住 所 大津市苗鹿2−30−7
電 話 077−579−1111
交通機関 名神京都東ICから161号線バイパス経由で20分
JR湖西線雄琴駅からタクシーで約10分
施 設(日帰り利用) 湯上り処(8階)、ラウンジ(立ち寄り客が利用出来るか未確認)、ロビー、駐車場(約50台)
宿 泊 75室 和室BT57、露天風呂付BT3、和洋室(BT14)、特別室(BT)1
ガイドブックによれば、宿泊料金は平日15,000円から、とあるが詳しくは下記HPで確認ください。
泉 質 アルカリ性単純温泉 泉温30.1度 PH9.22 無色透明 源泉は大津市第5号線 250リットル/分
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11〜15時(予約不要)
定休日 無休
入浴料金 大人1,500円 
入浴施設 内風呂男女各2 、露天風呂男女各2、貸切露天風呂2
浴室備品 バスタオル、タオル、シャンプー、リンス、ボデイソープ、ドライヤー
観光スポット 比叡山、延暦寺、日吉大社、浮御堂西教寺、滋賀院門跡、三井寺、石山寺、三千院、大津プリンスホテル
お土産・食事 旅館内で土産購入可。食事は「食事付き入浴(5,000円〜要予約)」なら可。
その他、大津市内から国道161号線に多数、大津プリンスホテル、鶴喜そば(雑記帳参照)
近くの温泉 くらま温泉、石山温泉、白滝温泉、北白川天然ラジウム温泉、天然ラジウム不動温泉
大津市HP
湯元館HP
大津市観光協会HP
http://www.city.otsu.shiga.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AM040000
http://www.yumotokan.co.jp/
http://www.otsu.or.jp/
雑記帳 鶴喜そば
日吉大社の山道近くにある老舗の蕎麦屋。
約250年前から続いてきて日吉大社にそばを納めてきた。国道161号線に支店があるが、アンティックな本店で食したい。駐車場は店のすぐそばの参道沿いにある(約20台)
第3金曜休み
雄琴温泉・湯元館 滋賀県)
所在地 : 大津市
温泉地 : 雄琴(おごと)温泉
施設名 : 湯元館 (入浴日:2003.12.2)
昭和4年創業の老舗旅館。以後、増築、隣地買収・増築を繰り返し、現在、客室数75、収容400名の大旅館となった。
正面から見る本館はそれほどでないが、右手を見ると高層の別館が聳え立ち大旅館であることが納得できる。ロビーに入ると和と洋が見事に調和した華やかな空間が広がる。一昔前の観光旅館に見る、前日の宿泊客が去り当日の宿泊客が来るまでの裏寂れた様子はまったくなく、雰囲気を壊す手書きや代用品による館内・施設案内も皆無、いたるところに流派に則った生花も置かれ、伝統旅館の格式を感じさせた。旅館にしては珍しく、環境基準「ISO14001」も取得して、例えば紙コップなどを利用しない配慮もしている。館内には2ヵ所の温泉入浴施設があるが、立ち寄り湯の客は、最近新設・増築された8階の露天風呂付き展望大浴場に案内される。脱衣場・化粧台も備品・清掃が行き届き申し分ない。私が当日入浴したのは「山望の湯」だが、パンフレットで見る限り琵琶湖を望む「湖望の湯」の方が景色がはるかに良い。内湯は木材をふんだんに使って和風の趣、湯は無色透明、PHが高いだけに(9.22)肌を包み込むようなしっとりとした感触だった。低料金、気軽に入浴できる日帰り温泉施設もいいが、たまには、ここのように格式ある旅館の風呂で、混むことが少なく、子供もいなく、静かに、ゆったり・のんびりと温泉に浸かることも捨てがたい。料金は1,500円だが、バスタオル・フェイスタオル無料利用、浴室内には、シャンプー、リンス(普通はリンスインシャンプー)、ボディソープが置かれている。平日だったせいもあるが、当日の入浴客は私のみだった。
大津市は県の南西部、琵琶湖南西岸と比叡山の山並みに臨み、古代には大津京が置かれた自然と歴史の町である。中世から安土桃山・江戸時代にかけては、琵琶湖とともに幾多の歴史を刻んできた。元亀2年、信長は延暦寺を焼き討ち、湖岸に坂本城を築き近江・畿内平定の基地とした。三日天下の明智光秀があえなく果てたのは近くの坂本、天下統一した秀吉は、陸運・水運の要衝のこの地に大津城を築いた。
近代になって、かってはレーヨン製造により工業都市として発展したが、現在の市の人口は29万人弱、京阪のベッドタウンとして人口は増加傾向にある。
戦災を免れた都市であるため、歴史的建造物が多く残され、市街地も昔ながらの面影を残すところが多い。
なぎさ公園・大津プリンスホテル
私の琵琶湖及びその周辺を中心にした観光ガイドブックに「雄琴温泉」が出てこない。観光スポット・グルメを中心にしたものなのでやむをえないが、宿泊施設が11軒もある滋賀県唯一の大きな温泉地なのに記載がないのが寂しい。あまりにも歓楽地のイメージが浸透しすぎたためだろうか。
背に比叡山、前に琵琶湖という景勝の地、かつ周辺の「延暦寺」「石山寺」「三井寺」といった古寺みならず、京都・琵琶湖大橋を渡った湖東を含めて名所・旧跡が多数あるだけに、観光立地条件は充分。旅館組合のホームページも充実してきておりその機運が見られるが、温泉地としてのさらなる発展を祈りたい。
従来、この温泉地には立ち寄り湯を受け入れている旅館は1軒であったが(昼食つき5,000円〜10,000円の日帰り入浴はあった)、現在は老舗旅館の「湯元館」をはじめ、4軒で立ち寄り入浴が可能になった。温泉ファンとしてここが身近に感ぜられるようになり、日帰り施設では味わえない一流旅館の温泉(情緒)に浸れて大変うれしい。
ロビーに大きな「大津絵」が置かれている(左の写真)。
大津絵は江戸時代初期から描かれて、最初は仏画、後に「藤娘」「女虚無僧」「槍持ち奴」といった世俗的な題材、18世紀末には、教訓的な道歌を伴った絵も現われてきた。当旅館には、この大津絵と信楽焼のギャラリーが設置されている。
(お断り:もし、大津絵でなかったらごめんなさい)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
外観
店内
ざる 810円