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ケプラートラック
NEW ZEALAND
2007年 1/11〜14日

3泊4日のケプラートラック
Independent Tramping

 3日目
 快晴の朝、小屋の前から朝日に紅く染まる山が美しい。下草に霧がかかっている。今日はほとんど森の中の道です。この天気が昨日だったらと思いますが森の中でも良い天気の方がいい。

今日はアイリスバーン谷を歩き、Lake Manapouriの湖畔に建つモトゥラウ小屋まで17.2kmを歩きます。

アイリスバーン小屋が497mモトウラウ小屋が185mの標高、300mくらいを5時間くらいかけて下るのでほとんど平地歩きの感じです。

モトゥラウ小屋に泊まらなくても充分帰れる距離ですが、湖に面したロケーションが素晴らしいので泊まることを勧めるとガイドブックで案内しています。

    

       
      爽やかな快晴の朝、下草に朝霧と紅く染まった山
        
            アイリスバーン川の終点、マナポウリ湖が見えてきました。
        
 モトゥラウ小屋に早く着いたので、小屋のすぐ前の浜辺へ出て見ました。水着で泳いでいる方達がいます。私達は山に水着は持って来なかったので足だけ入ってみましたが、足だけでは物足りなく見ているだけでは暑いので、Aさんの「日差しが強くまだ早いから服のまま入っても乾くよ!」の一言でどうしようかと眺めていた私達も服のまま湖に入った。水は少し冷たかったが泳いだり潜ったり童心に帰ったようにはしゃいで楽しかった。澄んだ水に美しい風景を眺めながら、浜辺で寝転んで服を乾かしたり歌を唄ったりして長い長い幸せな時間を過ごした。
         
 オーストラリアから来られたファミリーと親しくなって、夕食後ゲームをしたりして最後の夜を夢中になって遊んだ。

 4日目 モトゥラウ小屋からコントロールゲートまで17,1km
最終日の朝ほとんどの人が寝ている中、私達日本人はザックを持って静かに部屋を出る。サンドフライに慣れたとはいえ払い除けながら靴を履いたり身支度を整える。
  
         シダが一面に生えている森              ワイアウ川の終点、コントロールゲートが
                                                   見えてきました。
 しばらくはティアナウ川に沿って森林ウオークをしていく。途中で湿地帯に寄って広々とした風景を眺めまた森林に入り、森林から出ると夏の日差しが降り注ぐマヌカの林を歩く。このあたりでは澄んだ空気が特に印象に強くひときわマヌカの花がくっきりと奇麗に見えた。レインボウリーチを過ぎワイアウ川の豪快な流れ、川の向こうに見える絵の具を塗ったような鮮やかな色をした緑の丘にため息しながら、NZの美しさに改めて感動する。

                          

                        トラックの終点、ドックベイ
 ティアナウのホテルまでタクシーで行く人と歩く人に別れ、私は歩いても1時間くらいだというので3人は歩いて帰ることにします。ティアナウ湖の浜辺の道には黄色い花が一面に咲いていた。、3泊4日のトラックを歩いてきた充実感に浸りながら歩いていく。ホテル近くの浜辺ではパラソルを立て水着で遊んでいる人達がいた。のんびりと絵になる風景です。

長いように思った2週間も過ぎてみればあっという間で、明日はオークランドに移動して1日島でのんびり過ごし、寒い日本に帰ります。ほんとうに朝から晩まで良く遊びました。そのわりに疲れは無く充実した旅ができたことに感謝します。
 
  

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