関西が世界に誇る100選

新企画:メール討論会・『今を生きるスペシャル』 

 

関西が世界に誇る100選 

ングシリーズとして投稿者による
関西が世界に誇れるものを順次ご紹介していきます。
ビジネス(商品・商法)、会社、文化、歴史、建造物、人物
ジャンルは問いません。
読者の皆様も、これは関西初(発)やで・・・・・と言うものを
エッセイ(コラム)風に発信してください。  

このメール討論会に参加したい方は、
今すぐ、
メーリング・リスト (三本の矢) にご参加ください。

 

 

 


【 目 次 】

食 

  • インスタントラーメン
  • お菓子
  • お菓子U・・・・・グリコのオマケ商法
  • ボンカレー・・・・・世界初のレトルト食品
  • オロナミンC」栄養ドリンク
  • 「回転寿司」・・・・・・元禄寿司(株)
  • 「国産ウィスキー」・・・・・サントリー(創業者:鳥井 信治郎氏)
  • パン食文化も関西発・・・・・(株)神戸屋(創業者:桐山政太郎氏)
  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
  • ダムも関西初
  • メールマガジン・・・・まぐまぐ
  • あいまい言葉
  • 関西が一番 京都編
  • コミュニティ放送も関西初(発)・・・『 FM MOOV KOBE 76,1MHz 』他
  • 「野茂 英雄」・・・・・・・プロ野球選手
  • 「経営の神様」・・・・・・松下幸之助(松下グループ創設者)
  • 「小林 一三」・・・・・・・阪急電鉄(阪急商法)
  • 「スーパー」・・・・・ダイエー(創業者:中内 巧氏)
  • 文具・オフィス用品・・・・・コクヨ(株)(創業者:黒田 善太郎氏)
  •  

     


    『インスタントラーメン』 



    これが、関西が世界に誇れるNo.1だと私は思います。
    なんてたって、今や世界中にあるのがすごい。

    元々、日清食品の安藤百福さんが
    1958年(昭和33年)に『チキンラーメン』を発明・発売してから
    (私が生まれるずっと前。古い方は即席ラーメンなんておっしゃいます。)
    その後、カップ麺などに、どんどん発展。
    うどん、そば、焼きそばの各カテゴリーに加え
    生麺タイプからパスタなどあらゆる食文化に発展。



    電子レンジやテイクアウト(コンビニ)弁当、フリーズドライ食品など
    様々なものが開発された現在でも、
    お湯をかけるだけで3分できてしまう超料理(品)方法は素敵過ぎる。

    もちろん、決して正餐とは言えませんが
    時間が無い時、お金が無い時、副食として、夜食に、緊急(保存)食として
    いつでも、気軽にすぐに食れべる・・・スゴイ誰にも負けません。
    栄養等は別にして、味も結構おいしいですしね!

    海外で西洋料理を食べ続けた事がありますが
    やっぱ時にカップヌードルを食べたくなります。
    ハネムーナーには必ずカップヌードルかどんべいを持参せよ
    とアドバイスは必ずします。

    で、今やインドでも、韓国でも、ラーメンの元祖:中国でも
    現地オリジナル・インスタントラーメンがあります。
    だけではなく、日本同様なくてはならない存在です。

    これが、関西発祥です。素晴らしいではありませんか

    ◆祭 作太郎  目次へ戻る


    「お菓子」


    職業柄でしょうか、私はずばり!「お菓子」です。



    関西では「お菓子」関連の企業が多いです。
    メーカーから問屋、スーパーまで、関西に拠点を置く
    企業が多いですね!
    和菓子、焼き菓子、生菓子、半生菓子、洋菓子、まだまだ
    たくさんの種類のお菓子がありますが、特に和菓子関連は
    京都を中心として関西が全国に誇れる物ではないでしょうか?

    が、..しかし....
    特に最近思うんですが、伝統あるお菓子作りを
    若い世代の人が受け継がない状況にあります。
    関西という枠を越えて、日本の誇れる「文化」が
    どんどん消えていくようで寂しいです。

    「IT」、ITと騒がれているご時世ですが、「日本の文化」も
    忘れないようにと思うこのごろです。

    以上、 「IT」好きな「御菓子屋4代目」でした。 

    ◆御菓子屋「T」 目次へ戻る


    「お菓子」U・・・・・・・グリコのオマケ商法



    今では、当然のように『オマケ』は氾濫しているが
    商品に初めて『オマケ』をつけたのは江崎グリコ創業者(江崎利一氏)である。

    牡蠣のエキスから注出される『グリコーゲン』からグリコ・・・・・。
    技術的な部分もさることながら、このオマケ商法・・・これは画期的な事だと思う。
    販売促進(商売)の基本精神がここにあると感じられからだ。

