旅 T

H21年7月2日〜6日

季刊誌に掲載されていた紋別の花山に行きたくて友人と計画して花旅しました。
6月末に行く予定でしたが、伊丹〜オホーツク紋別間は羽田空港で乗継いで1日1便、仕事の都合で4泊5日しかなくその往復チケットが取れなくて7月になってしまい、今度はハイシーズンとなりホテル、ペンションが満室状態おまけに夏季特別料金というありがたい特典が付きました。(`へ´)
7月2日 伊丹空港〜羽田空港〜オホーツク紋別空港〜サロマ湖〜ワッカ原生園〜紋別滝上町
予定通り無事オホーツク紋別に到着。今時滅多にないタラップを下りて超ローカルな空港に降り立ち「ワーォ!爽やか〜最高〜」と暑っつ〜い関西脱出に気分爽快です。
機内のアナウンスで到着地は曇り、気温16℃との事なので一刻も早く北の大地に立ちたいものと思っていました。

空港内のレンタカーを予約していたので先ずサロマ湖へ走ります。
まるで信号が無い海沿いの1本道は放牧の牛や馬がのんびり草を食み、赤い屋根のファーム、サイロ、干草ロール、これぞ北海道!
快適、爽快、ナビには1本の道があるだけで何の目標物もない、なのでナビさんはオヒマでお昼寝です。

オホーツクの海、原野、緑いっぱい、潮風、そして花!
ここは私の好きなものいっぱい!癒しのものいっぱい!飾らない自然の美しさがそのままここにあるのです。
ワッカ原生花園はハマナス、エゾスカシユリ満開、鮮やかな大きな花です。


(エゾスカシユリ)

フーロ、ハマエンドウ、ムシャリンドウ、ミヤコグサ、エゾキスゲ、エゾチドリ、シシウドなど広大な原野に色鮮やかに、色とりどりに、無造作に咲き乱れています。でもこんなに色があるのに見事に調和しているのはやはり背景が広大だからでしょうか。

(ハマエンドウ・・・エゾチドリ)
オホーツクの潮の香りをかすかに運ぶ風、久しぶり、童心に返って波打ち際を歩いてみたり、旅情満喫です。
海と湖のほとりは寒くて手がかじかんでいます。
今日は滝上町に宿泊します。
7月3日 香りの里ハーブガーデン〜陽殖園〜摩周湖〜釧路
滝上町在住のb.t.さんが50年以上もかけて独りで精魂こめて作られた花山「陽殖園」が今回のメインです。友人といつか行こうね、と思いを暖めていました。
遠い恋人に会うようにドキドキ、本ではしっかり見ていましたがどんな花に出会えるのかワクワク、開門をまって一番乗りです。
10時、「ちょっと待ってね〜」と優しい声が聞こえてb.t.さんが門を開けて下さいました。1歩入ると当然そこは花園、簡単な門に仕切られた花園にはどこにもない優しい風がそよぎ、どこにもない爽やかな空気がみなぎっています。
お花達は一番美しい顔で微笑みかけてくれます。

(アストランティア・・・オダマキ)

(エゾクガイソウ・・・フーロ)
一段と鮮やかな深紅のルピナスは「レッドショー」交配を重ねて当園主が作った色だそうです。






(ルピナス レッドショー・・・?)
流氷が来るとりわけ厳しい紋別の地で長い冬を耐えて花を咲かせている、その一つ一つに園主の愛と暖かい手が見えて来ます。

(?・・・カラマツソウ)
名前の知らない花が多いです。不勉強でn(_ _)n

(?)
山も池も小道も全て独りで作り上げたというのですからもう感動です。
春先エリカでピンクの山になるエリカの山もこの池も↓園主手作り。


(コウホネ)

お花も樹々も園主も愛にあふれて幸せそうでした。
幸せのおすそ分けありがとう〜!
香りの里ハーブガーデン↓斜面いっぱいにサクラバラが咲いて「童話村たきのうえ」を演出しています。まさにおとぎのくにでした。

滝上町をあとに釧路へ走ります。

(美幌峠から屈斜路湖・・・エゾハナシノブかな?)
夕暮れの摩周湖は深いブルーで大変神秘的でした。
可愛いシマリスが大忙しで食事中です。
釧路に出て美味しいお寿司をいただき宿舎へ。夜のドライブもなかなか快適と走っていたら、エゾシカが飛び出して危うくあたるところでした。その後キタキツネも何度か飛び出し夜の走行は違ったキケンがいっぱいです。
7月4日 釧路湿原〜美瑛
午前中釧路湿原を散策します。釧路湿原は釧路平野の約80%を占める日本最大の湿原で貴重な生態系を成し日本初のラムサール条約登録地になっています。
緑がきれい、空気が美味しい、お花はやや少なめでしたが次回は是非タンチョウツルにも会いたいです。
釧路和商市場で買物をして今日は美瑛泊です。


(ツルコケモモ)



旅 Uに続きます。