奈良市議会報告

9月議会 一般質問(5) おもてなし民間トイレ事業について

平成24年9月11日(火)
質問: 植村佳史/答弁: 観光経済部長

●【植村・質問】

ならまちおもてなし民間トイレ事業について質問を致します。平成22年2月の奈良商工会議所春の見本市で、要望させて頂いてからようやく実現に繋がり一定の評価をしておりますが、その事に関しまして数点質問を致します。

1点目に、ならまち観光トイレの民間事業所との主旨・契約内容はどのようなものでしょうか?

2点目に、今迄の調査期間で問題となっている「外国人のトイレ利用に関する習慣」の違いから、表の看板は見ましたが、多言語表示の屋内利用説明看板は必要となりますが、どのように対策をうっておられますか?

3点目に、山の辺の道奈良道における、観光トイレも必要とされていますが、この方法を使うお考えはありませんか?

以上1問目と致します。

■【観光経済部長・答弁】

(1) おもてなし民間トイレ制度の主旨及び契約内容についてでございますが、貴重な観光資源である奈良町では、公衆トイレが少ないことや、公共施設の大半が月曜日休みであることから曜日によってはトイレが利用できない状況にあります。この問題を解決する手段として8月からおもてなし民間トイレ制度の運用を開始しました。

おもてなし民間トイレとして運用させていただくためには、奈良市が定めます条件に該当し、所有者の了解をいただいたときに、市と所有者の間で合意書を交わし、おもてなし民間トイレとしてご利用いただくこととなります。

(2) 多言語表示によるトイレ利用説明板についてでございますが、外国人観光客には、それぞれの習慣の違いによるトイレ利用でのとまどいがあるものと考えております。今後、協力していただいております事業者の意見や他市の状況も調査し、トイレの利用方法の多言語表示について研究してまいりたいと考えております。

(3) 山の辺の道奈良道における観光トイレについてでございますが、同地域では近年散策される方の数が増え、観光客が使用できるトイレの必要性が高まっていることは認識しております。この地域に限らず、観光地域におけるおもてなし民間トイレの活用は、立地条件や経費の問題からも効果的であると考えております。

今後、山の辺の道奈良道を含め、おもてなし民間トイレの設置を積極的に進め観光客の利便性を図ってまいりたいと考えております。

おもてなしトイレ看板写真
おもてなしトイレ看板写真

◆【植村・コメント】

おもてなし民間トイレ事業についてですが、私はこの企画を提案させていただく迄に、飲食店や雑貨店の聞き取り等も行いました。その中で行政と民間の今後期待できる共同事業である事は間違いないのですが、注意しなければならないのは、外国人のトイレの習慣に伴うトラブルであります。せっかく民間事業者が善意で協力して下さっても、酷いトラブルが起こっては、せっかくの事業もイメージダウンに成ります。そのような事から、早急に多言語の案内表示板の作成を急いで下さるように要望しておきます。

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