『サラベン』しよう! 2001

◆はじめに◆

2001年のメイン・テーマとして
『サラベン』をしようを取り上げたいと思います。

『サラベン』とは、サラリーマン・ベンチャーの略で勝手な造語です。

サラリーマンほど楽ちんな仕事はないと、考えようによっては言えます。
でも、毎日は(心の中は)つまらないことも多々あります。
本当に仕事を楽しんでやっているのか?
自己実現が思う存分できているのか?


そこで、刺激的なまだ見ぬ世界へ足を踏み入れることによって
ひそかに毎日を楽しもうというわけです。
つまり。ベンチャー(冒険)するのです。
スリル満点、けがもします、次から次と難所に出くわします。
そこをなんとかクリアーした時の充足感はもう最高
くじけず、目標地点に達した時、振り返ると
充実したサラリーマン生活を享受していることに気付きます。
そして、楽しい毎日を過ごしているというわけです。

100年の計として「あたらしい仕事文化」を創りはじめたいと思います。

SALA・VEN−INDEX

第01話:サラベンって何
第02話:副業の収入の得かた
第03話:売り方
第04話:人脈
第05話:なぜ サラべんか 
第06話:飯の食えるマーケティング
第07話:命ふきこむチラシの作り方、広め方
第08話:プレスレリース
第09話:ホームページ
第10話:経営とは?
第11話:ツメ
第12話:事業計画書  (予習と復習)
第13話:社長の器
第14話:倒産
第15話:分かりやすく云う方法
第16話:想いの発露としての新業態づくり
第17話:自分分析って、いうけれど・・・
第18話:またもや『サラベンしよう!』 
第19話:どないにもならんわ
第20話:集まる
第21話:これから、どうしたらいいやろ
第22話:見つける
第23話:清水の舞台を飛び降りるな!

 


 

 
◆第1話 『サラベンって何』
 
サラリーマンのままで創業ごっこを始めようって言うことです。
経験実力皆無の方は問題外として、
独立を考える方は準備が必要で
会社にいる間は『信用』と『生活の安定』が保証され、
情報も集めやすく、本業にもとても役立ちます。

第一、自分のやりたいことについて行動するのは、
いきいきした毎日を送ることでもあり、嫌なことも忘れます。

会社を辞めて、創業なんかしても飯は喰ってけないです。
三ヶ月の運営資金の余裕を持ち、しかも今までしていたことと
全く同じことをするのなら飯が喰えるかもしれないです。

どうにかなるさは、どうにもならないです。
儲けるということは、認めてもらうということです。
人間というものは、自分を認めて欲しいとは思うけれど、
人のことは認めたがらないものです。

むかしは、家の仕事とか、近所の手伝いとか、
臨時の頼まれ仕事とかなにせ、みんなが働いていた。
私の小学校の時分なんかは、みんな、
牛乳配達か新聞配達の二択でした。
 
山がなくて、川がなくて、
田んぼがなくて、畑がなくて、花壇が、小屋が、お地蔵さんがなくなり
サラリーマンはほんと働かなくなったと思います。

副業禁止の服務規程はあると思うけど、兼業したって
本業に支障のない限り、問題ないわけです。

副業の収入が本業の収入の倍になった時、
会社を辞める準備を始めるといいとおもいます。
要するに、創業なんてままならないということです。

そこで、サラリーマンのままでベンチャー(冒険)をして
創業ごっこを楽しみ、
日々の生活を充実させるようにしたいものです。
うまくいけば、独立して大金持ちになれるし、だめでも
勉強が人脈が本業にとてもよい影響を受けると思います。

 


◆第2話 『副業の収入の得かた』


【一心不乱】人はよく見てます・・・
本業にも役立つようにし、飽きずに続けられることでやります。
一切の要らぬ気遣いをせず、人に気を使わない。
一心不乱でやってる仕事のことを天職というのだと思います。
 
【気ちがいみたいに】人はよく見てます・・・
具体的モデルはもっとないのか、
気ちがいみたいになって、よく調べます。

【ちょっとづつ】いいカッコしたら、アカン・・・
数値計画なんかは絵空事で
実際は、金の亡者にならないと
ちょっとのいいカッコを続けている限りいつまでたっても
金儲けは出来ないのです。

【会社やめたらあかん】また、言っときます
リスクは減らすべきで、準備不足でのスタートは要らぬ無駄あり。
人使いの練習も兼ね、
嫁さんや身内を利用して、スタートしたら良いわけです。

【売り物】売らずに売れるものを・・・
ほうっておいても売れますか?
次から次へと新しくさせることが出来ますか?
(どんな良いものでも人はすぐ飽きる)

