追憶の旅シリーズ・コラム集
追憶の旅
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先日、外回り中たまたま実家の近くに立ち寄った。 ふと、あの店はまだあるだろうか?と想い出した。 私鉄の線沿いにある少しだけお洒落な喫茶店である。 高校時代に友人達と通った所である。 私は懐かしい匂いのする『追憶の旅』に出かける事にした。 行ってみると、今でもその喫茶店はあった。 客はカウンターに高校生の男の子二人のみ。 店に入っていくと4人はガヤガヤと話に盛り上がったいるところ。 別に耳を澄ましている訳ではないが、声が大きいので聞こえてくる。 私はコーヒーをこぼしそうになりながら やっと当初の思惑どうりあの頃の追憶を辿ろうとした。 店を出て、帰りの電車の中で考えてみた。 我々は仲間のほとんどが達成できなかった 時代が違うとも思わない。 あの時代から現在に到るまでずっと、 今度、堂島に私達の新しいスタイルの店ができると聞いた。 ◆祭 作太郎 |
追憶の旅 2
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ふと、むかしの事を想い出してしまうことはないだろうか。 ぼやっとしている時など、何気なく脳裏をよぎる瞬間がある。 前後の行動や思考に何の関連もないのにだ。 夢の世界などもそうだ。 つい先日、田園地帯を走る電車に乗っていた時のこと。 私の父親は5人兄弟である。 私が小学校に上がる前までは おじいちゃんは、私の手を引き、近所のうどん屋に連れて行ったくれた。 おじいちゃんは、その後故郷の四国に帰った。 だが、なぜだか私がまだ幼いころに行った 『ぼく、カレーうどん』 なぜ、そんなに印象に残っているのか 聞ける人がいないので仕方なく憶測してみる。 おじいちゃんは、山のふもとのみかん畑の近くで永眠している。 考えれば、おじいちゃんが亡くなって以来 平成13年10月27日 ◆祭 作太郎 |
今週の話題 翼があった頃
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先日、レンタル屋さんに行きふと『中村あゆみ』さんのCDアルバルを借りた。 その当時大ヒットした『翼の折れたエンジェル』が急に聴きたくなったからである。 私は、芸能関係や音楽関係に興味も知識も興味も薄く あの歌がリリースされた年、私は学生時代を謳歌することもなく 13才で出会った少女と少年が恋心をあたため、
私はちょうど店が早番で終わることになっていたので 彼女の連れの女性にも頼まれ仕方なく、私は彼女と一緒に店を出た。 私は、その時点でたいして彼女に興味を覚えることはなかったし 直ぐは家に帰りたくないと彼女がいうので 私と彼女は同い年だった。 彼女は少し崩れた感じのある空気を漂わせ、少々不良っぽく見えた。 その夜がきっかけで二人はなんとなく交際をはじめた。 性格は、とてもわがままで、私を散々振り回し、 私は昼間は学校、夜はバイトと、忙しくて寝る時間も充分になかった。 彼女との短い恋を終え、8月の夏休み 帰国して、秋を迎えた頃彼女が新しい彼氏らしき人を連れ ただ、私が大好きだった長い髪が、 その後、そんなに長い期間を置かず彼女は
さて、『中村あゆみ』さんとはどんな人物なのだろうとパソコンで 『中村あゆみ』さんはお子さんも出産し つまり、私と同じ19才の時『中村あゆみ』さんは 私は、『翼の折れたエンジェル』を聴きながら恋や夢の あれから月日は怒涛のごとく流れて続けている。 そうそうその年は、阪神タイガースが17年振りに優勝した。 平成14年9月7日 ◆祭 作太郎 |