施設名 : 小倉乃湯 (入浴日:2007.11.12)
所在地 : 小県郡青木村
温泉名 : 沓掛(くつかけ)温泉 
沓掛温泉 小倉乃湯 (長野県)
   
同じ青木村にある田沢温泉
住 所 長野県小県郡青木村沓掛419−1
電 話 0268−49−0111(青木村観光協会)
交通機関 JR長野新幹線上田駅から千曲青木行きバスで30分、終点下車、村営バス沓掛行きに乗換えでて10分、終点下車徒歩3分。
上信越自動車道上田菅平ICから約21km
施 設(日帰り) 休憩所 駐車場(20台)
宿 泊 不可
泉 質 単純硫黄泉 
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9時〜21時
定休日 毎週火曜日
入浴料金 大人 150円
入浴施設 内湯:男女各1
浴室備品 シャンプー・ボディソープ類は無し、ロッカー有り
観光スポット 大法寺(三重塔が国宝)修那羅の石仏、アイリスの里、上田城、安楽寺八角三重塔(国宝)、無言館
お土産・食事 (小さな)温泉街で土産物や食事処を見かけた記憶が無い。
近くの温泉 田沢温泉別所温泉鹿教湯温泉戸倉上山田温泉
青木村HP http://www.vill.aoki.nagano.jp/
雑記帳 近くの田沢温泉とともに静かな山里の小さな温泉地。肩の力が抜けてほっとする温泉地だ。宿泊料金が安く、素晴らしい共同浴場があることでも共通する。
次の機会があれば沓掛温泉に泊まってみたい。
データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
青木村は長野県の東部、上田市から西へ12km、青木三山と呼ばれる1,200m前後の山に囲まれて、村内には千曲川に流れ込む支流が数多くある。

村のホームページでは、「いで湯と文化の里」と謳っている。
村域には素朴で小さいが、珠玉と言っていい「「田沢温泉」と「沓掛温泉」の2つの出湯が山里にひっそりと湯煙を上げている。

文化面では、「見返りの塔」の名で知られる国宝
大法寺三重塔」や修那羅(しょなら)峠の860体の石仏群が観光スポットして名高い。

また古くから「夕立と騒動は青木から」と言われているように、青木村では江戸時代から明治にかけて5回もの農民一揆が起こっており、一地域としては日本で最も一揆が多発した村でもある。

青木三山の一つで雨乞いの山として知られた夫神岳(1250m)の山腹、のどかな山里に旅館がたった3軒だけの小さな温泉、それが沓掛温泉だ。

裏山の山容が京都の小倉山に似ていることから「小倉乃湯」とも呼ばれてきた。
かってはもっと宿の多い時代もあったが、火災などによって現在の規模となった。
しかし往年の湯治場の雰囲気は、共同浴場を中心に今も残っている。

同じ青木村の田沢温泉とほぼ同じ規模で、掛け流しの共同浴場を持つという共通点もある。


この2つを合わせて国民保養地温泉地に指定されているが、まさに「保養」に相応しい温泉と自然を兼ね備えた温泉地と言える。

何れ宿泊したい日本秘湯を守る会の宿「おもとや旅館」
白壁2階建ての浴舎は、唐破風の小屋根や「うだつ」がとって付けた様組み込まれた珍妙な建物だ。
横には足湯と温泉が流される洗い場が併設されていて、温泉情緒を高めている。
入浴料は僅かに150円、外来者がこの料金で入浴出来るのはなんだか申し訳ない。
2階には休憩所も設けられている。

風呂はシンプルなタイル張り、2つに仕切られた浴槽は、手前の大きい方が温くて湯の華が舞う源泉風呂、奥の方が加温されて適温になっている。

他の方のサイトには、2種類の源泉(硫黄泉と単純硫黄泉)がそれぞれの浴槽に張られている、という記事を見かけたが、地元で得たパンフレットでは単純硫黄泉一種類の表示となっている。

定休日は毎週火曜日で、営業時間は午前9時〜午後9時。
有料の温泉洗い場、渋抜きのためだろうか、柿が浸けてあった。右側に足湯がある。
加熱していない源泉風呂、心持白濁、ほのかに硫黄臭がするやわらかな泉質だ。温泉が静かに浴槽から流れ出ていた。
田沢温泉に宿泊の際、同じ青木村にあり、のどかな山里にひっそり湯煙を上げる沓掛温泉の共同浴場・小倉乃湯に立ち寄った。やわらかな単純硫黄泉が掛け流しで注がれていた。