創業は、今までにない良いものを創ること創作力です。
請負仕事ならサラリーマンの延長、人間力が必要です。


◆第3話 『売り方』



「買」という字は「うりかい」の意
これに「士」の出るの意を加えたのが「売」
「讀賣新聞」に使われています チェック

つまり、「うりかい」している場に
出かけていって、お金を出すのが「買い」
品物を出すのが「売り」というわけです
一人よがりはダメ、相手がいるのです

どこでも共通の価値のものは「価格」
たとえば、タバコ
付加価値がついているものが「料金」
たとえば、ホテルの珈琲

力があれば「価格決定権」をもてる商売がよい
たとえば飲食店なら、ビールを250円でも
500円でも800円でも自分で「料金」を決められます

しかし付加価値の説明が必要です
そこで一番大事なのが「表現」をうまくすること
つまり
「チラシ」「パンフレット」を見て、心が動くかです

きちっと創った「チラシ」で反応確認のため
ヒアリングを重ねてください
「買いたいと思う」「行きたいと思う」の人が
60%超えたとき80%は成りました
あとは、やりながらの工夫でのこりの20%を
完成させ売り切ってください

ポイント:ヒアリングの絶対数


◆第4話 『人脈』

人生(じん)人間(にん)いい人(ひと)
素人(うと)二人(たり)大人(とな) 等
「人」はいろいろな読み方をします
人は自分とは違う、それぞれなんだ  と思います
人は多様な面をもちあわせている   と思います
(結)  じっくりと違いや多様さをあじわう必要があると思います

『以』 という字は 「人べん」の字だとは知りませんでした
    字の成り立ちは「人が道具を使って働いている様子を描いたもの」
    すごい語源の字だと思います@もちいてA…より、…から
以前から 以下 以外と 以心伝心 以上 
(結)  道具を使うことで 雲泥の差があります
    付き合う相手の方のもっている“道具”をよく
    分かっていることが大事だと思います

「脈」 つらなり
(結)  人を大事にする人を大切にすることと
    自分がもっと人を大事にすることでつらなりが自然に
    醸成されると思います  

(結)人脈ができるには、 時間がかかります
  サラリーマンだからこそ、できること
  うさんくささがないメリットを利用すべきだと思います


◆第5話/「 なぜ  サラべんか 」

独立をして成功する可能性があるのは
お客様がスタート時にある場合のみです
そのために、裏切ろうが、だまそうが、何でもいい、
結果として、収入源をおさえておく必要があります
それがない場合は資金的に余裕がなければ成り立たない
だから、小さくはじめて少しづつ大きくさせる方法をとらざるを得ない

一からお客さんをつくっていくビジネスは時間がかかる
すっと進むのは高い評価を得ている時のみ
それは、自分の選択を正当化させておきたいからです
これがマーケティングですが、これが普通できません
物が良ければ売れると勘違いし、なぜ分かってくれないんだと
人のせいにしてしまうからです

ですから、サラリーマンで安定を得ながら、ゆったりと
勘違いを経験して楽しむことをすればいいと思います

それと,自分も周りの人もベンチャーのまねごとをしている時
「あくまでサラリーマンであること」が外せず
現職でのビジネスに為るかのごとくに皆勘違いしています

独立してからでは、勘違いではすみません、生き死にです
それと、新しい人たちとの交流がビジネスに対する見識を
広めるのでとてもスキルアップに役立ちます

次ぎは, 『飯のくえる マーケティング』のお話です。


◆第6話/飯のくえるマーケティング

起業にとっての難題は「いかに知ってもらうか」です

平成11年版新規開業白書によりますと下記のごとくです

データ   T  (複数回答)

業種別 第1位 第2位 第3位
個人向け

サービス

広告

チラシ

51.5 なし 30.8 パンフ 15.3
会社向け

サービス

会社

訪問

51.3 パンフ 31.0 なし 27.9
飲食店

 

なし 47.7 広告

チラシ

35.4 パンフ 9.7
小売業

 

広告

チラシ

48.6 会社

訪問

24.1 なし 24.1
卸売業

 

会社

訪問

73.7 パンフ 23.4 なし 15.3
製造業

 

会社

訪問

43.8 なし 40.5 パンフ 19.2

 

データ   U  (複数回答)

PR方法%

 

なし 広告

チラシ

会社    

訪問   

パンフ ホーム

ページ

マスコ

ミ売込

全体

N=1582

34.1 30.6 29.5 15.9 5.1 5.0
ベンチャー

N=248

12.5 43.1 44.0 32.7 12.9 10.5

 

ここで注目できることは2

@   「なし」 もあるということ

A   「ホームページ」  はこれから伸びるということ

 

