温泉名 :鹿教湯(かけゆ)温泉 
施設名 : 斉藤ホテル (入浴日:2005.9.24)
所在地 : 上田市 (旧)小県郡丸子町 
住 所 長野県上田市鹿教湯温泉1387
(旧)長野県小県郡丸子町鹿教湯温泉
電 話 0268−44−2211
交通機関 長野自動車道松本ICから国道254号線を上田方面へ30km
JR長野新幹線上田駅から千曲バス鹿教湯温泉行きで45分、鹿教湯温泉下車すぐ

施設(日帰り用) ラウンジ、売店、駐車場120台 昼食・喫茶は直営の「湯端」で可(湯端通り・五台橋手前)」 
宿 泊 53室 @14,700円〜 (変更が多いので下記HP参照)
泉 質 単純泉 (5つの源泉の混合、源泉温度47.1℃ pH8.1℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 外来入浴は不可  宿泊者24時間利用可
定休日 年中無休
入浴料金(外来) 外来入浴不可
入浴施設 宿泊者のみ 内湯・露天風呂 男女各1 室内温泉プールと機能風呂各種
浴室備品 宿泊者のみ バスタオル・タオル・ドライヤー、剃刀、櫛など
観光スポット (30分〜1時間30分)善光寺、小布施、戸隠、軽井沢美ヶ原、塩田平、海宿、上田城址、懐古園、松本城、上高地、安曇野、白樺湖
お土産・食事 温泉街で。。
近くの温泉 霊泉寺・大塩・浅間・別所・美ヶ原・扉・崖の湯など多数
上田市HP
旅館組合HP
斉藤ホテル
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/index.html
http://www.kakeyu.or.jp/index2.html
http://www.saito-hotel.co.jp/
雑記帳 ここに宿泊後、隠居の気ままさ、、急遽、翌日白馬八方温泉で宿泊した。これにて年内の信州の温泉めぐりは終わり。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
鹿教湯温泉・斉藤ホテル (長野県)
東京から奈良に帰る前日、旅館に予約を入れた。しかし、サンデー毎日の隠居故、宿泊日が3連休の中日とは気がつかなくてどこも満員。
ようやく部屋が取れたのは6軒目の鹿教湯温泉斉藤ホテルだった。
(旧丸子町の記述)
朝、ゆっくりと実家を発って、甲府近くでブドウを買い込み、八ヶ岳の南側から東側を巻くようにして、日本一高所を走る小海線に沿って国道141号線を北上、途中、人気高原リゾート・清里と温泉1ヶ所に立ち寄ってから丸子町に入った。
(温泉紀行参照)

丸子町は、長野県の東部の海抜530メートルに位置し、町の中央を依田川の清流が東西に流れて千曲川に注いでいる。
町の西の端は美ヶ原高原に連なり、その麓には丸子温泉郷の3温泉がある。東には浅間山の噴煙を南には蓼科山を望む。

昔から信州の要衝の地だった丸子は、近年、2つのトンネルが開通し、上田・小諸などの東信と松本・諏訪間を結ぶ最短路線の中継地点となっている。
宿泊した斉藤ホテルからの温泉街風景
北海道の次に温泉地(宿泊施設のある温泉)が多い長野県。
ここ半年でだいぶ長野県の入浴温泉数を増やしたが、何せ1泊してもせいぜい3ヶ所程度しか入浴できないので、まだまだ行きたい温泉が数多く残っている。その内の一つが鹿教湯(かけゆ)温泉だった。

丸子町では、町域にある3つの温泉、鹿教湯温泉、大塩温泉、霊泉寺温泉をまとめて丸子温泉郷と称している。
鹿に化身した文殊菩薩が湧出場所を教えたと言う伝承がある鹿教湯温泉は、現在でも健康作りの温泉地として、環境省の「国民保養温泉地」に指定され、その後、人にやさしい地域の宿づくり賞として、厚生大臣賞を受賞した。

