吉田寺 (3/4)
境内にある多宝塔と鐘楼は比較的新しく、多宝塔は室町時代の寛正4年(1463)に、鐘楼は江戸時代の安永4年(1775)にそれぞれ建立されました。それぞれ信者の寄進によるものです。
多宝塔は二層式で高さ四十尺(約12メートル)で、建立後修理はありましたが、主要部分は建立時そのままになっています。内部には建立時そのままの大日如来像がまつられています。
鐘楼の梵鐘は、中宮寺門跡慈眼院宮の寄進によるものですが、鐘楼は信者の寄進によるものです。毎年大晦日には、地元を始め各地の信者がこの寺に集まり、鐘楼で来訪者一人ずつ除夜の鐘を打ち、新年を迎えます。
ここをクリックすると吉田寺で録音した除夜の鐘(1回だけ)が聞えます。
(Windowsのみ、125kB、約7秒)
多宝塔(重要文化財) | 鐘楼 |
 |  |