☆清流茶屋☆ 『やらないことのリスクについて』

2003年 年頭所信にかえて・・・

今週で正月休みも終わり、月曜日から仕事初めという方も多いことでしょう。
多くの会社の社長さんは、”年頭所信”なるものを表明して
今年1年の目標や抱負を掲げることでしょう。

私も正月中カッコ良いモノを考えようとしましたが
熱燗が美味すぎて駄目でした。

ですが、僭越ながら関西交流大学に関してお話をさせて頂きたいと思います。

昨年(2002年)1年間は非常に良い出会いの連続でした。

まず、1月「儲けるためのシステム創り」と言うテーマで
(有)となりィ経営システム 代表取締役 山岸 弘基氏
にコンピューター・システムについて初級知識を教えて頂きました。
知られざるシステムの意外な事実もあり、非常に勉強になりました。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/20koza.htm

2月、 (有)クロフネカンパニー 代表取締役 中村 文昭氏登場。
「創業しよう!」 〜破天荒青年の太腕繁盛記〜
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/21koza.htm
筆者は、氏の経歴を読んで、勝手に『破天荒青年』などと銘々しましたが
まさに、その名のとおり想像を絶する裸一貫の青年修行物語でした。
ここで、氏は『出会い』の大切さを身を持ってご教示頂きました。
涙をあふれさせた参加者続出。
しかも、会員の熱い願いを聞き入れて頂き
10月には第2段アンコール講演も実現。
その夜、氏を囲んだ会員限定の『定例会』も楽しい思い出です。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/29koza.htm

3月、『全身火の玉・快男児』刺激的講座。
ランドールコンフェクト(株)代表取締役 茂木 皓守 (しげき こうじ)氏。
ワインあり、チーズあり、大黒さんありの大騒ぎ。
参加者以外には決してわからない衝撃でした。
ほんまもんの情報発信術をご伝授頂きました。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/29koza.htm

さて、ここで関西交流大学の初の正式幹事会。
『果たして、良い講師をお招きするだけで関西交流大学はいいのか!』
キツイご意見を顧問様筆頭に頂戴し軌道修正を決意。
参集頂いている会員・その他参加者の力を充分に発揮し
旗印の『真の交流』を見直そうと、全員参加型講座を考案。

4月、プレゼンテーション大会を実施。
発表者16名、総勢50名を越す大盛況の2周年記念行事となりました。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/23koza.htm

この大会で特筆すべきことは、この参加者中から
関西交流大学が求める『逸材』候補生が多く継続参加。
新会員を多く生み出しました。

5月、全員参加型路線を発展させる形で
初めての『グループ討論会』を実施。
どうせやるなら関西交流大学らしく、実践テーマを取り上げようと、
3グループに分かれて、喫茶店開業プランニングをして頂きました。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/24koza.htm

そして、6月から『ショート・プレミアム』という新企画を発足。
会員自から講師役となって、各専門分野、業界秘話などを公開。
1講座、複数講師を導入することによって得られる
集中力と中身の濃い時間を共有する狙いは見事的中。
一人1時間以内の話しでは物足りない、という嬉しい悲鳴が続出。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/25koza.htm

この企画は、大好評の為に7月も続行。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/26koza.htm
飛んで、12月も再開しました。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/31koza.htm

各『ショート・プレミアム』のテーマは
出版、保険、金融など多岐に渡りました。

そしていよいよサマー・スペシャルイベント学園祭。
『8月に何か面白いことをやろう!』と会員が白紙の段階から企画。
ビジネス&フリーマーケット2002 模擬店博と称して全25ブースの出展。
取り上げて頂いた大手メディア様の協力もあり、総動員数200名を達成。
ビジネスの観点からも、お祭本来の楽しさも両方楽しめる成果となりました。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/gakuensai.htm

9月はちょっぴり骨休め。書家さんが講師をすると言う珍しい静かな企画で勝負。
もちろん、内容も『自分の言葉を探す旅』というテーマどおり
しっとり、ゆったりとした素敵な時間を過ごすことが出来ました。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/28koza.htm

記憶に新しい11月は、
関西交流大学初のフランス人講師?才媛エリ・ベルグマン氏をお招きしました。
今年世界中を湧かせたワールドカップの日本側スタッフとして大活躍された
臨場感あふれる新鮮で興味のある話題をご披露。
『USAナイズが国際化?』などの
本当の国際交流に関して、我々に考える宿題をご提供頂きました。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/30koza.htm


さて、簡単に1年間の公開講座を中心に振り返って見ましたが
その他にも様々なミーティングや飲み会なども存在します。
中心メンバーからすればかなり時間を取られる
”大変な仕事"だった気もします。
しかしながら、他の方に味わえない価値ある
濃密な時間を共有できたのではないでしょうか。

私の知人である起業家の方が年末におっしゃってましたが
師走なんてただの月末、1年が新たに始まっても単なる月の連続に過ぎない。

私もそのとおりだと思います。
今年1年新たに何かがどうなるものでもない。
大切なことは物事を続けるということではないでしょうか。
物事とは、仕事であり、家庭であり、地域コミュニケーションであり
学問や趣味であり、仲間作りであります。

今1番感じていることは、『やらないことのリスク』です。
何事につけ『やる!』ことは大変な事です。
手間もかかりますし、時間も取れます。金銭的・精神的負担や危険もあるでしょう。
でも、本当はやれることを『やらない』ことの方が
危険(リスク)が大きいと私は考えます。
『機会の損失』と言葉を変えても良いでしょう。

人間にはそれぞれ持って生まれた寿命があります。
『新年は冥土(天国)への一里塚』という言葉も聞いたことがあります。
おめでたい、おめでたいと新年を祝いますが
人は、新年と共に一歩づつ冥土(天国)へと近づきます。
と言ってどうすると言う手立てはありません。
だからこそ、やれることを精一杯面白くしようではありませんか!

以上、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。
御清聴ありがとうございました。

2003年1月4日◆関西交流大学・企画担当幹事

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