所在地 : 秩父市 (旧)秩父郡荒川村

温泉名 : 柴原温泉

住 所 埼玉県秩父市荒川贄川2048
(旧)埼玉県秩父郡荒川村柴原2048
電 話 0494−54−0250
交通機関 関越自動車道「花園I.C」より国道140号で寄居・長瀞を経由し秩父方面へ秩父市上野町交差点を通過後約30分。荒川村役場を通過〜荒川橋を渡り国道右側の鳥居を目印に右折。(約45km)
山梨・甲府方面より国道140号線、雁坂トンネルを抜け、ループ橋を渡り、宮平交差点を秩父方面へ。約20分で国道左側の鳥居を目印に左折。
西部池袋駅から西武秩父線・秩父鉄道の武州日野駅から送迎車(徒歩50分)
施 設 ロビー、売店、駐車場
宿泊 12室、平日10,000円〜20,000円(休前日12,000円〜20,000円)
泉 質 単純硫黄泉 (湯量1.6リットル/分 泉温11.4度 Ph8.1) 尚、これは公的機関の分析ではない
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(外来) 11時30分〜14時  
定休日 不定休
入浴料金 大人700円 (内湯・半露天風呂の何れか一方を選択して入浴)
昼食付き入浴有り
入浴施設 内湯男女各1、半露天風呂男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ
観光スポット 長瀞、三峰山(ロープウエー有り)、中津峡、周辺の桜・紅葉
お土産・食事 村域に蕎麦処多数。地元特産品は「道の駅荒川村」がお薦め。
詳しくは下記HP参照。
近くの温泉 日野温泉、白久温泉、和銅温泉、新木温泉、武甲温泉、千鹿谷鉱泉、鳩の湯、大滝寺温泉、長瀞温泉
秩父市HP
観光協会HP
柳屋HP
秩父総合ガイドHP
http://www.city.chichibu.lg.jp/
http://www.okuchichibu-ak.com/
http://www.yanagiya-ryokan.co.jp/
http://www.chichibu.co.jp/
雑記帳 秩父の三十四ヶ所霊場巡りの始まりは文暦元年(1234年)、江戸時代には西国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所、秩父三十四ヶ所の札所をめぐる百観音巡礼がさかんになった。
秩父霊場は、現在の秩父市を中心に盆地にすっぽり納まっていて、札所を一巡しても約百キロメートルの行程となり、比較的短時間で回る事ができる。
施設名 : 柳屋  (入浴:2004.9.14)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
柴原温泉 柳屋 (埼玉県)
私は、沖縄県を含む「全都道府県の温泉に入浴」することと「全国300ヵ所の温泉に入浴」を目標としている。
実家のある東京都の隣、埼玉県は千葉県と並ぶ温泉不毛地帯であること、隣県にもかかわらず、都内を抜けることと便利な高速道路が近くを通っていないこと等の理由により、同県での温泉入浴は後回しにしていた。
この日、意を決して、かねてから調査済みだった秩父七湯のいずれかに入浴することとして、9時すぎに目黒区の実家を出発した。環状7号線経由で関越自動車道に乗り、花園ICで下りて国道140号線に乗りかえ、秩父の温泉3ヶ所(武甲温泉/日帰り施設、柴原温泉/旅館、大滝温泉/日帰り施設)で入浴。その後、山梨県に入って中央自動車道を利用し、午後7時前に実家に帰着した。全行程も300km近くなり、当初、考えていた以上に、「埼玉県は近くて遠い県」をだった。
(旧)荒川村は都心から80km、埼玉県の南西部にあり、東京都の奥多摩町と接している。

町域の北部に国道140号線と秩父鉄道が走っている。また、秩父七湯の柴原・白久(鹿の湯)鳩の湯などがあるため、狭い村域にもかかわらず、20ヶ所ほどの旅館や民宿が営業している。
また、同村は、120軒を越す蕎麦生産農家があり、村全体が蕎麦処となっていて、宿泊施設でもこれを売物にしている所が多い。
荒川村付近
江戸時代から秩父七湯(新木の湯・大指の湯・鳩の湯・柴原の湯・鹿の湯・千鹿谷の湯・梁場の湯)があって、秩父34ヵ所霊場巡りの巡礼者なども利用していた。現在は閉鎖された温泉もあって、七湯すべてが現存しているわけではないが、山懐深い谷間に風情ある小さな旅館が点在している。
柴原温泉は、国道140号線沿いの「道の駅荒川村」を過ぎて間もなく右折、狭い県道43号線を2kmほど進んだ山深い里にある。「かやの家」菅沼館」「柳屋」などのの旅館があるが、ガイドブックに「日帰り入浴可・予約不要」と記載あった柳屋に立ち寄った。
埼玉県というと、大宮・浦和・与野といった東京のベッドタウン・衛星都市としてのイメージがつきまとうが、どうしてどうして、関越道花園ICから山梨県の山梨市・甲府市方面に向う国道140号線は、南北に1,500m〜2,000m級の山々の山間を走る山岳道路だった。
柴原温泉・柳屋も鬱蒼とした森の中にあり、秘湯の趣さえ感じさせる。江戸時代から続く湯治場だったそうだが、それを感じさせる駐車場右手の旧館は、閉鎖されていた。
本館は新しいものの歴史を感じさせる佇まい、館内に一歩入ると、和風モダンでレトロを感じさせる粋な設計だった。
立ち寄り湯は予約不用、700円を支払ってから、係りの女性に風呂場へ案内された。一階の内湯、2階の露天風呂の何れか一方で入浴ください、ということだったので、露天風呂に連れて行ってもらった。
風呂は3〜4人用で半露天風呂、流し場・壁・湯舟ともすべて木造で(湯舟は檜)、目の前の展望が開いているわけでもないが、しっとりとした感じで落ち着けた。
循環で、湯は透明でさらさらの湯、ガイドブックなどでは単純硫黄泉と記載されていたが、掲示されていた分析表を注意深く読むと、泉質分析は、公的機関で行われた物でなく私的な分析とあったので、温泉法に基づく温泉ではないようだ。

私以外に入浴者がいなかったので、隣の女性用露天風呂や下の内湯も覗いたが、何れも木造、落ち着いて入浴できる浴室、湯舟だった。
玄関へのアプローチ
洒落たロビー
半露天風呂
左:男湯 右:女湯