そこで創業の時の「飯のくえるマーケティング」の方法

.   「他所よりもうちでお金を使ってください、それがお得です」

社長という仕事はプロの消費者として

もっとも効率の良いお金の使い方を人に伝えることを業としたのです

だから不確かなモノにはお金が使えない、だからケチになる

お金のかかる話ばかりをする人は現状認識のない人、近寄らぬがいい

知恵や工夫を話せる人がはなせるひと

ないお金でどこまでできるかこれが「飯のくえるマーケティング」

2.  お客さま雪だるま方式  を信じましょう

(「また来たい」 と思ってお帰りいただくこと)

「また欲しい」「もっと欲しい」です

魅力の研究・欲の研究・マジックの研究を毎日お客様とでやりましょう

3.  ホームページを作るために考えていることをすべて

    とりあえず大きな1枚のビジネスシートにしてみましょう

    次に小さなメモ用紙に“それを一言でいうと”を表現してみましょう

    ビジネスシートは会社案内・営業案内です

    メモ用紙は主力商品名・看板です 

4.  チラシ1枚にビジネスの命をふきこませましょう

    魅力があるか 欲にかなっているか

    チラシはコピーでいい、反応を見ながら改善しましょう

ホームページもリサーチのために効率よく使いましょう

5.  マスコミへの売込みのため種はまいておきましょう

    マスコミの方の感性はすごい・・・・・嗅ぎつけてくる

    (ひそかなブームになりつつあることをにおわせる

たとえば、お客様の声・ヘビーユーザーのこと・傾向等)

6.  あとは“デンとかまえてバタバタしないこと”

    不安はひろがる   顔に出る  

困り果てたら 何もすな 場合によっては 姿消せ

 経営というものは不安材料とのたたかい・迷いとのたたかい

    よっしゃ よっしゃ まかしとき 顔に出る出る七難かくす

    おれがやらずば 誰がやる 背負って立つのに重かない

 


◆第7話:命ふきこむチラシの作り方、広め方

1. 命吹き込むとは?
   わかってもらいたい気持ちを伝えるためではなく
儲かるチラシ―最終的にお金を出してもらえるような仕込み
オファー(提供)は何かがポイント
懸賞・抽選・無料進呈・割引・粗品・早期特典・・・

2. 作り方
   事前準備  30枚以上気に入ったものを集めておく
   12枚   気になったものを選ぶ
   強み・客層・繁盛イメージでとらえ下記検討材料とする
  A) キャッチフレーズを決める
  B) 副題を決める
C) 写真・絵・イラスト・表・地図等 3点 を決める
D) 5W2H(文書)を決める

A:B:C:D:空白=15:5:20:20:40
   の割合でバランスをデザインする

3.  広め方
    E)作ったチラシの評価を聞いてみる
   うちわの者に聞いてみる…やるぞのサイン
   お客様に聞いてみる…お立場のご意見
   専門家に聞いてみる…教科書ではどうか
   近隣の人に聞いてみる…過去の事例
   聞ける範囲の方すべてに聞いてみる…伝え行動
   改善をし、繰り返す

F)伝播力を知っておく
中心 顔 看板
    200M先からみえるか (目印)
   40M先からみえるか (袖看板)
    歩いている視線で通過するまでにみえるか(置看板)
    入りたくなる営業案内看板
 波がチラシ
   店頭から広げる
   街頭からも広げる(でも最強は捨看板、外部看板案内)
 底波が口コミ
   来訪者が口コミ   聞いた人が口コミ
 チラシは口コミにのりやすい言葉で構成され、単純にしたものが看板


◆第8話:「プレスレリース」


有名になった19ch「トレタマ」は、本まで出ています
最高の広告は、確かにマスコミに取材されることです
競争は激しいけど、こちらからアッピールしないと始まらない

現在のところ、偉そうに言えるほどの経験がないため、
いただいた貴重なアドバイスをご披露いたします
(いただいた方には、本当に感謝いたしております)

・やはり、日本経済新聞
・やはり、夕刊紙
・他所が取材していると取材する(業界の横並び法則)
・ファックスで総務部宛てに送ると担当部署に渡してもらえる
・80万円渡せば、いろんなマスコミに取り上げられる人がいる
・広告を出せば、取り上げてもらえる人を紹介できる
・訪問をして、「新規開業しました」と資料持参のうえ挨拶せよ
・そのまま記事にできるような原稿を送らないといけない
・過去の記事は一緒に送ること
・写真他あらゆるものを一緒に送ること
・関連雑誌・新聞から、連絡先を探ってアタックせよ
・「プレスリリース」をインターネットで探してください
・http://www.writers-net.com  で接触、投稿すればいい
・記事末尾の(氏名)宛てに送付するとよい
・電話で送り先をたずねると親切に教えてもらえる
・「私は000と申しますが、この度SOHOとして新しいビジネスを
 開始いたしました。つきましては御社にプレスリリースを
 郵送させていただきたいのですが、ご担当はどちら様に
 なられますか?」 とたずねる
・マスコミに取り上げられて、良くもあり、悪くもあり
・出たら、テレビなら、プロモーションビデオになるし
 雑誌・新聞なら、プロの書いた会社・営業・商品案内となる

