロビー
温泉棟手前の休憩ロビー
3.4人用の露天風呂
石版が敷き詰められた大浴場