奈良市議会報告

3月定例議会 一般質問(4)
ふるさと応援寄付金の大量流出を阻止せよ!

平成26年3月6日(木)
質問: 植村佳史/答弁: 総務部長

心のふるさと応援寄付


ふるさと納税: (株)トラストバンク代表 須永珠代氏に説明を受ける
※参考1: (株)トラストバンク代表:須永珠代氏

※参考2: ふるさとチョイス

●【植村・質問-1】

心のふるさと応援寄附について、寄附金を募るための広報などの経費として、26年度は80万9千円が計上されておりますが、来年度も本市の財政は非常に厳しく、少しでも応援寄付金を集めたいと願う所なのですが、実績を見ますと微増傾向で24年度は3,225千円の寄付を頂いております。しかしこの制度にはデメリットもあり、小さな自治体に比べ、大きな自治体になるほど愛着が持たれにくく、寄付が集まりにくい性質もあります。また、寄付をしなかった側の分も控除対象となるため、控除額ばかりが嵩むおそれもあります。そこで頂いた寄付金と奈良市民が他市へ寄付し、控除された金額の差額を調べてみますと、震災のあった23年度は、▲1億83,50万円、24年度は▲45,857千円が流出と成っています。このままでは、どんどん本市の税収は他市に流出し悪化して行くので、その対策についてどのような取り組みをされているのか?
また、寄付の魅力ある促進策として、奈良市は清酒発祥の地、清酒で乾杯条例が可決しました事から、その奈良市の地酒のPRも含め、寄附をしていただいた方に、記念品として奈良市の地酒をプレゼントしては如何でしょうか?

■【総務部長・答弁-1】

制度の広報として市ホームページのトップページにバナーを貼り付け、詳細な案内を掲載するとともに、ポスター1千部とパンフレット1万部を市外の参加者が多く集まるマラソン大会等で配布しております。
また、寄附を頂いた方へのお礼として、入江泰吉記念奈良市写真美術館および奈良市杉岡華邨書道美術館の入場招待券、四季の写真4枚、仏像の写真3枚、手作りお手玉2個を寄附金の額に関わらず贈呈しております。これらの取組みにより毎年約30件、3百万円前後のご寄付を頂いており、開始年度から途切れることなく微増となっております。

次に、記念品として奈良市の地酒をプレゼントすることについて、他市町村の事例を見ますと、高価な特産品を贈呈している市町村が多額の寄附を集めている傾向はありますが、本来のふるさと納税の趣旨から言えば贈答品は奈良市を愛していただく方々からの寄附に対する感謝の気持ちを表すものであり、心がこもったものでなければなりません。本市といたしましても議員ご提案の奈良の地酒などをはじめ奈良の特産品を贈呈することにより寄附者にとって魅力が高まり、さらに地場産業の宣伝と販売促進に繋がるようなものを検討してまいります。

●【植村・質問-2】

奈良市出身の芸能界で有名な方や、経財界で高所得の方々に、市長自らのトップセールスで、応援寄付金を売り込みに行くのも重要と考えるが、そのお考えをお聞かせ下さい?

■【総務部長・答弁-2】

私自らトップセールスをすることについて、ございますが議員ご指摘のように、私が出向き心のふるさと応援寄附をお願いするという方法もございます。あらゆる機会をとらえてセールスを広げていこうと考えております。

◆【植村・コメント】

インターネットのHPで、ふるさと納税ポータルサイトと言うのがありまして、2014年 ふるさと納税なんでも月間ランキングが表示されています。今の1位が愛知県岩倉市の純系名古屋コーチン 2位は宮崎県三股町の宮崎産黒豚ロースみそ漬1㎏(8枚入)です。本当にお買いもの気分で寄付できるようになっているのです。清酒でチェックしますと、桜井市のHP出てきて10000円以上の寄付で、ミムロスギ 純米吟醸 露葉風(1800ml):幻の酒米を最高の環境で造る純米酒とあります。もうやる気バリバリのセールスパワー感が伝わってきます。私も思わず桜井市に寄付しようかと思いました。ぜひ参考にして頂き、トップセールスで心のふるさと応援寄付のお客様をゲットして下さい!

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