池木屋山 1395,9m
    深まる秋の台高山脈を歩 
11月2日 天候:晴れ・曇り


11月2日 明神平〜 池小屋山
 1395,9m

 何年か前に、私の所属する山岳会の人達が紅葉の季節に明神平から池木屋山に行った。好天で青空と紅葉で、気持ちの良い登山道だったというのを聞いてとても羨ましかった。その頃はまだ働いていたので、休みが思うように取れず残念な思いでした。
それ以降行ってみたいコースになっていた明神平から池木屋山。今回、山仲間のNさんのお世話で「あしび山荘」をお借りして、山荘を基点に歩きます。

小屋を5:50分、ヘッドランプを着けなくても歩けるようになってから出発します。
 明神岳から笹ガ峰くらいまでは緩やかな尾根歩きで、少しガスの架かったブナ林や谷の紅葉を眺めながら行く。千石山へは少し登りがあって山頂からしばらく落ち葉の堆積する斜面を下ります。差し込む秋の日差しに名残の紅葉、気分は野放し状態で走りまわりたいくらいでした。
シャクナゲやドウダンツツジなどが沢山あって、春には趣の変わった良さを見せるのでしょう。赤倉山へはしばらく登りがあって、赤倉山を過ぎるとアップダウンは少なくなっていく。小さなピーク、千里峰,奥ノ平峰、霜降山を通って、どっぷりと台高の自然に浸かって歩いていると、間もなく池木屋山頂です。


        
             明神岳付近の尾根から薊岳方面が木々の間に見える。

        
        透けた斜面の向こうに紅葉した山肌が見える。こんな風景を見ながら歩く。

        
        明神岳から笹ケ峰近くまでは笹の明るいこんな尾根が続く。とても気持ちよく
                 登山の感じはなくピクニックに来たような気分です。


        
                 ブナの原生林と落ち葉の尾根道

        
       谷あいの紅葉はまだこんなにきれい。ブナはほとんど落葉していています。


    
          笹ガ峰1367m                      池木屋山頂


幻想的なブナの原生林


名前の由来となった涸れた池と池木屋山

台高山脈のあこがれの山、池小屋山は原生林の中、静かにそのたたずまいを見せていた。
山頂は樹林に囲まれているのと、ガスが架かっているのとで展望はなく、
少し休憩をして同じ道を明神平へ向う。



赤倉山から千石山へ

奥に二階岳、木ノ実ヤ塚、薊岳方面を望む。赤倉山の落ち葉の絨毯の斜面をズルズルッと走るように
降りてきた所は、開けて展望も良くススキと谷あいの紅葉に見とれてしまう。


落ち葉はまだ紅葉の名残を残している。少し華やいだ気分になるような尾根です。



池小屋山から千石山への道は、ブナの原生林の中、ふかふかの落ち葉の上を歩く。こんなに
気持ちのいい道だから疲れを感じない。


コースタイム
明神平(あしび山荘)5:50―-明神岳6:12―-笹ケ峰6:31―-千石山7:15―-赤倉山8:37
―ー千里峰9:03―-奥ノ平峰9:20―-池木屋山10:02―-千里峰11:26―-赤倉山11:45
―-千石山13:30―-明神岳14:37―-明神平14:37



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