市民環境委員会(1)
「災害避難所は教育委員会と行政の連携が重要!」
平成25年2月7日(木)
質問: 植村佳史/答弁: 危機管理課長
●【植村・質問】
災害時の避難所運営について地域の自主防災組織と学校・教育委員会、行政が連携した避難所運営の体制は大変重要であるが、学校・教育委員会、行政との連携・協力体制の整備はどのようになっているのですか?
■【危機管理課長・答弁】
一昨年度、飛鳥小学校体育館において初めて宿泊体験の自主防災訓練が行われ、本年度は飛鳥小学校をはじめ3箇所で宿泊型訓練が実施されました。特徴は困難な避難所生活を実体験するなかで、避難所の開設から運営に係る手順や役割の分担、発生するであろう課題の抽出と対応など、より具体的な検討が出来ます。
そこで今後、避難所の運営を主体的に担っていただく地域の自主防災組織における避難所運営マニュアル作成支援のためのガイドライン作りや、それに基づく実際の避難所運営など、自主防災組織や学校施設管理者等側と連携・協力を充分に図って行かなければならないと考えています。
◆【植村・コメント】
大災害が発生した場合、避難所生活は過酷であります。今回の避難所訓練で判明したことは、学校施設が避難所と指定されているが、その機能を果たす施設整備がほとんどされていない事があります。
今後、学校施設の改修に当たる場合など、防災部門は避難所機能の強化に向け、しっかり意見・提言をしていただきたいと考えます。
縦割り行政では無く、それほど予算をかけずに出来る防災改修も多くあります。
例えば、避難生活で絶対必要な生活用水の確保としてプール用水を活用するため、お年寄りから子供まで容易に水を汲むための配管と蛇口の取り付けや調理室等の配管について都市ガスとプロパンガスを併設するなど、学校・教育委員会と防災部門がしっかりと連携し協力し、具体的な成果を出していただけるよう要望します。
[写真] 飛鳥地区自主防災防犯会主催の避難所体験訓練
日時:平成24年11月10・11日 場所:飛鳥小学校