ここを訪れたら、温泉情緒を味わいつつ、ムササビやモモンガが生息している自然林や渓流が生み出すオゾンタップリの散策路をゆっくり歩かれることをお奨めする。
湯端通りを抜け、横に温泉発祥の旧源泉跡がある共同浴場「文殊の湯」を通り過ぎて、鹿教湯温泉のシンボル「五台橋」を渡って文殊堂に至る散歩道だ。途中「中気坂」と呼ばれ、歩行訓練によるリハビリに向いた勾配の坂道もある。


温泉街には、大小23軒の旅館、ホテル2軒その外に民宿や公共の宿がある。全般的に低料金で宿泊でき、源泉100%掛け流しの温泉宿も17軒(下記旅館組合HP参照)あるので、これにこだわる方には大変嬉しい。
外湯は2軒あり、一つは文殊の湯(大人300円)、もう1軒は地元の人が主として利用する公衆浴場だ(大人100円)。何れも掛け流しだ。
鹿教湯温泉のシンボル・五台橋、屋根付が珍しい。
文殊の湯、五台橋が目の前の渓流沿いに建つ。
情緒ある湯端通り。
五台橋まで徒歩3分、温泉街の絶好なロケーションに建つ地上12階(地下1階)の高さには思わず見上げてしまう。
斉藤ホテルの創業は元禄13年開業というから、400年以上の歴史を有する老舗だ。その老舗の面影がまったく窺がえない近代的な高層ホテルは、平成5年(1993年)に建設された。

ガイドブックに拠れば、「長期滞在型リゾートマンション&コンドミニアム(共同所有のマンション)ホテル」と紹介されている。
館内、1階のロビー・ラウンジは、レストランに場所を取られて、部屋数の割にはそれほど広くない。温泉旅館・ホテルにお馴染みの模様の入った赤絨毯ではなく、シンプルで機能的なスペースになっている。このホテルの当社のスタートが、コンドミニアムを中心だったのだろうか。今でも1年間を51週に分け、利用権を購入するシステムや長期滞在をPRしている。

よけいなサービスは極力排除しているように見受けられ、ホテルにチェックイン後は、スタッフとの接触は、1階のレストランでバイキング方式の夕食・朝食を取る時、席に案内してもらうぐらいだった。
一度館内に入ったら100%プライベイトタイム、これに慣れると旅館の行き届いたサービスが煩わしくなってくるから不思議だ。

割り当てられた8階の部屋は8畳の和室に6畳ほどの板の間にソファが置いてある。
長期滞在・コンドミニアムとして利用するときのためだろう、室内にIHヒーター冷蔵庫が装備されたキチネットが付いている。もちろんBT付だ。
高層なのではなはだ見晴らしがいい。眼下に温泉街、前方にが緑豊かな山が三方に迫っていた。

夕食は1階の大きなレストランでの和・中・洋バイキングだ。
コンドミニアム利用者や長期滞在者がいることもあって、料理は毎日変わる。料理の品数は十分だ。こういったバイキングの嬉しい点は、食後のデザート・果物・コーヒーが味わえること。
この日もカロリーのことを考えながら料理を選び、果物をタップリ頂き、食後のコーヒーを楽しんだ。
但し、レストランには5時30分から6時までに入ることになっていて、これは少しばかり早すぎる。もう少し時間帯を広げてもらいたい。
また、朝食は7時30分と8時30分の2つの時間帯から選べる。朝食は和食が中心で、毎朝パン食の身には、もう少し洋食メニューを充実させて欲しい。

内湯は、石とタイルの組み合わせ、10〜15人くらいが一度に入れる大きさ。
露天風呂は内湯と繋がっていて、緑豊かな裏山が迫る手入れされた庭園の前にあり、床も浴槽もすべて石板造りで、10人くらいが一度に入浴できる大きさ。
泉質は無色透明な単純泉、僅かに弱い硫化水素の臭いとあったが、鼻が悪い私には分からなかった。
湯は5つの源泉の混合泉だが、残念ながら掛け流しではないようだ。旅館組合のサイトで表示されている17の源泉掛け流しの旅館には含まれていなかった。
尚、別に水着着用の温泉プールと機能風呂が別にある。
庭園を鑑賞しながら入浴する内湯
山の斜面が迫る庭園露天風呂
見上げる高さ
ロビー
夕食はバイキング
朝食
宿泊料:@17,720円(二食・税サ込み)