奈良市議会報告

7月 市民環境委員会(3)
JR奈良駅周辺の自転車等放置禁止区域とオムニバスタウン

平成26年7月24日(木)
質問: 植村佳史/答弁: 交通政策課長

交通政策 JR奈良駅周辺の自転車等放置禁止区域とオムニバスタウン


モラルが問われる!駐禁看板前に駐輪する買い物客?

●【植村・質問-1】

JR奈良駅周辺の自転車等放置禁止区域について、平成24年3月5日よりJR奈良駅東西自由通路は1階・2階のいずれもが放置禁止区域に指定されています。そこで、自由通路の1Fのスーパー前の自転車放置が多く、その改善の声が寄せられましたが、その対応策について、お聞かせください?

■【交通政策課長・答弁-1】

JR奈良駅東西自由通路の放置自転車対策についてでございますが、1階のスーパー前の放置台数は、ピーク時には約150台前後ありました。このため当該通路が自転車等放置禁止区域であることを一層市民の皆様にご理解いただくため、昨年6月20日、21日の2日間を集中移動日と位置づけ、JR奈良駅構内や通路前スーパーの店内での放送、通路周辺やビエラ奈良入居店舗での告知ビラの張り出し、ビル管理会社管理人による忠告エフの貼付による事前告知を行い、集中移動日には奈良市交通安全指導員、ビル管理会社管理人、市職員により注意喚起を行ったところです。これ以降の放置台数は減ったものの、委員ご指摘の通り、未だに放置自転車の解消には至っておりません。これは、鉄道利用者による放置は減少したものの、スーパー利用者による「買い物する間だけならちょっとぐらい」という意識がまだまだ根強くあるのではないかと考えております。
この対策として、月に午前中4回程度行っているJR奈良駅周辺の禁止区域での放置自転車の移動時間帯を、本年度から午前、午後、夕方に分散させ、多くの時間帯での移動を実施しております。また、引き続きスーパー・JR等の関係者への協力要請並びに奈良市交通安全指導員による啓発活動等により、当該通路が自転車等放置禁止区域であることを、市民の皆様にご理解いただけるよう務めてまいりたいと考えております。
また、現在仮設で運営しておりますJR奈良駅東口自転車駐車場も、公益財団法人自転車駐車場整備センターにより、本年度から建設工事が開始されますので、この自転車駐車場の利用促進もあわせて、周知啓発してまいりたいと考えております。

◆【植村・コメント-1】

たしか、JR奈良駅周辺の駐輪場が不足はしておりません。JR奈良駅の警備員の方も、よく巡回しておられるのを見かけますので、お話も聞かせて頂いていますが、駐輪禁止と張り紙がされているのに、これでは、奈良の玄関口が「おもてなしどころではありません。モラルの問題でもあります。対応を徹底してください。その点を指摘しておきます。

●【植村・質問-2】

次に、オムニバスタウン・ならでは、世界遺産を含む歴史的風土と自然環境が調和した奈良市では、安心で快適なまちづくりをめざして、年々増加する自動車交通の円滑化と交通渋滞の緩和、交通サービスの質的向上を図るため、バス路線を中心とする公共交通機関の総合的整備を推進することにより自動車の排気ガス等から歴史ある文化遺産と自然を守るとありますが、先日は、紀寺住宅前よりイトーヨーカ堂への直通路線バスが無くなり、困っているとの声が寄せられておりました。先日の新聞報道にもありましたが、奈良市内における最近の廃止路線の動向と、それに対して本市としての対応や考えについて、お聞かせください?

■【交通政策課長・答弁-2】

車社会の拡大や人口の減少などにより、採算のとれないバス路線が増加し、乗合バス事業者(奈良交通)の経営を圧迫していると聞き及んでおります。
県内の複数の市町村間を運行する地域間幹線バス路線において、奈良交通の経営を圧迫している25路線45系統に対して、その赤字負担が求められておりまして、本市と致しましては、県主催の奈良県地域交通改善協議会にて、都祁地域から天理方面と宇陀市方面についてのバス路線につき、関係市と共に負担をしていくことで、バス路線の維持ができるよう現在協議を進めているところでございます。
今後、このような問題が拡大することが予想されることから、同様に奈良県地域交通改善協議会にて、市民の生活の足を確保するため、持続可能な交通体系のあり様を市民、事業者、その他関係者との協働により総合的に検討してまいりたいと考えております。

●【植村・質問-3】

それでは、都祁地域からの路線赤字負担額は、どれぐらいになりますか、お聞かせください?

■【交通政策課長・答弁-3】

現在、奈良交通にて試算されておられますが、およそ510万円です。この額を奈良市、天理市、宇陀市で負担いたします。負担割合については、現在協議中でございます。

◆【植村・コメント-3】

今後も人口減少が予想されているなかで、バス路線廃止は、それを加速化させますので、注意をお願いします。

後援会入会フォーム

元気な奈良を、取り戻す!5つの政策。

ボランティアスタッフ募集

目安箱

ページ先頭へ