    同じようなキャラメルを、同じ値段で書くなら
    『オマケ』が付いている方が楽しいに決まっている。
    お菓子=子供(心)=『オマケ』がもらえる=嬉しい楽しい。

    『人をウキウキさせる』エキス?をこの創業者の方はお持ちだったのでないか。

    また、一粒で300mのキャッチコピーや
    大阪の若者なら誰でも知っているミナミの引っかけ橋(道頓堀)から見える
    あの巨大な看板(陸上のお兄さん)など、
    ナニワ商人の遊び心の証であると言える。

    このグリコの商法は日本全土に受け継がれ今やオマケ(懸賞・賞金)だらけ。
    また、『オマケ』の逆転現象(オマケ欲しさに商品を買う)までおこっている。
    古くはプロ野球選手カード(スナック菓子)から
    ボス・ジャン&ボス・電(これも関西企業ですな・・・・)。

    また、最近では大人がはまったお菓子のオマケ・・・・・『チョコ・エッグ』。
    1ヶ150円のタマゴ(ほぼ原寸大)の形をしたチョコレートの中に入った
    精巧な動物模型のオマケが超ブレーク。
    この模型を作ってらしゃるのも関西企業(海洋堂さん)です。

    今日もどこかの商店街で
    『兄ちゃん、もっと勉強してえな〜』
    『もう奥さんかなんな・・・・よっしゃこれもオマケしとくわ!』
    こんな声が聞こえてきそうである。
    そう、元々はオマケ(値引きとは違う)精神は関西発なのである。

    ◆祭 作太郎  目次へ戻る


    「ボンカレー」世界初のレトルト食品・・・・・大塚化学(株)


    『三分間待つのだぞ・・・・・・』
    あの頃の小学生なら誰でも口ずさんだ、大ヒットCM。
    また、バス停の売店なんかでは必ず置いてあった
    ほうろう製の(女優:松山容子さんがニッコリと笑っている)大きな看板。
    彼女が、両手に持っている四角形が、ボンカレーである。
    1968年2月に・・・・・世界で先駆けて(商品化した)・・・・・
    レトルトパウチ食品が発売された。
    そして、30余年経った今でも、リニューアルを繰り返しながら売られている。
    現在、独身の友として、コンビニの定番として
    数多くのレトルト食品(牛丼など)商品が並んでいる。
    インスタントラーメンと双璧をなす関西が生んだ食文化の一つである。
    あの懐かしいパッケージを見たい方下記のURLをどうぞ!
    http://www.tok.otsukac.co.jp/otsukac/foods/bon-c/

    ちなみに、沖縄では観光客用お土産として?
    古いパッケージのまま売られていますよ♪ 

    ◆祭 作太郎  目次へ戻る


    「オロナミンC」栄養ドリンク・・・・・大塚化学(株)



    この商品も同社の製品。
    今更説明する事もないが、栄養ドリンク全盛時代の元祖は
    『元気はつらつ、オロナミンC!』でしょうか?

    しかし、不満は現在も大阪に本社にある大塚化学(株)さんに申し上げます。
    なぜ、CMにはジャイアンツを使うのですか?
    タイガースをCMに起用すれば、
    『子供の頃からエースで4番』の選手達が集まり
    少しは強くなるかもしれないのに♪ 

    ◆祭 作太郎 
    ・・・・・・夏までは虎不安?(ファン)です.  
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    「回転寿司」・・・・・・元禄寿司(株)



    ここ数年、“寿司と言えば回っているもの”と認識される方が多い
    のではないでしょうか?

    一昔前、大手チェーン店:元禄寿司で認知度が一気に上がり、
    今では、更に新規参入組みも含め、全国区の話となっております。
    いや、一部海外でも展開されているとか...。

    しかし、寿司をコンベアの上でまわすと言う発想は関西人らしいのでしょうね。
    聞けば、コンベアのスピードによっても、客単価が変わると言われているほど
    人間の欲と上手く調和されているように思います。

    味も鮮度も言う事無し、「おまけに懐ぐわいを気にせず食べれる」ことは
    エンゲル係数の高い我が家等では切っても切れない関係に今後も成りそうです。

    追伸、A店のハマチは超おすすめです。

    ◆金澤 浩司  
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    「国産ウィスキー」・・・・・サントリー(創業者:鳥井 信治郎氏)



