7月 市民環境委員会(2)
災害拠点病院のヘリポートを整備せよ
平成26年7月24日(木)
質問: 植村佳史/答弁: 医療政策課長
医療政策 非常時災害用ヘリポートについて
●【植村・質問-1】
7/1にフルオープンしました、市立奈良病院の新人議員の皆様と視察を行いまして、すばらしい設備や構造を勉強させて頂きました。そこで、そのことに関して質問を致します。
平成23年3月の予算委員会でも質問をさせていただきましたが、災害拠点病院との事から、非常時災害用ヘリポートが必要になるのですが、地震等の大災害が発生した場合には、隣接する国立大学法人奈良女子大学附属中等教育学校のグラウンドを患者搬送のための非常時災害用ヘリポートとして使用させていただくことで国立大学法人奈良女子大学より平成21年11月10日付で同意書をされたと聞いております。そこで、災害時の負傷者の程度や治療の判定を行うトリアージスペースにつきましては、新病院北側の駐車場での対応を予定されるとの事ですので、駐車場は大変混雑すると思います。
隣の緊急ヘリポートのグランドからの搬送は、救急車で行うとの事ですが、恐らくそうとう混雑している中で、一台でも多くの救急車両が必要な中であるなかで相当なロスが多いと思います。やはりグランドから直接、担架で搬送できる通路(フェンスに通路扉の設置)を確保するべきだと考えますが、その点どのようにお考えなのかお聞かせください?
■【医療政策課長・答弁-1】
地震等の大災害が発生した場合には、隣接する国立大学法人奈良女子大学附属中等教育学校のグラウンドを非常時災害用ヘリポートとして使用し、そこから病院へは、救急車による患者搬送を考えております。非常事態の場合、救急車を使えないときは、やむなく、ストレッチャーによる搬送と成りますが、その場合は奈良女子大学附属中等教育学校の北側の出入り口から歩道を通り、病院へ入る事になるとおもわれます。
●【植村・質問-2】
ちょっとそれはどうかなと、思います。救急車を使えないときは、やむなくストレッチャーによる搬送と成るとのことですが、ドクターヘリや消防ヘリなどで運び込まれる患者はほとんどが重篤(じゅうとく)患者(かんじゃ)です。速やかに手術室へ運ぶ事が要請されます。しかし女子大のグランドの北出入り口からグルットと、回ると病院まで約400~500mはストレッチャーでガタガタと患者を移動することになるのではないでしょうか?助かるものも助からないのでは、ないでしょうか?災害拠点病院の設置項目になっているヘリポートを女子大グランドに契約をしているとの事ですが、なぜ最短コースのフェンスにヘリポート用非常出入り口として設置して、段差を無くすスラロープを造っておかなかったのか?女子大との契約はどのようになっているのか?疑問点が多々あります。負傷者の命を守るための、最速の搬送ルートを構築するべきだと考えますが、その点どのようにお考えなのか、お聞かせ下さい。
■【医療政策課長・答弁-2】
今後は、グラウンドからの効率的な搬送について検討してまいります。