決算分科会・市民環境 新火葬場建設について
平成24年9月17日(月)
質問: 植村佳史/答弁: 福井 副市長・生活環境課長
●【植村・質問-1】
新火葬場建設について、昨日の公明党伊藤議員の代表質問で、ドリームランドの建設候補地は「白紙撤回」になりました。そして、市長は新火葬場の建設の為の、行政視察はされていないと言う事がわかりました。
さて、市長が就任された21年~23年度の資料P4の新火葬場に係る経費明細予算決算は12,000円と33,000円とあります。新火葬場の完成時のイメージは重要で市民にとっても必要なのですが、担当課では、先進市への火葬場の行政視察に、行きましょうと市長をお誘いはされなかったのでしょうか?
■【生活環境課長・答弁-1】
当課では近隣の火葬場については視察を行いました。その際には市長は同行されておりませんが、その視察結果について市長・副市長には報告をさせていただいたところです。また、他の火葬場に関する情報なども得て、市長・副市長もまじえて協議をいたしております。
●【植村・質問-2】
それでは、担当課として昨年は何処を視察されましたか?
■【生活環境課長・答弁-2】
担当課としては飯盛、枚方市、葛城市、天理市等であります。
●【植村・質問-3】
現地周辺の建て替えでは、ない所で建設が成功した他市の視察は行かれましたか?その特徴や成功例をお聞かせ下さい。
■【生活環境課長・答弁-3】
既存施設以外で建て替えられた所へは、行っておりません。
●【植村・質問-4】
おかしいいですね!市長は平成22年12月3日の答弁で「白毫寺地区周辺以外で移転するのでYES」と言っておられるのですから、本来は既存施設以外で建て替えに成功された施設を行政視察するべきであるのにも関わらず、既存施設建て替えを行った他市の施設ばかり行政視察していると言う事は、それをしていないと言う事は、初めから現地建て替えを視野に入れてやっていたのではないかと思います。
多治見市火葬場の建設委員会の資料を見ても、新しい場所での火葬場建設は、大変苦労されているのが判ります。
さて、平成22年12月3日の市長答弁「白毫寺地区周辺以外で移転するのでYES」発言は、絶対に白紙撤回しませんね?ハッキリお答え下さい。との質問に市町は、「それは言いましたが、現状ではありとあらゆるところから候補地を探さなければならない」と言っておられますが、それは「白毫寺地区周辺」も含むと言う事ですか?
■【福井 副市長・答弁-4】
平成22年12月定例会おきまして「白毫寺からよけていただけるならイエス、その気がないならノー」のご質問に対し、市長は「現東山霊苑火葬場の移転に向けて努力をするという事でございますのでイエス」と答弁をさせていただいております。
また、先の本会議におきましては、植村議員のご質問に対する答弁におきまして、市長は「今後ありとあらゆる方策を視野に入れて考えていかなければならない」と答弁をしており、このことから、「これまでに検討いたしましたすべての候補地も含め、市内全域から再度見直しを行うことになる」と理解しているところでございます。
今後も、市民皆様のご理解ご協力をお願い申し上げるところでございます。
●【植村・質問-5】
と言う事は、最近に出ていた案の「白毫寺周辺の横井町の飛び地」も含まれると言う事ですか?
■【福井 副市長・答弁-5】
「白毫寺周辺の横井町の飛び地」も含まれると理解しております。
●【植村・質問-6】
再度、確認しますが副市長は「理解」していると言っておられますが、実際に市長もそのように言っておられるのですか?
■【福井 副市長・答弁-6】
議員のおっしゃるとおりです。市長は市内全域が含まれると言っております。
●【植村・質問-7】
平成22年の12月3日の定例会で、100人以上の大勢の白毫寺地区の住民が傍聴に来ておられる前で「白毫寺地区周辺以外で」と言われましたのに、僅か2年でやっぱり白毫寺地区周辺も含まれますと言うなんて、それって「大嘘つき」と言われませんか?政府も子供手当や高速料金無料と言ったのにと国民は「大嘘つき」と言っておられるのと同じですね!
さて、今回の有力候補地が白紙撤回になった事は、計画が失敗に終わったわけですが、この失敗の原因は担当課として検証しておられると思いますが?検証分析の結果をご説明下さい。それから、その責任は重大と思いますが、誰がその責任をとるのですか?
■【生活環境課長・答弁-7】
火葬場候補地選定に係る地元交渉等についてでございますが、火葬場の候補地を決定するには、まず有力候補地であるドリームランド跡地の取得が最も重要であります。その為に二者の地権者と、約1年10箇月近く、それぞれの地権者と接触を始め、交渉を進めてまいりました。しかしその一者の地権者が、地元であり奈良阪町の理解が得られなかったのが最大の原因であります。
また、地元のドリームランド周辺の佐保地区から、火葬場移転反対の直訴状と署名簿が提出され、交渉にもお伺いしましたが、必要性は理解できても、自分の地元には絶対に反対という事でどうしても理解が得られませんでした。
撤回記事(クリックで拡大表示)
●【植村・質問-8】
それでは、ドリームランド周辺の住民の皆様に説明に入る前に、反対が出たと言う事ですが、そこを候補地にすると言えば、だれでも反対は出ますよ!なぜ、交渉に入る前に、反対が起こったのですか?
■【生活環境課長・答弁-8】
地権者と話している段階で、インターネット上で火葬場やゴミ焼却場がドリームランド跡地に来ると噂が出回り、各種団体から反対が出ました。
●【植村・質問-9】
情報の漏洩があったと言う事ですね!これは本当に慎重に進めなければならないのは当然なのに・・・・・・先日も私達は、新しい所に火葬場建設をされた自治体に視察に行き苦労話を聞いてまいりました。その成功の要因は「トップである市長が、強いリーダーシップを発揮」されたと言っておられました。そのような成功事例を視察する事は重要ですよ!
それで今後は、どのように進める予定ですか?
■【福井 副市長・答弁-9】
新斎苑、クリーンセンター等の嫌悪施設について、市民の皆様に理解を頂けるように、努力して不退転の決意で進めて行きます。
◆【植村・コメント】
副市長はそう述べられましたが、市長の直ぐに白紙撤回を出されるのは、これはリーダーとして、直してもらわなければなりません!でないと信用ができ無いですから!そして副市長が不退転の決意でと申されたのですからしっかり取り組んで行って下さるよう要望して終ります。(終り)