後立山連峰縦走
朝日岳〜雪倉岳〜白馬岳〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍〜爺ケ岳
2006年8/2夜〜8日 メンバー:白馬岳までは4名以後2名
アクセス:北陸本線 泊駅からタクシーで北又小屋まで(タクシー代¥8500)
京都から乗った急行「きたぐに」は、思わくがはずれ以外と混んでいた。長い梅雨が明け、足止めをくっていた登山客が一斉に行動を開始したようでした。 お陰で寝れるはずの車中でほとんど眠れぬまま泊駅に5:08に着き、駅からタクシーで北又小屋まで入ります。 親切な小屋の主人が中に入ってと言ってくれましたが、気持ちがいいので、庭にある石に座って用意してきた朝食を食べます。このあたりは釣り客もいるようで、期待と希望を膨らませた人たちの声が、緑の谷間のこの一角に広がっています。 北又ダムの吊橋を渡って登山道に入っていきます。 1合目で840m、急な登りがずっと続き風もなくすぐに体中汗まみれになってしまいました。樹林の中で直射日光はあまり当たらないのですが、睡眠不足と慣れないザックの重さでヘトヘトです。 6合目を過ぎた頃から大きなキズヌガサソウやオオサクラソウの群落に、しばししんどさも忘れてシャッターを切っていました。 ![]() 夕日ケ原、朝日平と私が待ち望んでいた風景が広がります。なんとも言えず、胸を張って深呼吸をしたくなるようなそんな風景に、しばらく留まっていたい気分になります。 朝日小屋は朝日平の雪渓と緑の中にありました。 小屋にザックを置いてから、朝日岳2,418,3mへの1時間40分は暑くて大変でしたが、山頂近くはホソバツメクサ、ウメハタザオ、タカネツメクサ、イブキジャコウソウ、ミヤマリンドウ、ハクサンフウロと沢山のお花に癒されました。 ![]() 朝日岳山頂 タテヤマリンドウ コースタイム:北又小屋6:40―−1合目7:04―ー4合目8:20―−イブリ山頂10:34―ー夕日ケ原12:00 朝日小屋13:25 朝日小屋から往復1:40分の朝日岳山頂へ |
8月4日(金)快晴 朝日小屋〜雪倉岳〜白馬岳〜白馬山荘 朝日小屋は1人に布団1枚でゆったりでしたが、夜中の2時頃に目が覚めてから、周りの音が気になり朝まで眠れず、けっきょく睡眠不足を引きずることになってしまう。 快晴の朝を迎え、5:35分に小屋を出ます。山の朝は気持ちがいい。引き締まった空気に瑞々しいお花、最高のお天気に朝日平が美しい。お花畑の中の木道を通って水平道を行く。以前からお花の種類も多く憧れていたコースなので期待に胸が膨らむ。水平動と言っても小さな登り降りが続く。 昨日ほどではないですが暑い。樹林から抜けるともう影はない、時折吹いてくる冷たい風に元気をもらい、眺望に励まされこの素晴らしいコースを歩く。 サングラスはあまり使いたくないのですが、紫外線が強く目が疲れる。ついにサングラスの登場、いちど着けたらなかなか外せない。贅沢な悩み。 雪倉岳(2,610,9m)のあたりはガレ場ザレ場もありますが、危険な地点はなく、花に雪田、緑と、たおやかな山が連なり、お花の稜線漫歩です。小屋では登山者が多かったのにすれ違う人も少なく風景に合った山歩きが楽しめます。 白馬岳2,932mと旭岳 三国境から雪倉岳方面を見る ![]() イワキキョウとタカネツメクサ ![]() 白馬岳山頂 コースタイム:朝日小屋5:35―−ツバメ岩8:50―−雪倉岳8:23―ー三国境13:25―− 白馬山頂14:25 ―−白馬山荘14:40 |