しかし、提供する材料が取るに足りるかが始め


◆第9話:ホームページ


ホームページは新聞・雑誌と同じ
毎日・毎週・毎月みてもらえる内容がいる
見たい・読みたい情報がなくてはいけない
もっと詳しく知りたい人のためにご案内も欠かせない

お店と同じ、宣伝・看板・入店・接触・購入の
各段階で工夫が必要、そして又来るかです

・ キーワードは幾度も自分でチェックし出てこないものはダメ
・ 「...したい人のために」 「...に役立つ」 「...を紹介」 等
  具体的フレーズで他にはないことが大事
・ 検索エンジン登録と同程度に大事なのがリンク

http://www.cyborg.ne.jp/~hothot/list/index.shtml
http://joyjoy.com/
http://www2.odn.ne.jp/~caf96950/S/SHUFFLE1.htm
http://garden.millto.net/~utena/index.htm
http://nyandemo.virtualave.net/linklink/index.html
http://www.susukino.com/imasugu/nakama.cgi?ad=ng
http://www.weblink.ne.jp/freelinx/

・ HPは情報サービスするもので、セールスは出来ないと
  心得ておき、会社・営業案内代わりとする
  ポイントは分かりよい・見やすい表現で
  けっして、夢や思いをとうとうと語るなかれ
  頭の中にあるものを整理整頓し、売り物にかえる
・ 「また、来たい」と思うか  立場を替えて再考
  作ったら最後、毎日のように改善・更新が命です


◆第10話:「経営」とは?

1)     経営者のしごと
・ 経営とは外部に対応するもので、内部に対応するものではない
・ あげられる最大の利益よりも、どうしても
  あげなければならない最小の利益のほう
・ もっとも重要な仕事、それは経営計画
・ 生き残るために必要な条件が経営計画、そしてそれが決意
・ 目標は不可能に見える、それを可能に変質させるのが役目
・ 優柔不断は間違った決定よりも悪影響 
・ 6ヶ月の資金繰表
・ まず何をおいても閑散時の仕事をつくること

2)     役割
・ 創る人           (売れるモノ・コト)
・ 売る人           (売れる仕組み) 
・ 売るために広める人   (近づけの仕組み) 
・ 資金繰りの心配をする人
と大まかに4種類あります
経営者がすべてを全う出来ません、不得意もあります
だから、人を仕入れます(雇います・外注します)
そして,最終責任を負う役割も経営者です

3)     「経営」とは?
・ お金を使って,利潤をえる行為が経営
  それは大抵の場合,借金で賄います
・ 儲けてそうなニコニコ顔で人は信用
  それは大抵の場合,月末苦の裏返し
・ 無事ひと月すぎればホッとする,半年過ぎれば振り返り
  1年も過ぎれば貫禄で,もっと過ぎれば歴史的
・ やってくる課題・難題片付けの
  醍醐味知れば,これ以上の生きがいはなし
  人生の勝利を確信するは経営者のみ  


◆第11話:「ツメ」



「ツメ」があまい  詰め碁・詰め将棋の「ツメ」です
「せめる」という意味です
商売をするというのは,ひとつの勝負でもあるのです
最終的にお金を出させるまで強く攻め立てないといけないのです
相手に考える余地を与えず,動揺させて失策手をうたせたり、
じわじわと締め付けたり,だまし討ちにし、相手を落とし入れるわけです
多少,汚いこともやれるぐらいじゃないと金儲けは出来ないといいます 

いま、儲けている会社はかならず
@ 反応がはやい
A かんたん明瞭
B こつこつやる
という特徴をもっているそうです
でもやっぱり,最後は「ツメ」が必要です

「ツメ」を仕事でうまく出来ない人がとても多いのです
それは「ツメ」の手前までもっていく仕事と,「ツメ」をする仕事とは
違うのに,同じ人間が,一気に引き続きしようとするから失敗するのです
「ツメ」の役割は,上手に出来る人に任せましょう
すると、あなたの実績は3倍にあがること受けあいです



◆第12話:事業計画書  (予習と復習)



