9月議会 一般質問(3) 市立奈良病院周辺の交通安全対策について
平成24年9月11日(火)
質問: 植村佳史/答弁: 市民生活部長
●【植村・質問】
新病院建設が進行中の市立奈良病院周辺の交通安全対策について数点質問を致します。市立奈良病院に隣接するR169交差点周辺に関しては、平成15年の開業以来、周辺住民から交通安全対策について度々要望がよせられています。
そこで、来年度末に竣工がせまる中、地域より要望が寄せられている事に関して数点質問を致します。
1点目に、市立奈良病院の北側の奈良交通市内循環内回りの「紀寺」バス停周辺において、路線バスが停車すると、西側から進行して来て病院へ右折進入する車両との間で、渋滞が起こっています。よってその改善策として、バス停周辺歩道の一部を削り市道の一部を拡張する事はできないでしょうか?
2点目に、この紀寺交差点は、大変変則的な交差点と成っており、大きな事故が起こらないのが不思議なくらいであります。又、西側の歩道に関しても現在は大変狭隘である事から拡張が要望されており、今回の新病院建設にあたり歩行者用と車両の安全対策としての交差点とその周辺の改良はおこなわれないのでしょうか?
3点目に、病院西側のR169の紀寺交差点信号より南には、紀寺住宅前交差点信号までの間は横断歩道がありません。それ故に度々病院の患者と思える方々が、西側の出入口より、国道を横切って横断される為にドライバーから危険を感じるとの声がよせられています。そしてこの度の新病院は更に南側に建設されますので、病院の正面にあたる西側の住民にとっても、ぐるっと回って歩いていく必要があります。よってこの国道の途中に横断歩道を設置して頂きたいと考えますが、そのお考えについてお聞きします。
■【市民生活部長・答弁】
市立奈良病院周辺の交通安全対策についてでございますが、まず、奈良交通の紀寺バス停留所の周辺については、議員ご指摘のとおり交通渋滞が発生している場合があることは承知しており、現在、病院出入口部分の市道で車道幅員の拡幅も含め関係機関及び関係課と協議を進めております。また、交差点につきましては、県によりますと改良拡幅を計画しており、今年度において現況測量及び計画図面の作成を行うということですが、当面は病院側の拡幅を計画されており、病院敷地の買収について検討されているようです。しかし、病院敷地につきましては、国から奈良市に移譲を受けた際、10年は病院の用途として使用するという条件で無償譲渡されていますので、国とも協議して交差点の改良には協力してまいりたいと考えております。
また、新病院の外構工事の工程に合わせて、交差点改良工事の施工をお願いしているところでございます。
次に、国道の横断歩道の設置についてですが、現在も、この国道を横切って病院側から西へ横断される人が多く見受けられ、事故の発生が心配されるところです。
横断歩道の設置は、最終的には、県公安委員会で決定され、警察が設置することになりますので、防犯・交通安全課と病院事業課と連携しながら県関係機関に要望してまいりたいと考えております。
新病院のご案内(市立奈良病院Webサイトより)
◆【植村・コメント】
市立奈良病院周辺の交通安全対策については、病院がだんだん完成してきており周辺の自治会からも交通安全対策について、関心が高まり要望書も出ている事から、早急に取り組んで頂けますよう要望しておきます。