奈良市議会報告

9月議会 一般質問(6) 大安寺バンビーホームの耐震化について

平成24年9月11日(火)
質問: 植村佳史/答弁: 教育長

●【植村・質問】

大安寺バンビーホーム施設について質問致します。

先日、南海トラフ地震の被害想定が発表されましたが、この事によって大安寺バンビーホーム保護者会の方から声が寄せられました「大安寺バンビ-ホームの子供達は、防災訓練をしっかりやっています。でも他校のバンビーホームと違って、ここは、地震だ!頭を保護して、思いっきり走って、この建物からできるだけ遠くへ避難しなさい」と言って避難訓練をしているとの事でした。そして「植村さん、南海トラフの発表がありましたが子供達は大丈夫でしょうか?心配です。早く施設の改修・建設をお願いします。」と言っておられました。

さて、Is値0.26と構造上大変危険であり、心配される大安寺バンビーホームの耐震化改修について大変急がれる中、第4次総合計画の中には平成24年から26年の実施計画で3億820万円が計上されており、今後の方針として「1部いまだに老朽化等により改善が必要なホームが存在する為に今後も毎年2ホームずつの改善を図る」とあります。

又、保護者会の方々からは、24年度から教育委員会の所管になってから、今迄に無く、度々、大安寺バンビーホームに教育委員会の方々が視察に来て頂いており、嬉しい事ですとの感謝の声が寄せられているところであります。

しかしホームの建設する場所に関しては、大安寺小学校周辺の候補地は無い状態であり、又、大安寺小学校の空き教室も調査の結果は、無い状態であると聞き及んでおり、残る道は現在の旧校舎でのホームの建て替えしかないと考えておりますが、その事に関しまして大安寺バンビーホームの改修・建設の状況や見通しについてお聞かせ下さい。

■【教育長・答弁】

大安寺バンビーホームの耐震化についてでございますが、大安寺小学校のバンビーホームは、旧校舎を活用して、昭和50年に開所いたしました。

築50年以上が経過し建物は老朽化が進み、耐震補強工事も困難であることから建て替え等の要望を頂いている事も承知しているところでございます。しかしながら、旧校舎を含む運動場一帯は、国の史跡大安寺旧境内に位置するため敷地内での移転も出来ない状況にあります。

しかし、既存建物の建て替えであれば認められる場合もあることから、今後、文化庁等関係機関と協議をすすめ同所での建て替えを検討してまいりたいと考えております。

大安寺バンビーホーム
大安寺バンビーホーム

◆【植村・コメント】

大安寺バンビーホームについては、本年度から教育員会の所管と成り、調査が迅速に進み、既存建物の建て替えの方向で今後、文化庁等関係機関と協議をすすめるとの事で、ようやく先が見えてきて、大変良かったと感じています。大安寺バンビーホームの保護者会の方々も、やっと方向性が見えて、取りあえず一安心しておられる事と思います。

南海トラフ地震が心配される中ですので、ぜひ来年度早い時期での建て替えを要望しておきます。

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