所在地:久慈郡大子(だいご)

温泉名:袋田温泉

施設名:関所の湯  (入浴:2002.5.4)
大子町は茨城県の北西部、北は福島県、西は栃木県と接している。面積は茨城県の20分の1を占める広大な町で、その8割は山岳地帯である。この山あいから流れる中小河川は久慈川に注ぎ、狭隘ながらも耕地が開けている。
大子町は「滝と温泉のまち」を謳って観光に力を入れている。滝は日本三名瀑の「袋田の滝」、温泉は県内最大の温泉地、「奥久慈温泉郷」である。

住 所 久慈郡大子町袋田字滝ノ上2642−7
電 話 02957−9−1126
交通機関 常磐自動車道那珂ICから国道293号線経由で約60分
東北自動車道宇都宮ICから国道293号線経由で約90分
施 設 食事処、甘味処、大広間、個室部屋、売店、そば打ち工房等、駐車場(約70台)
泉 質 ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 平日9時30分〜20時  土・日・祭日 9時30分〜21時 7月20日〜8月31日は21時迄
定休日 月末木曜日
入浴料金 平日 大人700円、小人350円 土・日・祭日 大人1,000円、小人500円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、桧桶風呂、サウナ
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 袋田の滝、久慈川フィッシング・やな漁
お土産・食事 こんにゃく・湯葉。鮎・そば・わさび等、食事は施設内・滝入り口周辺で。
近くの温泉 大子温泉、湯沢温泉、月居温泉、淺川温泉
大子町HP
観光協会HP
関所の湯HP
http://www.town.daigo.ibaraki.jp/
http://www.daigo-kanko.jp/
http://www.fukuroda-foods.com/hotspring/
雑記帳 茨城県内で唯一入浴した温泉である。同県には日帰り入浴施設以外、有名な温泉は少ないので、恐らくここが最初で最後の温泉になるだろう。
 滝をクリック!
日光中善寺の華厳の滝、紀伊勝浦の那智の滝は、それぞれ生まれ故郷、有名温泉地という縁で観光済みだったが、残る日本3名瀑は茨城県の袋田の滝、以前からここに行きたく思っていた。2002年5月、東京に帰京した際に、共稼ぎで大手コンピューターメーカーに勤務している長女夫婦が、私の願いを果たしてくれた。娘のダンナが運転するワンボックスカーで東京を早朝に出発、途中、宇都宮郊外で墓参を済ませてから大子町に向かった。かねがね茨城県のような関東平野の東、水郷と農作地の土地に、名瀑があるのか不思議、懐疑的であった。
しかし、実際に見た袋田の滝は、壮大の一言に尽きる景観だった。幅73メートル、高さ120メートル、四段に分かれて落下するところから、別名を四度の滝と呼ばれるこの滝は、他のいかなる名瀑とも形が違い、まことに豪快であった。日ごろ一人で500kmのドライブを厭わない自分だが、後部座席に座って窓からの風景を楽しみつつ、滝と温泉に連れて行ってくれた二人に感謝しながら、楽しい日帰り旅行を終えた。
大子町にある袋田・大子・湯沢・月居・淺川温泉などを総称して奥久慈温泉郷と言う。袋田温泉は、久慈川の支流、滝川のほとりにある温泉地で、袋田の滝に近い故、もっとも賑わっている温泉地である。ここには町営の温泉保養センターがあるが、私たちが入浴したのは、そこから少し離れた山間にあり、地元の袋田食品という、こんにゃくや湯葉を製造している企業が経営する日帰り温泉施設であった。
受付のあるロビーはふんだんに木材を使った民芸調で、重厚な雰囲気があった。
露天風呂をクリック!
風呂は、内湯、露天風呂、檜桶風呂、サウナが備わっている。内湯は檜で縁とられた中型で、大きなガラス窓越しに露天風呂が見通せる。その露天風呂は石組の比較的大きなもので、20人くらいは入れるだろうか。目の前に渓流、小山の緑がすがすがしい。両方ともオーソドックスな設計で、くつろいで入浴が出来る。湯は淡い色がついたナトリウム・硫酸塩・塩化物泉、若干のヌメリ感があった。風呂から上った後、オープンデッキで汗を引かすことが出来るのも嬉しい。
また、自家製造のこんにゃく、湯葉、蕎麦を中心にした郷土料理も味わえる。
袋田温泉 (茨城県)
袋田の滝
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