奈良市議会報告

7月 市民環境委員会(1)
新火葬場予定地への進入路「橋梁」建設が土砂災害警戒区域だった

平成26年7月24日(木)
質問: 植村佳史/答弁: 新斎苑建設推進課長

請願第7号「横井町の山林」への新火葬場白紙撤回


奈良新聞 H26年7月25日
土砂災害警戒区域に建設予定の新火葬場への進入路の橋梁
※画像をクリックで拡大表示します。

●【植村・質問-1】

請願第7号について質問を致します。請願者の飛鳥地区自治連合会長:大西昇氏と地元の白毫寺地区連合自治会長:田村豊子氏との協議状況について、お聞かせください。

■【新斎苑建設推進課長・答弁-1】

飛鳥地区自治連合会長 大西氏と白毫寺地区連合自治会長:田村豊子氏の協議状況については、請願が提出されておりますことから慎重に対応しなければならない事から、今のところ協議には至っておりません。

◆【植村・コメント-1】

特に進んでいないという事ですね。

●【植村・質問-2】

次に、昨年のNHKの番組で「土砂災害を知る」と言う内容で、台風26号で伊豆大島での死者行方不明39名、全壊家屋73戸という悲惨な被害が発生しました。過去に例のない豪雨の為に、土砂や斜面の木々が流れ下り土石流となって災害をもたらしました。そして、教訓として、自分の住んでいる場所が、土砂災害の危険な個所に該当するか等を調べて、判明したら、大雨の情報に注意して、市町村の避難情報に注意して非難するようにしてくださいとあります。今後は情報を知らせる努力と安全な場所に移動する努力で、少しでも悲惨な人的被害は無くさなければ成らないとありました。

さて、先日は飛鳥地区自主防災防犯会の会議に出席しましてその折にお聞きしたのですが、先般発行された奈良市防災ハンドブックにおいて、P43には、新火葬場建設予定地の横井町山林周辺と橋梁建設予定地周辺は、土砂災害警戒区域であるとなっており、ここに建設するのは、「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」に違反もしくは、計画自体も不適切ではないかとの事でありました。そこで、この奈良市防災ハンドブックとの整合性についてお聞かせください?

■【新斎苑建設推進課長・答弁-2】

奈良市防災ハンドブックとの整合性について、防災ハンドブックは昨年度に作成されており、これによりますと新火葬場建設予定地は土砂災害警戒区域の指定地には入っておりませんが、進入路となる橋梁建設予定地は、一部土砂災害警戒区域内に入っているとなっています。
この区域指定は、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律により、県が指定を行うことになっておりますので、詳細について県に確認をしましたところ予定しています橋梁の区域は土砂災害警戒区域との境となっておりますので、今後も県と十分に確認を行い進めてまいります。

●【植村・質問-3】

どうも納得がいかないので、再度お聞きしますが、橋梁の一部は土砂災害警戒区域が含まれている。しかし豪雨で土砂が崩れても、一部だから大丈夫な橋だという事で、これから新設するような橋梁工事は他にもあるのでしょうか?また他市にもよくある話なのでしょうか?お聞かせください?

■【新斎苑建設推進課長・答弁-3】

橋梁の建設につきましては、現在の計画は平成20年度に策定されたもので、今年度事業計画全体の見直しを行う予定をしておりますので、委員ご懸念の橋梁の位置につきましても、関係機関との協議、調整を行いながら万全を期してまいります。

◆【植村・コメント-3】

私は、現時点で、わざわざ土砂災害警戒区域に指定されている場所に、十数億もする橋梁を、なぜ建設するのか、又関係機関との協議や調整はもっと早くしておくべきではないのでしょうか?何度も言いますが、計画したがやっぱり駄目だったと言うのではもう取り返しがつきません!ここは、土砂災害警戒区域ですよ、1キロや2キロは離して安全を確保するのが行政ではないのですか、どうも、拙速に進めているような違和感を覚え、この計画は危険だと感じています。その点も踏まえ見直すべきだと、指摘しておきます。

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