創業のときの計画など,絵空事もいいところです
説明する時に,必要だから一応はつくる必要があるけど
世間なみの数値でないと,説得力もないわけでして
あまりリキを入れるものではないことをいっておきます
しかし,計画書など忘れた頃に,本当に必要な時がやってきます
事業を始めて、頭打ちになったときです ふたつあります
ひとつは
<もう、どないしたらええんか、わからへん>と思った時
    これは,事業を始めてから,迷いがでてきたとき、
    いつでもかえれるところとして明文化しておくもの
    事業を始める前の思いや旗印や理念や動機です
    計画書の骨格です 復習計画書をつくります
    復習のコツと同じ,ポイントのおさらいです
もうひとつは
<なんで、あかんねんや、わからへん> と思った時
    これは,黒字になるまでの間、必要なテクニックです
    何をするべきか、
    あるべき姿と現実との差をうめる為の問題点を
    解決をする具体的な行動目標・日程です
    計画書の肉付けです 予習計画書をつくります
    予習のコツと同じ,問題点の洗い出しです
計画がないと,行動指針が見えず,瞬く間に一日が過ぎます
トップの仕事は, いつも問題を解決しようとし,無理をすること
だから,【あるべき姿】をいつも頭の中に鮮明にえがかないと
いけない       これを信念というのでしょう  


 
◆第13話:社長の器


「社長業」という役割をする人を「社長」というわけですから、
まず、役割をはたせることが前提です。そして必要な器として
@  人は,出来ることをやらないで,出来ない事ばかりを望みます
    だから,出来ることを徹底する器
A   毎日のように、問題が発生します
    だから,問題は後回しにせず,その場で解決する器
B   前進力は夢の力
    単純・明快・わかりよい器
C   誰にも等しくあるのは24時間
    だれとどのように過ごすかの器
D   やっぱり,どれだけの商売をしているか
    独立した人は“年商3000万円をまずめざせ”とのこと
 でも,3000万円なら30万円の話しかこない,年商3億円なら300万円の
 話が来る。そして,年商30億なら3000万円の話がやってくる。
 やっぱり,「社長の器」は数字であらわすのか 
 さみしいけれど,これが実業の世界


◆第14話:倒産

@「会社を作って何年後に倒産したか?」 (倒産社長の回答)  
創業後、5−10年の間に倒産した方は 50%
     10−15年の間に倒産は 20%
あと 15−20,5年以内と つづく
●創業の意気込みを忘れて
分かりきったことを実行しなくなったからです

A「会社が倒産したのは,社長になってから何年後?」 
(創業二代目の回答)
ほとんど,4年以内
●先代以上に成功させようという焦りが原因です

B「倒産の原因は?」
●経営努力不足  
(注)でも,みんな真面目に努力したと思っている
●いい人脈がいなかった
 いれば、落ち込むまえに,アドバイスを受けられていた
(注)信念がなく,NOといえない人は根っから不適格
というように、書いてる本がありました。

しかし、実際は資本(用意したお金)を食いつぶして終わり。
ほとんどの場合、失敗(倒産)するのは、3ヶ月以内です。
頭にえがいていた売上は、初月より誤算、青ざめる。
この期にばたついても、資金繰りはままならず、ほとほと疲れる。
事業のスタートから、倒産までをたとえて云うなら。
「飛行機から、飛び降りてしもうた。」
パラシュートもなしに、落下しているところ。早く、鳥のように
飛び方をおぼえて地上にぶつかる前に、浮上しないといけない。
そのうち加速もなくなり、秒速50mで安定落下、少し余裕。
下界が視野に入れられるようになる。
でも、あっという間に地上に近づく。結局、飛び方分からん。
普通なら、これで落ち着く。
幸い、海に落ちた。何とかして、つぎの呼吸ができるまでの間に、
浮き上がらなければいけない。
そして、今度は、泳ぎ方を、
アップアップしている間に覚えなくてはいけない。
木片でも浮いてればいいけど・・・。
途中であきらめた時、"倒産”という。



◆第15話: 「分かりやすく云う方法」

1.  「分からない」の兆候を見逃さないこと

学生時分に家庭教師を9年間して、分かったことは、低学年の子ほど、
教えるのが難しいということです。高校生とか、学年が上がるごとに、
ごまかし易いから、楽です。分かった振りをすぐするから。
分からなかったら、子供ははっきりと顔に出します。
子供の目を見て、分かったかどうかを都度確認しながら、進めます。
分からないまますすめると、分からない=理解できない=どうでもよくなる
=気持ち散漫=他の面白いことを思いつく=遊びだす となります。

