「俺たちに明日はない」〜Bonnie and Clyde〜
刹那の人生…




 ウォーレン・ビーティ、フェイ・ダナウェイ主演、1967年制作・アメリカ映画です。 映画はカラーなんですが、モノクロの方が雰囲気があるかなーでこれにしました。
あらすじ:1930年代、不況のアメリカ・テキサス。ムショ出のクライド(ビーティ)は車泥棒をしようとしていて ボニー(ダナウェイ)に見つかる。しがないウエイトレス生活に飽き飽きしていた彼女と彼は意気投合し、 何かに追われるように銀行強盗を重ねていく。しかし次第に追い詰められ、 1934年5月23日、ふたりは警官隊に87発の弾丸をあびせられるという壮絶な最期を迎える…。
 このラストは「死のダンス」といわれる有名シーンです。実在の銀行強盗、クライド・バローと ボニー・パーカーの実話を映画にしたもの。映画としての脚色もありますが、ラストも実話です。 「アメリカンニューシネマ」の先駆といわれた作品で、あらすじだけ見ると単なる無軌道な若者の 話、という印象を受けるかもしれませんが、もっといろいろと複雑な心情や人間関係がある 強い印象を残す映画で、この邦題も上手いと思います。(昔の映画の方が邦題に芸があったなぁ)  確か後年リメイクされました。
 オスカルとアンドレはきっと、すぐ先に破滅しかなくても自ら破滅することは絶対ないだろうと思うので、 あえて破滅型のふたりにはめてみました。似ているのは髪の色くらいかな…?撃たれて死ぬ最期も 似ているといえば似ているかもしれません。