奈良市議会報告

産業文教委員会

平成22年11月1日(月)
質問: 植村佳史

●【植村・質問-1】

毎日のように、尖閣諸島問題について報道されており、本日は尖閣諸島中国船公務執行妨害のVTRが国会で委員会上映をされているとの事です。

又、ロシア大統領も北方領土に上陸したとありました。

最近、子供たちにも、尖閣諸島は日本の領土?と聞かれます。

そこで、本市では学校現場で、竹島、北方領土、尖閣諸島について、どのように教育していますか?

■【答弁-1】

小学校においては5年と6年の社会科で北方領土の記述があり、中学校では、社会科の地理的分野と公民的分野において、尖閣・竹島・北方領土の記述があり、いずれも日本固有の領土であると明記されており、我が国の領域をめぐる問題にも着目させるようにする事を踏まえ教育をしています。

●【植村・質問-2】

全国で、小中学校の暴力行為の発生件数が、奈良県内の小中高では1000人当たりの発生件数は9.2件で全国ワースト3位だったと報道されていますが、本市の状況は?

■【答弁-2】

小中学校の暴力行為は年度ごとに増減しており、連続して増加傾向ということは無い、小学校65件、中学校262件で、前年度の72件、295件を下回っております。 又、奈良市としての順位等は出ていない。

●【植村・コメント】

全国学力調査や、学習状況調査では、全国、奈良県、奈良市と調査しているのですから、今後は内部で判断できるように調査は必要ですので、要望しておきます。

●【植村・質問-3】

ケータイ・ネット被害から子供達を守る奈良市インストラクターによるセミナーが先日、飛鳥小学校で開催されて、参加者からは、携帯インターネットの危険性について良く分かったと好評であったが、文部科学省も、学校におけるネットパトロールの必要について、専門会議を設けると報道されていました。

その理由等に会員制交流サイト(SNS)を介したトラブルが目立つとの事でした。

本市は、今後のケータイ・ネット被害対策のボランティア養成の必要性について、どのように考えるか?

■【答弁-3】

昨年「携帯・ネットから子どもを守るリーダー養成講座」を実施いたしました。

本年度は、奈良県・奈良県警察等が中心となって実施しておられる「ケータイ・ネット指導員」によります啓発講習会に参加していただけるよう、各校園の保護者や教職員に案内をする予定です。

●【植村・コメント】

それでは、あますぎる!もっと子供達を守るために、積極的に取り組んでください。

●【植村・質問-4】

今年の、夏の大極殿前庭でのなら燈花会は素晴らしいものがありました。

その燈花会が本日は東京の「明治神宮鎮座90年記念・アカリウム」に参加されています。大極殿前庭で夏の夜を、輝かせてくれた、燈花会が行われた平城遷都祭の来年の予定は?

■【答弁-4】

今年の平城遷都祭の果たした役割は、大変大きなものがあったと評価しておりますし、ポスト平城遷都1300年祭のイベントとして継続開催すべきものと考える。

現在、平城遷都祭実行委員会と来年の遷都祭の開催方針について協議中です。

●【植村・コメント】

事業仕分けにかけられて、遷都祭実行委員の方々も良い気はしておられません!

しっかりと実行委員さんと協力して頂けるように要望しておきます。

●【植村・質問-5】

田原1300年記念プロジェクト「田原まるごと再発見」収穫祭に参加しました。

当日は約1000人の参加者があり、田原の山里博物館等のハイキングコースは大変賑わっていました。

そこで田原地区の観光施策について、古事記ができて、2012年は1300年にあたるわけですが、ここには、その古事記の制作者である太安萬侶の墓があり、ポスト1300年事業の題材としても良いと思うのですが、このすばらしい周辺の観光整備、特に先日の天皇皇后両陛下の行幸の時も、懸念された公衆トイレの整備についての考えは?

■【答弁-5】

先日天皇皇后両陛下が訪れられた光仁天皇陵や、田原やま里博物館、映画「殯の森」ロケ地などもあり、新しい奈良を発見できる場所と考えております。

また、それと田原地区から、観光便所の増設について要望がございますが、条件が整い次第に建設検討に入りたいと考えています。

現時点におきまして、具体的な古事記完成1300年の事業の計画はございませんが、県が「記紀・万葉プロジェクト」を立ち上げ、調査を開始しておりますので、連携を図りながら検討してまいりたいと思います。

●【植村・質問-6】

先日は奈良工芸フェスティバル2010に視察に行ったおりに、すばらしい伝統工芸が伝承されており、若い生徒も育って来ており若いエネルギーを感じました。

そして、世界歴史都市会議に参加した中で、外国の方々の質問で、歴史都市としての伝統産業がその都市の雇用に繋がっているか?と有りました。

そこで、奈良工芸館もホームページがありますので、若い生徒達の優秀な作品をネットで販売すれば、世界中から購入希望者が現れ、奈良の伝統工芸産業の振興と、雇用や観光振興にもつながると思うが、その取り組みについてのお考えをお聞きします。

■【答弁-6】

今後若い継承者の育成は必要であり、また育ってきて下さっておりますが、そういった方々の活躍の場など、作品がPRできるような場所・機会を考えて行きたいと思います。

産業文教委員会の詳細はこちら(※PDFファイル)をご覧ください。

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