    国産ウィスキーも、もちろん関西発(初)。
    トリイ・・・・さんがつくった。だから、さんトリイ(サントリー)。
    最初聞いたとき、駄洒落(ダジャレ)かと思ったが・・・・・
    製品も去る事ながら、社名(ネーミング)発想からして関西風。
    また、奇抜な広告戦略は、周知の事実。
    各時代に応じて常に先端を行くサントリーの広告は
    世相の鏡みたいなもの。

    サントリー創業者:鳥井 信治郎氏の物語やエピソードは
    余りも有名なので省かせて頂きます。

    私個人としては、故:山口 瞳氏(元サントリー社員・作家)の
    『諸君! この人生、大変なんだ』が大好きです。
    (詳しくは、本が講談社文庫で出版されている・・・はずです。)

    これは、(1978年〜1992年)、1月15日成人の日に
    サントリーが全国の新聞に掲載した広告エッセイ。
    人生の先輩が、新成人に送る酒をからめたエールである。

    本当はコピー(広告)文なのに
    何度読んでも、飽きない素晴らしいエッセンスが詰り、
    サラリーマンの悲哀やユーモアを短い文章の中にたっぷりと凝縮させ
    それでいて、さらりとスッキリ爽快さを感じる事ができる。
    まるで、サントリーウィスキーのように!

    ◆祭 作太郎  
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    パン食文化も関西発・・・・・(株)神戸屋(創業者:桐山政太郎氏)

    1918年神戸屋は創業された。
    この頃、パンは一部のレストランなどでしか食べれなかった。
    レストランでの食事自体が超高級な時代。
    つまり、一般庶民はその味を知らなかったのだ。

    創業者:桐山政太郎はパンを大量製造(イースト発酵)方法を開発し
    日々、神戸から電車に乗って大阪の街にパンを売り歩いた。
    単に販路を拡大するだけではなく、一般家庭にパンが普及するよう
    直営店を基地として、様々なパン食文化をそのものを情報発信した。

    現在では、ご周知のとおり日本の食卓からパンは欠かせない。
    超和食党を除き、朝食はコーヒーに食パン1キレと言う方が多いのではないか。
    ホテルなどのバイキング(和洋折衷)朝食風景を見ると
    (年齢にもよるが・・・)圧倒的にパン食派が多い気がする。

    泣く子も黙る!?天下のマクドナルドも神戸屋さんが下地を作らなかったら
    これほど、急激にハンバーガー・ショップも発展しなかったと思う。

    いずれにせよ、物より、ソフト(文化や習慣)を第一に売る
    関西商人に共通したフロンティア精神である。

    でも、そこの青年! 朝飯ぐらい食って会社行けよなあ・・・・・・

    ◆祭 作太郎 


    ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・・・2001年3月31日オープン



    USJに行って来ました。
    スタジオを3館見学しました。
    ジョ−ズは2.5時間待ちの盛況でしたが、
    見る価値は十分ありました。
    バックドラフトは実際の火炎と大音響の、迫力満点
    モンスタ−・メ−キャップはトリックの妙味でしょう。

    とても1回や2回では見切れません。
    久々の関西が世界に誇れる 【箱もの】でありました。

    ◆森田 稔   目次へ戻る


    「ダムも関西初」



    関西発ですごいのがありました
    日本で初めてのダム「大正池」が
    京都府綴喜郡井手町の山の中にあります
    外国人の何とかいう人が造ったんですが
    木津一帯はいつも川の氾濫で湿地帯でした
    ところがこのダムのおかげで・・・
    井出には蟹満寺という室町時代の小さなほこらもあります

    【参考資料】
    井手町のホームページ http://www.town.ide.kyoto.jp/

    ◆小中 敬三   目次へ戻る


    『メールマガジン』・・・・・・まぐまぐ

     

    正確にはメールマガジン配信・運営システムと言うべきでしょうか?
    いずれにせよ、メールマガジンをWEBコンテンツの
    主役の一角と築かせた功績はあまりにも多大です。

    ご存知の方が意外に少ないと思いますがMM国内最大配信サイト
    『株式会社まぐまぐ』さんは関西(京都)企業です。
    私も長い間、てっきり東京の会社だと思っておりました。
    だって、ネット(IT)・ベンチャーとやらは全て渋谷あたりの住民の印象が強くて・・・

