奈良市議会報告

市民環境委員会
「もてなしの条例は絵に書いた餅か?」

平成25年11月7日(木)
質問: 植村佳史/答弁: 市民活動部長


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●【植村・質問-1】

「お・も・て・な・し」のもてなしのまちづくりの推進事業について、平成24年度予算12万9千円に対して決算が0円でありましたが、その原因は条例に基づく「もてなしのまちづくり推進行動計画」の策定が完了したため、その後の審議案件が無く、当該委員会を開催しなかったためとの事でした。そもそも「もてなしのまちづくり」を推進する為に「奈良市もてなしのまちづくり条例」が制定され、それを推進する計画が「同、推進行動計画」であります。そしてその行動計画を推進するのが「奈良市もてなしのまちづくり推進協議会」であり、その協議会の進捗管理をするのが、「奈良市もてなしのまちづくり推進委員会」とあります。このように、行動計画では、奈良市民が魅力あふれる奈良市を完璧に実現できるように官民一体で、推進できる仕組みになっておりますが、肝心の「推進委員会」は平成23年7月21日をもって一期目の任期終了となり、その後は現在まで2年3カ月間は全員欠員の為に活動停止状態が続いています。

さて、同条例の「行動推進計画」によりますと、その期間は2010~2014年度の5年間となっており、計画の推進にあたり、PDCA手法を活かして必用な見直しを行い、また事業として具体的に展開して行くに際して、あらかじめ活動の期限を定めるサンセット方式を組み込んでおき、事業評価等によってその継続を検討するという手法により、計画の効果的な推進を図るとありますが、その事業評価についての説明と、その評価は誰が行う事に成っているのかお示し下さい。

■【市民活動部長・答弁-1】

「奈良市もてなしのまちづくり推進行動計画」の事業評価とは、「奈良市もてなしのまちづくり推進協議会」からの報告をもとに、事業がそれぞれの段階において計画通りに進められているのかを評価するもので、「奈良市もてなしのまちづくり推進委員会」が行うことになっております。

●【植村・質問-2】

次に、推進行動計画の推進にあたり「もてなしのまちづくり推進協議会からの報告をもとに、「もてなしのまちづくり推進委員会」が計画の進捗状況の評価、計画の着実な推進を図る為に必用な見直し、顕彰についての審査等を行うとありますが、「もてなしのまちづくり推進協議会」からの報告はあったのか?それはどのようなものなのか、お示しください。

■【市民活動部長・答弁-2】

「奈良市もてなしのまちづくり推進協議会」からの報告につきましては、同推進協議会が組織されておりませんので現在報告はございません。

●【植村・質問-3】

次に、計画の進捗管理は「もてなしのまちづくり推進委員会」が担いますとありますが、どのように進捗管理されているのか?お聞かせ下さい。

■【市民活動部長・答弁-3】

「奈良市もてなしのまちづくり推進委員会」による、「奈良市もてなしのまちづくり推進行動計画」の進捗管理につきましては、平成24年度に同委員会は開催しておりませんが、各課へ推進行動計画に基づく事業の照会を行い、各課でどのような事業が行われているのか、その取り組み状況について確認をさせていただきました。

●【植村・質問-4】

今後、「奈良市もてなしのまちづくり推進行動計画」を進めるにあたり推進委員会の早急なる復活は必要不可欠だと考えますが、どのようにされるのですか?

■【市民活動部長・答弁-4】

2020年の東京オリンピック、パラリンピックの開催やリニア新駅の誘致により、今後も国内外から多くの訪問客を迎えることから、市民の皆様方や事業者の方々が、自発的におもてなしができるよう、今年度中に推進委員会を立ち上げ、これまでの推進行動計画の評価も含めて、今後の推進行動計画について、議論を行って参りたいと考えております。

◆【植村・コメント】

只今市民生活部長より、奈良市もてなしのまちづくり推進委員会の立ち上げをされると、ご答弁を頂きましたので、しっかりと取り組んで頂けますようお願いしておきます。

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