2.  「分けられたくない」 も分かってあげる

運動会になぜ出たがらない子が多いのか。それは、順位をつけられたら
たまらないからです。自分が何番目かが分かってしまうからです。
実はいいかもしれないし、悪いかもしれない。内緒にしておきたいわけです。
結局、よくみて欲しいから、分かりにくくし、ごまかそうとします。
ひとは、いつも、自分はごまかされないぞと思っています。
分かりにくい=聞くのに疲れる=じゃまくさい=分からんでいい
自分も相手も大事な一点で分かり合えてればOK。

3.  まずは“ごますり”から

気をつけねばならないのは、もともと聞く方の側が、
聞く耳を持とうとしないことが、とても多く、また、
聞く能力の低い人もいるわけですから、つかみの話とか、
聞く雰囲気作りをしてからでないと無理です。
また、言いたがりに対しては、単純明快な論理をぶつけること。


◆第16話 : 想いの発露としての新業態づくり

外に出て、狩をする男の業態と
身の周りで、コツコツやる女の業態があるとして
自分の取り扱い高が想いの発露のスケール?

奥さんが旦那から、20万円生活費としてもらっているなら、
一ヶ月の収入は20万円、賞与もいれて年間300万円・・・・・・・・(年間スケール)

スーパーの卵の値段が気になるし、外食はみんなで1万円だし、
貯金は2万円だし、海外旅行もいきたいし、
一生一度の家は3500万円・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(最大スケール)

営業マンは、月間のノルマが1000万円とすると、
年商にして1億円・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(年間スケール)
小企業の社長なら、27名の社員を使って、年商25億円・・・・・・(年間スケール)

●でっかいことばかり云う男、結局ダメ コツコツ奥さん、結局たより
 想いの発露で新業態づくり?
 競合店など全くなし、新規需要ありと発展性も説く
 しかし、実際はまったく新しい業態などありません
 例えIT技術を駆使しても、あるのは新しそうにみえるものばかりです

●あるのは既存業態の非効率で、しかも閉鎖的な人が携わっている
  部分の改善リニューアルされたものです

●結局、いくらいいカッコ言っても、“想い”は単純・明解に
  利益の仕組みが分かってもらえることから始まる


◆第17話 : 「自分分析」って、いうけれど・・・

新卒の学生の就職活動はエントリーシートから始まるらしい
美人コンテストか、歌謡大会ぐらいでしか、知らなかった
「エントリー」という言葉は、入ること・参加の意味

ENTRY---ENTER(入る・参加する)---ENTRANCE(入口・うっとりさせる)
---ENTERTAINMENT(娯楽・もてなし)---ENTERPRISE(事業・冒険心)
---ENTREPRENEUR(企業家)アントレプレナー

就職の入口は、ビジネス社会の入口、仕事の入口、人生の冒険の始まり

●キャノン     目標は?何に挑戦?結果えた強みは?
●キリンビール  取り組みたい仕事?
●ソニー      あなたのどこを生かすの?
●東京三菱銀行 何を成し遂げたいのか?
●トヨタ自動車  今後チャレンジしてみたいことは?
●富士通      どんな貢献できるの?

出来のいい人たちのことを基準にしているのか
とても、自分は考えもつかない内容ばかり、落ち込む

ここでは、つまり、『仕事とは』とか『実現する自己とは』という問いに
対する答えを要求されるわけです

人生も仕事もこれからの人に聞くのは高望み
問いかけする人や問いかけする会社の方が先に
“自分って何?” をする方が大事ではないのでしょうか?

いずれにせよ、書籍がたくさん出ていますので、
これを機に、『本当はどうしたいのか?』を考えてみたい
そして、『どこまでであれば、満足したとするのか?』もあわせて考えたい


◆第18話 : またもや『サラベンしよう!』     

★サラリーマンのままで創業ごっこ。

会社を辞めて、創業しても飯は喰っていけないのです。
三ヶ月の運営資金の余裕を持ち、しかも今までしていたことと
全く同じことをする暖簾分けなら飯が喰えるかもしれないです。

どうにかなるさは、結局どうにもなりません。
儲けるということは、認めてもらうということです。
人間というものは、自分を認めて欲しいとは思うけれど、
人のことは認めたがらないものです。

副業禁止の服務規程はあると思うけど、サラベンしたって
本業に支障のない限り、問題ないわけです。
『信用』と『生活の安定』が保証されてて、情報も集めやすく、
しかも本業にも結局回りまわって役立ち、
第一、自分のやりたいことをしていて、いきいきするし、
だから、早くサラリーマン・ベンチャーをみんなでしよう!

