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所在地 : 松本市入山辺扉
温泉名 : 扉温泉
施設名 : 桧の湯 (入浴日: 2006.5.9) 
住 所 長野県松本市入山辺扉8967−4ー28
電 話 0263−31−2025
交通機関 長野自動車道松本ICから国道158・143号線、県道67号線経由で約15km
JR篠ノ井線松本駅からタクシーで30分
施 設 食事処(隣接)、休憩所(有料)、温泉スタンド、休憩用バンガロー(有料)、駐車場(50台) 
宿 泊 不可
泉 質 アルカリ性単準温泉(源泉温度40.5度 pH9.3)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時〜19時(夏季は20時迄)) 
定休日 無休
入浴料金 大人300円 (休憩料込み600円)
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1
浴室備品 シャンプー・ボデイソープ類は有料、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 松本、美ヶ原、安曇野、白樺湖、蓼科高原、白馬、車山高原、霧が峰高原、諏訪湖
お土産・食事 食事は隣接する「かけす食堂」で。
近くの温泉 美ヶ原温泉、浅間温泉、高ボッチ温泉、崖の湯温泉、白樺湖池の平温泉、蓼科中央高原温泉郷、奥蓼科温泉郷
松本市HP
観光ガイドHP
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/
http://www.mcci.or.jp/kankou/
雑記帳 これだけどん詰まりの地に日帰り温泉施設があるのは珍しい。しかも内湯・露天風呂とも掛け流し。わざわざここに入浴するために遠回りしてきた甲斐があった。
蓼科→白樺湖→ビーナスライン→、4回目の通過で初めて富士山を遠望。(見えますか?)
2005年4月1日、上高地・乗鞍の他、白骨温泉等が所在する安曇村は、他の3村とともに松本市に実質吸収された。

その合併により、松本市は日本を代表する山岳観光地(上高地・乗鞍岳・乗鞍高原)と白骨温泉・乗鞍高原温泉、中の湯温泉・坂巻温泉などの温泉地を一挙に手に入れることになった。

さらに東には、日本一のアルプス眺望と高原植物が咲き乱れる美ヶ原、浅間温泉・美ヶ原温泉の他、小さいながらも人気の扉温泉や素朴な崖の湯温泉等と合わせて、日本有数の山岳・高原・温泉都市となった。

この日、前日宿泊した奥蓼科の渋温泉を発って、蓼科湖・白樺湖を経由してビーナスラインに乗り、美ヶ原の手前の扉峠で左折、たった旅館2軒の秘湯ながら予約が難しいという扉温泉に向かった。
普通は松本ICから16kmほどで扉温泉に着くが、この日は逆方向からやってきた。
扉峠でビーナスラインと分かれて県道67号線を約10kmほど走り、扉温泉への道標に従って左折する。

そこからは道が急に狭くなって、まさに秘境に分け入った雰囲気になる。カーブでないとすれ違えず、注意して運転しないといけないが、対向車はほとんどない。

しばらく走ると「扉温泉」の大きな看板が出て来て「明神館・ゆもと群鷹館・ひのきの湯・かけす食堂」への道が矢印で表示されている。施設はそれしかないのだ。


矢印に従って進むとすぐ、扉温泉の入口に日帰り施設「桧(ひのき)の湯」があった。。

扉温泉への隘路
すれ違いが難しい崖道をしばらく緊張して走って10分余り。大きな看板が出迎えてくれた。ようやく峠温泉に到着したのだ。
こんな場所に、とびっくりする高額料金の明神館2名1室26,250円(一番安いシーズン)で、外観からもそれが窺える。人気の旅館なので早めの予約が必要らしい。
ゆもと群鷹館は、少し前のガイドブックでは、料金が10,000円位から設定されていたが、最近改装を行い部屋数を減らしてグレードアップした。ちょうど桜が満開だった。
「扉」、変わった名前だ。神話の時代、天の岩戸を開いた神が戸(扉)を戸隠神社に運ぶ途中、ここで休んだ。以来、ここの峠は、扉峠と呼ばれるようになったという。
扉峠のふもと、薄川(すすきがわ)の渓谷にひっそりと湧く温泉である。
ビーナスラインの扉峠から県道67号線に乗って扉温泉に到着するまで、人家はほんの僅かだった。そんな過疎地域なのに、わざわざ、より山奥にある扉温泉の日帰り施設まで、誰が来るのだろうかと訝った。
桧の湯は、以前あった所から移転して、現在の地に再建されたので、建物の内外とも新しかった。
横には、素朴な食事処があって、昼食を取ることが可能だ。
風呂は小さめの石造り(もう一方はタイル張り)で、外に出ると露天風呂があった。
すぐ近くに山々が迫り、眼下には深い渓谷が刻まれていた。
立て直された桧の湯
源泉温度40.5℃、pH9.3のアルカリ性単純温泉が掛け流し。肌触りはやわらかだった。
開放感タップリの露天風呂。こんな奥まった所にある日帰り施設としては、大変贅沢だ。
扉温泉・桧の湯 (長野県)