タウンミーティング
平成23年5月7日(土)
場所: 奈良市役所6F
平成23年度の自治連合会と奈良市が共済のタウンミーティングが、開催されました。
今年で、6年目になります。この企画は、そもそものこのタウンミーティング事業は、鍵田忠兵衛(元市長)時代に企画され、試験的に行われました。それが、藤原前市長→仲川市長と3代に渡って開催されています。
鍵田元市長の時代には、タウンミーティングの認知度も少なく「市長の選挙運動ではないのか?」と言われて反対もありましたが、なんとか今に続いて来ています。
中国のことわざに「水を飲む時には 井戸を掘った人の事を忘れない」というのが有りますが、これは 水を飲む時に井戸を掘った人を忘れてはいけない、困難を克服し、最初に物事を始めた人や支援者への 感謝を忘れてはならない という意味とのことです。
さて、今回のタウンミ-ティングは、市長45分と市民からの質問が45分とあり、前半は市長の本年度の予算説明と取り組み施策について説明があり、その後に市民から仲川市長の施策に関して、厳しい質問が数人の参加者から出されました。
概略は以下の通りです。
財政の説明
- 収入の説明
- 税収の推移
- 市債残高の説明
- (1) 臨時財政対策債の残高
- (2) 市民一人当たりの市債51万円で中核市40市の内で30番目
- 一般歳出性質別の説明
- (1) 扶助費の増加で生活保護が11430百万円と前年10%UP
- (2) 生活保護の受給者の推移がどんどん増えている
- 年令別人口推移のグラフ説明
- …中核市の中でも少子高齢化が目立っている
防災対策
- 東日本の災害に対する奈良市の支援
- 奈良市の防災対策のシミュレーション
- 備蓄食料等の強化
- 学校の耐震化…5年間でやると70億円かかるが進めている
- 保育所2ヶ所増設
- 市立病院の新設で、救急医療・小児・産婦人科や癌治療に力を入れる病院を目指す
観光協会
- ポスト1300年の県との連携
- 外国人誘客を目指す。特に中国人に注目
行財政改革
- 事業仕分け
- 入札制度改革
- 土地開発公社の清算と改革
第4次総計
- 総計の説明
- 経過
- 議会での否決に至った主な理由
- (第3次総計の検証ができていない・連絡所の存続・人口目標があまりにも消極的な計画)
- 議会と市長は緊張を持って論議が必要であるが、それを市民に理解頂きそちらが市民ニーズあっている施策なのかを選んでもらいたい。69枚のファイル
参加市民の質問
(東市地区の男性)
- (1) 連絡所を小学校校区に増強して、地域コミュニティーの増強をはかり市民サービスの向上を目指してほしい。
- (2) 2回も議会から否決された「1%条例」は…その委員の選び方NPO等ばかりで、自治会や一般市民が参加できない。
- (3) その委員長は大事な検討会議に29回中5回も欠席している。罷免すべき。
- (4) 1%は市民が決めるものなので、団体に配布するより市民税を下げるべき。
(○○地区の男性)
- (5) 生活保護費の削減について上限等は考えているのか?
- 答え…生活保護費の負担比率は4分の1を市が負担しているが、性格上は全額国が負担すべきであると思う。
- (6) 富雄第3小中のプール建設予算は計上されているが、今後全小学校に作るのか?
- 答え…ここは新設校なのでプールが必要となりました。
(六条地区の女性)
- (7) 六条バンビーホームの諸問題をどう考えているのか?
- ▼サポートメールの加入→検討します。
- ▼就学前の通学路の安全→検討します。
- ▼昼間行われるPTA活動に参加できない。→?
- ▼中学校の給食を都祁中学校で行っている方法は難しいのか?→何が良いか検討します。
- ▼バンビ活動で公民館を無料で使えないのか?→公益的な活動について検討します。
以上ですが、構成的には市長の説明でパワーポイントのファイルが69枚ありましたが、51枚の説明で短縮されていました。もう少し時間が必要だったかなと思います。
質問者は予め質問を用意されてきておりましたが、特に連絡所問題や、1%条例に関しては、市民の怒りがかなりありました。
それから、六条バンビーの女性の質問は陳情気味でありましたが、バンビーホームの保護者の抱える、縦割り行政についての問題は、植村は良くわかっており、12月議会でも質問しましたが、この地区のバンビーも様々な改善が必要だと感じました。
●今後のTMの予定(自由に参加できます)
05月14日(土) 13:30~15:00 市役所政庁の間 05月28日(土) 14:00~15:30 興東小学校 〃 19:00~20:30 都祁交流センター 06月04日(土) 09:45~11:15 北部会館 〃 14:30~16:00 西部会館