所在地:愛知郡愛東町


愛東町は鈴鹿山脈の西側山麓が果てる所に位置する小さな町である。国道307号線を北上して道の駅が見えてくるとこの町に入ったと分かる。町の女性職員がバレンタインデーに、全国の「愛」の名前がつく町に「お友達になりませんか」とチョコレートを贈ったのをきっかけに、愛別町(北海道)、愛川町(神奈川県)、愛野町(長崎県)との交流が始まった。微笑ましいエピソードだ。「愛」の名前がついているせいか、町のシンボルの道の駅の建物は可愛らしく花と果物をコンセプトにしているし、名前も「あいとうマーガレットステーション」でキュートである。そういえばこの町の花である「マーガレット」の花言葉は「真実の愛」「秘めたる愛」だ。
温泉名:近江温泉

住 所 滋賀県愛知郡愛東町百済寺戊968
電 話 0749−46−1201
交通機関 名神高速栗八日市ICから国道307号線で約8km
JR琵琶湖線能登川駅から市が原行バス30分、読合堂停下車徒歩7分
施 設(日帰り) レストラン、軽食、休憩ロビー、駐車場約50台
宿 泊 30室  一泊二食付き 8.800円〜
泉 質 アルカリ性単純温泉 泉温32度
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10〜22時
定休日 不定休
入浴料金 大人700円 子供(小学生)500円、幼児150円 
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー
観光スポット 道の駅・愛東マーガレットステーション、湖東三山(西明寺、金剛輪寺、百済寺)、
永源寺、近江八幡、長命寺
彦根城、長浜
お土産・食事 国道307号線沿いの道の駅(あいとうマーガレットステーション)のレストランで食事と地元の野菜・ドライフラワー・ジャム・クッキー等
少し足をのばして近江八幡へ行けば、
毛利志満(もりしま)で近江牛のしゃぶしゃぶ・石焼(東川町 0748−37−4325)
紙平老舗の「でっち羊羹」(本町 0748−33−2559)
近くの温泉 十二坊温泉、須賀谷温泉
湖東町HP
道の駅HP
湖東ホテルHP
http://www.town.aito.shiga.jp/
http://www.aito-ms.or.jp/
http://www11.ocn.ne.jp/~ohmi-spa/onsenindx.html
雑記帳
湖東(琵琶湖の右岸)には数多くの観光地がある。
我が家から京奈和道路(有料)、京滋バイパス(有料)それに名神高速を使えば1時間もかからずに八日市ICに到着してしまうが、私はもっぱら国道307号線を利用する。これに乗れば、信楽経由で北上し八日市を越えて彦根まで一本道だ。帰途は湖周道路に乗って、琵琶湖の素晴らしい景色を堪能しながら快適なドライブを楽しめる。

最初の休憩は、道の駅・あいとうマーガレットステーションだ。花と果物と野菜をコンセプトにしたしゃれた道の駅で、ここの果物のアイスクリーム(ジェラート)は特に美味しい。
永源寺は臨済宗の古刹で特に秋の紅葉が素晴らしく、京都の永観堂とともに全国的な紅葉の名所として紹介される。
湖東三山は北から西明寺・金剛輪寺・百済寺(ひゃくさいじ)と並び、いずれも美しい庭園と国宝を持つ名刹であり、これらも紅葉の名所である。
近江八幡は城下町として発展、石畳の八丁堀に沿って古い町並みが続き、散策に最適な場所だ。
長命寺は西国31番札所、麓から808段の階段を上ってようやく重文の本堂、三重の塔の前に着く。私も西国33ヵ所札所を6年がかりで全部周ったが、ここがもっとも登るに苦しい札所だ。
彦根城は徳川幕府重鎮の井伊家33万石の居城、幕末の井伊直弼も17歳から32歳まで過ごした。姫路城、熊本城、松本城等と並ぶ国内屈指の名城であり国宝である。城を見上げる玄宮園は琵琶湖の水を引く池を中心にまことに美しい庭園である。また、彦根城の外堀にかかる京橋から延びる「夢京橋キャッスルロード」は白壁と格子戸の町屋が数百メートル並び食事とショッピングが楽しめる。
秀吉の城下町・長浜は、全国の町興しの成功例として全国の自治体が見学に訪れる。町全体が楽しいミュージアムに変貌、町一番の人気が黒壁スクエアー、古くからあった黒漆喰塗りの建物(1号館から21号館)をメインにして、レトロな町並みを再現、食事やショッピングを楽しめる。

施設名:近江温泉湖東ホテル (最終入浴:2003.1.24)
近江温泉湖東ホテル (滋賀県)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
名神高速、八日市ICを過ぎて間もなく左手に白くて大きい「近江温泉病院」の建物が見えてくる。ホテルは同一敷地内にあり、その入り口の向かって左側に年季の入った平屋の温泉棟がある。2回目の入浴は寒波が関西地方まで襲った1月、冬の温泉巡りのために購入したスタッドレスタイヤに履き替えて向かった。途中、デジカメ撮影をしていなかった甲賀の宮乃温泉(別掲)に立ち寄り、帰りは伊賀に向かって、やはり撮影していなかった大山田温泉(別掲)で撮影、入浴した。途中、「蝙蝠峠」という恐ろしい名前の峠がある隘路、しかも雪道の県道を通ったときは、さすがに緊張した。
全面ガラス窓の大浴場はカーブを描きながら縦に長くてかなり大きい。、20〜30人は一度に入浴できる。湯は透明、アルカリ性とあるがヌメリ感はわずかで、PH8.5以下の弱アルカリ性に思われた。温泉ガイドブックによれば「掛け流し」と記載されている。そうであれば関西で数少ない貴重な温泉だ。尚、露天風呂はない。
滋賀県は温泉が少ない県である。笹々谷温泉の北に温泉通好みの「須賀谷温泉」、甲賀の「宮乃温泉」「塩野温泉」、湖西の人気日帰り温泉「くつき温泉てんくう」、大津周辺の「石山・南郷温泉・びわ湖温泉(旅亭紅葉)など、温泉マニアさえ滋賀県の温泉を一つでもリストアップできる人は少ない。唯一つ、旅館・ホテル11軒を有する雄琴温泉があるものの、全国的には「温泉」が外れて「風俗の雄琴」と広く認知されているのは残念だ。
笹々谷温泉は昭和44年、地下750メートルの所で泉脈に到達した。湯量は不明だが,泉温32度、泉質はアルカリ性単純温泉
である。
道の駅「あいとうマーガレットステーション」