奈良市議会報告

市民環境委員会
「市立奈良病院の『渋滞緩和・西側歩道の拡幅・横断歩道の設置』
などの周辺安全対策が進んだ!」

平成25年11月7日(木)
質問: 植村佳史/答弁: 課長

市立奈良病院周辺の交通安全対策

市立奈良病院の建設進行中のなかで、工期が3ヶ月遅れており、フルオープンが26年7月にずれ込むと報告がありました。そこで、昨年の9月議会で質問をいたしました市立奈良病院周辺の交通安全対策について、進捗状況や経過について質問を致します。

●【植村・質問-1】

先ず1点目に、市立奈良病院の北側の奈良交通市内循環内回りの紀寺バス停周辺において、路線バスが停車すると、西側から通行してきて病院へ入ろうと右折侵入する車両との間で渋滞が起こっております。よって、その改善策として、バス停留所周辺歩道の一部を削り、市道の一部を拡幅することについての要望は?進捗状況は如何ですか?

■【課長・答弁-1】

議員ご指摘の道路は「奈良市道大森高畑線」でありますので、奈良市の道路関係各課と協議を行いました。その結果、現歩道の幅員を2.5m確保し、歩道を約1.1m削ることにより東向き車道を拡幅することになりました。これにより病院への右折車両が停車していても通行に影響をあたえることがなくなります。また、建設工事につきましては、平成25年度末までに奈良市道路建設課による工事が行われる予定でございます。

◆【植村・コメント】

飛鳥地区自治連合会より病院への右折車両による朝の渋滞が酷いので、なんとか改善をして頂きたいと再三に渡り要望を頂いておりましたので、本当に良かったと評価したいと思います。

●【植村・質問-2】

この紀寺交差点は大変変則的な交差点となっており、大きな事故が起こらないのが不思議なぐらいであります。また、西側の歩道に関しても、現在は大変狭隘であることから拡張が要望されており、今回の新病院建設に当たり、歩行者用と車両の安全対策としての交差点との周辺の改良についての要望はどのように成りましたでしょうか?

■【課長・答弁-2】

紀寺交差点の安全対策につきましては、新病院建設に併せて安全対策を講じることができないか、奈良県と奈良市で検討を行いましたが、スケジュール的に同時進行は困難であるという結論に至りました。それに伴い、県と市で協議した結果、懸案事項の一つである歩行者の安全対策として国道169号線の歩道拡幅を新病院建設事業の中で行うことについて合意いたしました。このため、現歩道を病院敷地側に拡幅し、歩道幅員4mを確保することになりました。なお、紀寺交差点改良については、国道169号線が都市計画道路としての位置付けがあることから、今後、奈良県での総合的な検討をお願いしております。

●【植村・質問-3】

次に、病院西側の国道169号線の紀寺交差点信号より南には、紀寺住宅前交差点信号までの間は横断歩道がありません。それゆえに、たびたび病院の患者と思える方々が、西側の出入り口より国道を横切って横断されるために、ドライバーから危険を感じるとの声が寄せられています。
そして、このたびの新病院はさらに南側に建設されますので、病院の正面に当たる西側の住民にとっても、ぐるっと遠くを回って歩いていく必要があります。よって、この国道の途中に「横断歩道を設置」していただきたいと要望致しておりますが、どのように成りましたかお聞きいたします。

■【課長・答弁-3】

新病院西側の国道169号線への横断歩道の設置につきましては、奈良警察署及び奈良土木事務所に対し、地元要望を説明し協議を行った結果、横断歩道設置について、ご理解を頂き、本年9月より供用を開始しております。

◆【植村・コメント】

今回の市立奈良病院における周辺の交通安全対策について、地域住民からの長年の要望に対して、真摯に取り組んで改善を図って頂きました事に、評価し住民と共に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

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