未収金の対策についてはいろいろと提案させていただきましたが、平成23年3月議会で、未収金回収と観光政策にも通用するということで、世界共通のクレジットカードを本市の病院において導入を提案致し25年度より採用頂いたのですが、平成24年度の未収金は、15億5400万円ありましたが、その結果、平成25年度は未収金がかなり減少しました。この1月より導入された世界共通のクレジットカードの取り扱い件数、また金額などの推移についてお聞かせ下さい。

クレジットカードでの支払いにつきましては、今、委員もおっしゃっていただいた平成25年1月から運用を開始しており、平成25年度、4月から翌平成26年3月までの12カ月間は、合計金額2億2659万5892円で、月平均金額は1888万2991円、取り扱い件数は9,984件です。
また、平成26年4月から8月までの5カ月間でございますが、合計金額は1億1549万5961円で、月平均の金額は2309万9192円、取り扱い件数は5,427件となっておりまして、クレジットカードの利用につきましては増加しています

それでは、今、成果がどんどん上がってきているというのをお聞きしたわけですけれども、今後このクレジットカードの利用についてはどのように医療政策課としては考えておられるのか、お聞かせください。

クレジットカードを利用することで、支払い方法も選択肢がふえまして、これがひいては未収金の発生防止につながることも考えられます。今後も引き続いて医療費の支払いにクレジットカードが利用できますことのPRということに努めてまいりたいと、そのように思っております。

クレジットカードを導入していただいて、未収金の減少にも効果があり、今後も期待できると感じております。この取り組みに関しては、病院事業課の努力に一定の評価をさせていただきます。
そもそもクレジットカードを導入するきっかけを提案させていただいたのも、やはり未収金の回収を何とかしなければいけない。回収する労力というのは大変な労力であるというのは、今もお話を聞かせていただいてわかったわけですけれども、やはりまず発生を抑えていかなければいけないということが大切だなというふうに思ったことから、この提案を平成23年3月にさせていただいたわけなんですけれども、もう一つ、実はこの提案のきっかけになったのは、観光施策とも非常に関連しておるわけです。それは、一つは医療ツーリズムというものを、日本の高い技術を求めて海外の方々が来られるといった施策をやはり本市としても考えていただきたいということ。それと、世界各国から外国人の方が旅行に来られた。しかし 、多額の現金を持って来られるというようなことというのは余りにも考えにくい部分がある。そして、奈良市内においてもこの現金を換金できるような場所、そういったものも銀行以外になかなかないような状況であります。
そのようなことで、観光協会の今回、観光案内所の変更だとか言っておられる部分もあるんですけれども、奈良SGGクラブの方ですね、通訳の方とかとお話しさせていただいていても、やはり海外から来られた方が病気になられた、そして、急病を患わはったときに、病院へ行って、言葉は通訳の方がボランティアでドクターに対して症状のことを伝えていただく。そういったことをしていただいているわけなんですけれども、しかし支払いということになった場合に、すぐに多額の現金を持ち合わせていない。そういうふうな状況の中で、やはり世界共通のクレジットカードを使うということは、これはやはり外国人観光客、または県外の方々も同様に、おもてなしのまちづくりを進めていく本市の施策として非常に合致した政策であるというふうに思っておったわけでございます。
そのような中から、今回どのように、今、決算から見て、方向性を、今後の施策を決めていく中で、あり方が見えてきたかなというふうに思っております。そのようなことで、しっかりと今後も未収金の発生を抑える。そして、クレジットカードがあることによって、安心・安全の奈良、観光地としての国際文化観光都市とPRしておる一つに、医療ツーリズムというのも、今後、施策的にやっていただきたいなと。観光はここではありませんので、違いますけれども、しかし副市長、やっぱりその点、奈良市としてできるということを推し進めていくこと、これはもう確かに必要なことだと思いますので、この点、要望しておきたいと思います。