ミルフォードトラックDAYB〜DAyC
NEW ZEALAND

2006/01/19〜29
ツアー企画:アルパインツアー(株)

DAYB ポンポローナロッジからクインティンロッジまで。 15キロ7〜8時間
 今日はこのトラックのハイライト、マッキノン峠を越えます。少し早めに出発(7:30分)しますが、あいにくとお天気はあまり良くありません。

      サウス・アイランド・エーデルワイス

         タラルア・アイブライト
 ジグザグに高度を上げていくと白色系の花がたくさん咲いています。ラージ・マウンテン・デイジーは終わりに近いです。マウントクックリリーは花が終わって種をつけていました。デイジー系の白い花が多くピンクとか赤は見かけませんでした。峠の小屋近くでエーデルワイスを見つけました。

 峠近くになると雨が振り出し、雨具をつけて花の写真を撮りながらマイペースで歩いていると、ふと自分は今何処の山を歩いているんだろうと思ってしまう。日本の夏山を歩いているような錯覚に囚われてしまいます。もうすぐ峠ですが風も出てきて寒いです。私の後ろには5人程でラストです。
記念碑の前でスタッフの方から、温かいマイロ(ミロ)を頂き寒くて眺望もないので昼食場所の小屋へと急ぎます。

     ミンタロ湖もガスで霞んでます

マッキノンとミッチェルのトラック開拓の労を讃えた記念碑
 小屋で昼食を撮ってから下ります。バルーン山の麓をぐるりと周りクインティンロッジまで6キロ。下りかけたら雨も上がり日も差してきました。山肌の斜面には黄色いツワブキのような花が一面に咲いていてとても綺麗。切り立った断崖、苔に覆われた森林、そして氷河が溶け出して流れて行く小さな沢を渡ったり、崖から流れ落ちる滝と、とても変化に富んでいて美しいがガスっていて寒いので足早になる。

サザーランド滝(3段)             ミラー湖を左下に見ながら登る
 ロッジについてから、世界で5番目の落差(540m)のあるサザーランド滝を見に出かけました。往復1時間半太古の世界へタイムスリップしたような中を歩いていくのですが、マッキノン峠でエネルギーを使い果たしてしまったのでかなりきつい滝見物になってしまった。ゴーゴーと流れ落ちる壮大な滝は迫力があってすさまじい、さすがに見事です。

       クインティンロッジ          
                 ロッジの夕食(ミートのペンネ)     
                  

 
DAYC クインティンロッジからサンドフライポイントまで。 約21,8キロ 7,8時間
 今日はトラックの最終日、アーサー谷をサンンドフライポイントまで21キロ歩きます。ミルフォードへ行く3:15分と4時の船に間に合うように降りなければなりません。同室のメンバーが体調を崩したので少し遅れてラストの出発となりました。


          背の高いシダが茂る                アダ湖

                                                                              
 
マッケイ・フォールズ
 シダや苔に滝と、今日のコースは緑に埋もれ滝に生気をもらいながら歩きます。長距離ですが疲れも感じません。さっさと歩いて通り過ぎるのがもったいないような気がします。4日目なので素晴らしさに少し慣れていても感動して言葉も出ません。

あくまでも水は透き通り、吊橋の上からでもそこに泳ぐマスやウナギが黒くはっきりと見えます。マスは外来種なので世界遺産でも釣りをして良いそうです。ウナギはとても大きく1m近いのもいるそうです。



       ボタンファーン ブラウンスケール・ファーン プリンスオブ・ウエールス・フェザーファーン
 マッケイ・フォールズの近くは階段の下りで雨も降っていないのに濡れていて滑りやすい。ゴーゴーと流れる滝と水のしぶきが飛んできます。ベルロックでは、ヘッドランプを持って入り釣鐘状に岩が削られたのを見る。自然の力に感動です。
背の高いシダが林のように茂り、足元には水滴を含んだシダが緑鮮やかです。ニュージーランドには200種類のシダがあるそうです。
 
   もうじき終点、サンドフライ・ポイント             サンドフライ・ポイント

4日間、緑一色に染まって歩きながら、太古の自然の素晴らしさ、そしてそれを守っていく事の意味
など考えました。ニュージーランドでは自然を守ることへの国民意識は高いそうです。どこかの国と
違って便利だからといって、簡単にトンネルを造ったり橋を架けたりしません。トンネルを造れば
2時間で行ける所でも4時間も5時間もかけて行くのです。


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