第8回 棚田嘉十郎翁の銅像の背景に約20台の仮設トイレ!
2010年5月1日(土)
5月1日に、遷都祭2010に行きました。棚田嘉十郎翁の銅像の周辺整備が出来ているのでそれは嬉しく感じました。
しかし・・・周辺に1300年祭の特別の案内表示は無く、パンフにも掲載が特に見当たりません・・・。それに、銅像真横に仮設トイレを置くとは!これはいったい・・・?
「仏作って魂を入れず」
今、地元の英雄を顕彰し、子供たちにも、この方の尊い行いがあったから、今の1300年祭があるんだと、伝えなければならないはずなのに・・・寂しい思いがしました。
ツアーガイドの方のお話によると、マニュアルには、次のように掲載されているようです。
《地元の植木商、棚田嘉十郎は、関野の論文に感銘を受け、平城京の保存運動をはじめる。
棚田は明治時代に行われた平城遷都1200年祭でも中心的な役割を果たす。
棚田は保存運動の半ばで自決してしまうが、棚田の死の翌年、大正11年には、平城宮跡が国の史跡に指定されることになる。》
そして、翁が割腹自殺されたくだりをお話しされると、ツアー参加の観光客の中からどよめきが起こると述べておられました。
これからなんとか改善したいと思います。