2003.3.8

エヌ・シー・エー・コンサルティング(株)

代表取締役 石井 美鈴氏 講演会

◆女性分科会ー関西女流大学立ち上げ記念企画

 

終了リポート

 

美鈴さん、かっこよかった〜。生き様が立ち居振る舞いすべてに出てます。
黒のパンツスーツを颯爽と着こなしつつ、カバンもファイルもキティちゃん、みたいな(笑)。
このギャップも美鈴さんの魅力なんでしょう!  (女流担当幹事)

〜開催前の告知文(以下)〜

テーマ:女性であることも実力のうち

専業主婦から一転、現在、社員約50名、SOHOスタッフ約2,500名登録。
アウトソーサー企業として現在も成長を続けるエヌ・シー・エー・コンサルティング(株)
代表取締役石井美鈴氏が大阪・天満橋(ドーンセンター)にお越し頂きます。
学生結婚、専業主婦から一転、就職そして起業と石井美鈴氏軌跡を辿りながら
女性が働く意味を改めて考えたいと思います。

主催・社会人学習交流会 関西交流大学 (担当/女性分科会:関西女流大学)

●日 時:平成15年3月8日(土) 14:30〜17:00
※午後14時00分より受付
開始
※事前に連絡ある方は遅刻入場可(15:30迄)。 

●場 所:ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)5階 セミナー室
大阪市中央区大手前1丁目3番49号
●講 師:石井 美鈴 氏 エヌ・シー・エー・コンサルティング(株)代表取締役
【経歴】石井美鈴氏紹介文
テーマ:女性であることも実力のうち
●定員50名様(先着順)
●会 費:3,000円(当日徴収させていただきます。)
※関西交流大学・会員及び、2月22日『第1回 一日丸ごと勉強会・交流会』参加者1000円割引
●御申込先:女流担当幹事・大島 節子までお願いします。
setsuko@cf7.so-net.ne.jp


終了リポート編

「悪い部分こそが個性」

石井美鈴さんはコミュニケーションのプロだ。

お話いただいたオリジナルのコミュニケーションの
工夫の中で、印象に残ったのは以下の4つ。

●わからないなら素直に聞く
●自分が書いたメールは一度怒って読んでから出す
●メールには顔文字を使う
●周り人の自分勝手な行動を“ノッチン”と名づけ、
 笑いの中で諭す。

これらの工夫が生まれた根っこにあるものは
“わかりあうこと”へのあきらめない姿勢だ。

人は誰でも自分のことを認めてもらえればうれしい。
しかし、そのためには相手を認めること、
そして自分で自分を認めてあげることが必要だ。

石井美鈴さんの口から発せられた
「悪い部分こそが個性」という言葉には
彼女のやさしさと人としての大きさが感じられた。

お互いを尊重しあい、共生してゆくこと。
そのために今日からできることを教えていただいた。

追伸
 ・初司会の感想
   ----喋るのはむずかしいなり・・・。

◆女流担当幹事 大島節子

 

「女性であることも実力のうち」

石井美鈴さんは、若手女性起業家として多くのマスコミなどに注目されてきた。
が、その実彼女ほど自然体という言葉が似合う女性は少ない。

普通に結婚され、子供を育て専業主婦を務めていたどこにでもいる女性の一人だ。
家計を助けるためや、社会との接触を求めてパートに出る
のもどこの家庭にもある一風景で珍しくないであろう。

ただ、彼女が普通ではなくなるのは、創意工夫を加えることによって、
仕事のレベルアップがされる喜びを知る。
そのことによって、人から褒められ、求められる「やりがい」へと昇華する。
本当の働く楽しさを知ったことが人生の転機だと思う。

さて、本講座のテーマであった、「女性であることも実力のうち」
私としては、この本質部分が唯一聞いておきたいことであった。
どんな答えが帰ってくるのであろうと期待していた。

回答は、「女性らしさを活かせば良い」と言う当たり前のことであった。
「なぜ、お茶くみは、女の仕事!と目くじらを立てる女性がいる。
でも、むさくるしい男性がお茶を運ぶより、
可愛らしい女性が運ぶ方がよっぽど良い。女性には女性らしい舞台がある。」
と彼女は言う。

女性だからではなく、女性だからこそ愛される「笑顔」や「言葉づかい」
をビジネス・ツールとして、その場面にあった自分の活かし方を考えれば良い。
「男性と対等に勝負だ!」などど、肩肘を張るより、女らしさをアピールする方が愛される。
男性にも一切引けを取らない、よくあるキャリア・ウーマン型タイプとは
全然考えた方が違うと実感した。

また、女性は男性とは違う部分、ヨコのコミュニティー作りがうまいと言う特性。
Eメールにも顔文字を入れて感情を和らげる。相手が怒っていると仮定して文章を書くなど、
貴重なヒントも頂戴した。

さて、こう書いていくと誰でも石井美鈴さんになれると言う気がしてくる。
取り立てて彼女が特別の思想を持って、数々のビジネスシーンを闘って来たとは思えない。
しかし、残念ながら多くの人は一番肝心な素直さを持っていない。これは、男女関係ないが。

女性であると言う可愛らしさの実力を活かし、素直に人から教えを請う姿勢。
そこに、石井美鈴さんの真髄があると思う。
人は、素直で謙虚な人間には、モノを教え、情報を与えたいものだ。
物事を始める前に、常に解釈を求める人や、
人の意見を素直に聞けない人間には次第に良い情報も集まらなくなる。

優れた逸材には大きく分けて2つのタイプがある。
自分の能力をどんどん発揮するタイプと、周囲が協力して大きくしていくタイプ。
彼女は、後者であると言う気が私にはする。


石井美鈴さんは周りの人間が必死になって助け
結果的に会社を興し、人が集まって来ているのではないか。
周囲の人間が彼女を助けたいと思わせる何か。それを素直に受け入れる器量。
それこそが普通の人には真似できない彼女の真の魅力なのであろう。

つまり、「女性であるという実力」を充分に発揮したから、
今の「石井美鈴」さんが存在している、と言っても良いのではないか。

◆企画担当幹事


【参加者の声】



●一番印象に残ったのは、仕事とプライベートの区別がなくて
24時間プライベートだとおっしゃっていたことです。(表現は違ったかも。)
きっと自分の好きなことを仕事にしているから、言えることなのでしょうね。

●美鈴さんはウワサ以上の素敵な方で、たくさんお話することができ大満足でした。
話を聞いているうちに、自分がやりたかったことの確認もできて、とっても刺激を受けて帰ってきました。

●すごくよかったです。美鈴さんの考え方とか姿勢とか心底かっこいいなーと思いました。
肩の力が抜けてて自然体でパワーがあって仲間を大切にしてて、
あこがれの人がまたひとり増えたって感じです。

●主婦の社会参加だけでなく、教育問題、人材育成にも取り組んでおられて、
自分の信じることを実行されている姿がとても魅力的で、たくさん元気をもらってきました。

●とても楽しいイベントで、大島様はじめスタッフの方々のご尽力に心から感謝いたします。
石井美鈴さんは本当に素敵な方でしたね。いろいろと勉強になりました。

第2部懇親会も石井美鈴さんを囲んで大いに盛り上がりました。