心配なら、奥さんの名前でスタートし、お手伝いもお願いしよう。
夫婦仲がよくなるかも知れません。



◆第19話 : 『どないにもならんわ』


★ダメな親父の商売の例★

親しい友達が大勢いて、

来店のたび、みんな、昼を食べながら、アドバイスしてくれる。

<・・・・・・は親父の発言:部分>

●「こんなに、待たしたら、あかんやん。稼ぎ時やのに〜。」
・・・『そうやな、だし巻作るのんに、時間かかるさかいに、な〜。
   つくり置きするわ〜。明日から。』

●「昨日の残りもんで、ついでに、もう一品付けたげたら、喜ぶのに〜。」
・・・『そうやな、おかずはやっぱり、5品やな〜。』
「そら、これに、うどんかおそばが付きます、ゆうたら絶対やで。」
・・・『そうやな、お昼は、めん類、言う人多いからね。小さめの鉢にしてな。』

●「こんなに、食べられへんやん。多かったら、いい言うもん、ちゃうで。」
・・・『そうやな、僕も、そう思ててん。』

●「そら、椀から、はみ出るぐらいのワタリガ二が、
  入ってる味噌汁ぐらいして、評判つくらな。」
・・・『そうやな、あんなもん、安いしな。びっくりささな〜。やっぱり』

●「この店、悪いけど、なんか嫌〜なニオイするんやんか。食欲なくすんやんか。」
・・・『そうやな、カニのくさいニオイなんかな〜。』

●「うな茂のと同じのんをする言うてたのに。
   向こうの方がおいしいわ。値段、下げたら、どう?」
・・・『そうやな、100円下げて、750円にするわ〜。』
「後ろが、8、ついてる方が、安そうに、見えるんとちゃう。」
・・・『そうやな、そしたら、明日から、680円にするわ。』

●「そら、もっと量を増やしたら、学生とかも、もっと食べに来よる。
  ご飯お代わり自由やで。」
・・・『そうやな、ご飯のお代わりOKやな、
   やっぱり。頑固がやってる、トンカツ屋はキャベツもや。』
「そうや、おかずの足らん子のために、
おしんこも目の前に、置いといたらなアカン。」
・・・『そうやな、吉野家のしょうが、あれ、おいしいもんな。』

●「めし屋は、やっぱり、ご飯やで、コシヒカリの上等いかな。おいしいで〜。」
・・・『そうやな、ごはんが命や。やっぱり、魚沼産かな〜。』

●「味噌汁と漬物が命やで、やっぱり。
味噌汁お代わり150円。漬物きゅうり250円。」
・・・『そうやな、よだれが出そうになるわ。きゅうりは、
   やや古漬けがおいしいねん。な〜。』

●「そら、ワンコインやで、やっぱり。
500円でお昼が、食べれたらええがな。わんさと来る。」
・・・『そうやな、500円、ワンコインやな、やっぱり.』

●「あんた、何、考えてんねんな。
  原価なんぼかかってんのか、わかってんのか?」
・・・『そうやな、でも、質落としたら、余計お客が来んようになるしな〜。?』

●「こんな、みみっちい商売してて、どないすんねんな、小銭商売やめなはれ!」

・・・『もう、どないしたら、いいん。・・・・・・どないにもならんわ!』

★ダメな親父の商売の例★でした・・・・・周りに振り回される!?  
    
だから、繁盛店の親父は、頑固で、ひとの言うことをきかないんだ。


◆第20話 : 『集まる』

字のなりたちは、鳥が木の上にたくさんあつまっているようすをえがいたもの。
人は、どうしたら、あつまるのか?それが、マーケティング。
人は、自分にとって、都合のいいことにたいして、積極的。
人は、自分にとって、嫌なことについて、避けることに積極的。
人は、おさまるべきところに、いつもいる。いようとする。
本来、集まる人の方が、少ないとおもう。

【集会】今風にいえば、イベント。

    私の知っている集会とは、いつも何か思想的な背景が
    あったように記憶しています。だから、行く気がしませんでした。
    いまでも、人が大勢あつまるところは、やはり苦手。
    人を集めようと、思うとき、まずは、こころが動くターゲットに向けて、
    仕掛けが必要ですが、私など、操作されてはいけないという気持ちが働く。

【集金】集金する人も、される人も、あまり気分がよいものではありません。
     へたをすると、とても気分を害します。
    上手な商売は、だから、集金マシーンを設けます。
【結集】結集された知恵は、たいていの場合、新規性にかける。
【集約】集約された結論は、たいていの場合、面白さにかける。
【集中】ひとつのことに力を、集中させてると、とんがりが分かってもらえる。

【集合】遠足とかでは、先生が合図をすると、みんなが集まる。
    私はよく何かに気を取られてて、その合図が分からなくて、ふと振り返る
と、だれもいなくて、あわてて集合場所に駆け込むことが多かった。
    ある時、大きな岩に、隠れてたら、日が暮れてきて、探せどみんな見当たら
ない。
    バスも行ってしまっている。でも、だいぶたった時、先生が迎えにきた。
    先生が言った。「2本も電車が遅くなった」と。温かい気持ちが冷めた。


