市民環境委員会での質問の論点
「またもや隠ぺいか?報告されなかったアルミ缶窃盗未遂事件」
平成28年11月4日(金)
市民環境委員会(28’11’4)で、今年5月に奈良市環境清美センターでの市職員と精美公社職員等によるアルミ缶、廃棄自転車の窃盗、業務上横領事件(市職員等4人が逮捕)のについて、新たな事件の疑惑について副市長とリサイクル推進課長に質問を行った。
以下その質問の概略を説明します。→
先ず9月ごろから、複数の市民から植村に疑問が寄せられたのだが、内容は昨年(27年)5月頃には、この窃盗事件に関与したと思われる精美公社職員を環境部において、アルミ缶を窃盗していた現場を、リサイクル推進課職員が発見し現行犯で捕まえ、犯人も犯行を認めたらしいが、その事件の報告を受けたリサイクル推進課長は、どのように対応措置を取ったのか?すぐに警察に届けられたのか?との事であった。
そこで、そのような事実があるのか?とリサイクル推進課長に聞くと、実は逮捕済みの公社職員では無く、別の公社臨時職員の犯行であり、しかも27年7月の犯行であったと答弁された。
その新たな窃盗事件について、その公社臨時職員はどうなったのか、と向井副市長に問うと「把握していない」と答弁された。そこで、「新たな窃盗犯が出てきたのに、なぜ向井副市長は知らないのですか?」と聞いたが、返事は無かった。TVマスコミ等でも問題視しされている環境部ら職員の不祥事を、向井副市長は把握していない事に驚いてしまった。
そのような事から、議会にも全く報告が無かった、この新たな窃盗未遂事件の一切の事実関係を議会へ1週間以内を目途に報告するように資料を要求しました。
その報告が、やっと3週間後の11月25日の夕刻にありました。
その報告内容の概略は、27年7月8日に精美公社臨時職員A氏が、アルミ缶等の窃盗をしていた現場を、リサイクル推進課課長補佐等の数名に発見され、捕まり「小遣い欲しさに犯行を行った」と自供したとの事でした。
しかし、それで「返した」との事であった。
その後に、部内の調査などで、犯行の動悸としては、障害児福祉団体に寄付する目的であったらしいとの事で、精美公社が謝罪し、臨時職員A氏を27年7月31日付けで懲戒解雇処分としたとの事であった。
更に、環境部は本市の法令遵守監察官(警察OB)に、27年8月7日に、対処の是非を聞いたところ、窃盗罪の刑事事件としての立証は困難であり、良くても未遂である。との事であった。現時点で今回の対処(懲戒解雇処分)が妥当だとの意見をもらったとの事であった。
以上のような報告を受けましたが、なぜ?その時に警察や法令順守監察官に相談しなかったのか?等様々な疑問が出てきました。
今回の12月議会の質問で疑問点を明らかにしていきたく思います。
市民の皆様には、質問やご意見を募集しますので、よろしくお願い申し上げます。
28年11月4日の市民環境委員会のビデオ→ http://www.gikai-tv.jp/dvl-narashi/2.html