◆第21話 : 『これから、どうしたらいいやろ』

商売は「勝負」じゃなく「マッチしてるか」です。
●売りたいものとお客さんが買いたいものとマッチしてるか?
●売りたいものと売ってることがマッチしてるか?
●なぜ、売りたいのか、その理由がわからない?
●お客さんは、そんなものいらない。?
●どうしたいのか、分からない。
→力は出し切ったのか?ベストマッチングに出会えるまで。

いつまで続けたらいいの?
チャンスは閉じていってる。情報源を変えて見るしかない。
●頼りになるあちこちの相談窓口。
 労働省、通産省、中小企業庁、府、市、商工会議所 ほか。
●独立開業創業起業就職転職留学の情報誌。
●インターネットのサイト。
●イベント、セミナー、説明会を新聞他の広告より。

いったん、お休みしたらあかんやろか?
●次に向けて対策あるんやろか?
●ちゃんと自分分析したん?何をしたいん?
→本当は何をしたいん?
●休んだら、あかん。
●いつも、次に向けて、つづけてなあかん。
休んだら、次はじめんのん大変や。すごい力がいるで・・・。
走りながら、考えたらええやん。スピードはゆっくりでええやん。



◆第22話 : 『見つける』

吉野家の平均滞在時間は9分。

今日、セミナーを終え、帰る間際、ご相談があった。
「焼鳥屋をやりたい、退職金がある、物件の候補もある」
「人を雇ってする、会社も作る、相談のって欲しい」である。

セミナーでは、次のようなことをお話した。
●自分のお金は使わない、借りて運用する考えをもつこと。
●身内・知り合いの手伝いをせよ。
●アルバイトで、経験をつめ。
●信用のつくれない人は、独立しても失敗する。
●小さな成功で、お金になる手ごたえを、そして信用をあげてく。

1時間半、こちらは説明してきたのに、何を聞いてたんだろうか?
「物件はここはダメ」
「鳥を焼くのと、経営とはちがう、おいしさを売るんです」
「フランチャイズにはいるのは、いいけれど、
その前にしなくてはいけないことが、たくさんある」
との返答をさせていただき、丁度、9分。

次回のセミナーのテーマは『起業成功の三大要素』にしようと思う。
そして、成功はおぼつかない事を、1時間半かけて説明しようと思う。

●なんで、私やないといけないんか
●なんで、ここやないといけないんか
●なんで、目標にしたいモデルがないんか

そうすることで、ほんとうの自分の仕事を『見つける』ことが、できると思う。



◆第23話 : 清水の舞台を飛び降りるな!


今回は、私が指導している再就職支援コンサルタント会社での

セミナーの内容概略を皆様に先んじてお伝えいたします。

テーマ:独立開業セミナー「起業成功の三大要素」

内 容

コトをうまくやるには「人」「情報」「おかね」「もの」が必要ですが
大事なことは自分でしか出来ない仕事とお金を払って出来る仕事があります
カタチ(もの)はお金を出してやってもらうわけですが
お金をもらう方は「これどうします」「ここどうします」と判断を求めてきます
お金を出す側のご主人様の一番気持ちがいいところです
たいていの場合このことにかまけているうちにオープン日を迎えるわけです
業者さんの方は実は心得ていてこれで気分よくさせてもっと金を出させ
そして判断を求めることで責任を逃れているわけです
だから「もの」は勝手に出来ます

後の三要素が自分でする仕事

【人 】師匠をみつける      
●新米経営者には見習い経験が必要
●誰でも出来ることは競争が激しい
●人を使うことは雇える状況を作ってから                                                                 
●手伝い・アルバイトで視野広げ⇒目標先達探す 
●なんで、私やないといけないんか
●独立

【情】 知らせる工夫       
●例) 本屋の流れジャンル⇒背表紙⇒平積み⇒キャッチフレーズ
     ⇒目次⇒類似本との比較⇒購入検討⇒精算所
●名刺・チラシ・HP⇒ヒアリングで改善を繰返す 
●なんで、目標にしたいモデルがないんか
●一人よがり

【金 】信用の代用        
●辞める前に借りまくる退職金(年金)は組織信用の代用
●自分のお金は横に置き借用金で運用  
●お金を使ってお金を生むのが事業 
●非組織人

初期投資の回収は1年以内資産部分は3年以内
最低限必要な物だけ備え後はケチになれ
清水の舞台とびおりるなエエカッコするな金使うな 
(プロが仕事をするので考えること不用) 決済権者

13.7.17/セミナー資料