    このメールマガジンの素晴らしい所は
    (今さら私ごときが解説しなくても皆さんよくご存知ですが)

    <購読者側>
    購読・解除も自由簡単。
    既存メディアにはない、広く、深い情報を容易に得る事ができる。

    <発行者側>
    誰でも情報提供者(編集者・作家など)になれること。
    瞬時に情報発信ができること。
    広報・宣伝その他ビジネス等の販売促進に活用できること。
    ホームページ等と連動したWEB総合作業が行える事。
    発行部数により広告収入を得る事ができること。
    メールマガジンを通じて、地位・名声を得ることができること。

    まだまだ特筆べき点は限りありませんが
    つまり、購読者・発行者双方が得できる、しかも無料で!
    インターネットのインフラの中で咲いた大きな一輪の華ですね。

    でも、後発のメールマガジン運営会社さんも
    (メーリング・リストや掲示板との組み合わせや、懸賞などとの連動など
    素晴らしいコンテンツ開発をされていることも付け加えておきます。

    ◆祭 作太郎  目次へ戻る


    『あいまい言葉』



    「儲かりまっか?」
    『ぼつぼつですな〜』
    この“あいまい”な大阪商人の挨拶、世界に誇れるかどうかは別にして
    間違いなく関西発ではないでしょうか。

    “あいまい”とは良い意味、悪い意味の双方が背中合わせですが
    この曖昧な挨拶の中で相手の腹を読んだり、ライバル心をお越し、
    産業が発展したと想定できるのではないでしょうか?

    日本橋の電気店街、おもちゃ・人形店街の松屋街、行き着くところ
    地元の商店街にまで及んでも、商品の表示価格で買い物する人は
    少ないのではないでしょうか?(特に大型消費財)
    いわゆる値引き交渉。「これ何値(なんぼ)までしてくれんの?」
    (この商品、いくらになりますか?)てなことがそこら中で聞こえている。
    店側も当り前の様にこれに応じて値引きをする。

    だったら、最初から最安値を表示しろ!と言いたいところだが、
    ここに関西の曖昧さが伺える。取れるところからはとって、
    きついところには、値引きも大きくなっているのであろう。

    I/Nでの価格比較サイトで、以前、耳にした事がある。
    秋葉原のサイトはあるけれど、日本橋にはない。
    何故なら、日本橋価格は事前に調査不可能である為。(なるほど〜)

    21世紀に入り、ITが叫ばれ、情報公開の重要さが高まる中、
    こう言った人情的な駆け引きの曖昧さは是非とも残って欲しい。

    だって買い物の楽しみが無くなるもん。

    追伸、冒頭の「ぼつぼつ」は英語では『so so』と表現するらしい。


    ◆大阪商人の雛 より(匿名希望)  
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    『関西が一番 京都編』



    長い間,日本の中心都市として栄えた
    京都は,江戸時代になると沈滞化、
    観光都市として再生をはかる。
    巧妙に所有する数多くの仏像や
    秘宝の開帳をくりかえし,全国から
    参拝客を集めました。
    拝観料・宿泊費・飲食費・土産物と
    たくさんのお金を落とさせました。
    もっと巧妙なのは、
    お金が勝手に入ってくる仕組みとしての
    お賽銭集金法です。
    神様に福を受けたことに対するお礼としてです。
    また、内蔵された集める日としてお正月をはじめ、
    祭りは奉りとして、神への感謝を表す儀式として、
    精神的陶酔のハレの演出と
    ドラッグ装置としての結界をつくって、
    いろいろなご利益やご供養で求心力をもたせています。
    どうどす、京都の寺社は商売上手,どこにも負けまへんえー。

    ◆小中 敬三    
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    コミュニティ放送も関西初(発)・・・『 FM MOOV KOBE 76,1MHz 』他


    コミュニティ放送とは、(法律で定められた)
    ごくわずかな限られたエリアの・・・・・ミニ(ラジオ)放送局の事です。
    ここでは低予算ながら地域に密着した
    オリジナリティー溢れるプログラムが制作されています。
    何より、良いのもを創ろうと願うスタッフの熱い思いが伝わってきます。

    何故、このような小さなコミュニティ放送が出来たのでしょうか?
    それは、阪神淡路大震災の時、ラジオが持つ役割が見直され
    災害時に地域の情報伝達として、コミュニティ放送を作ろうと
    言う動きがあり神戸を中心に次々を開設されました。
    そしてそれが、全国に飛び火して現在、日本全国100局以上の
    地元の小さなコミュニティ放送があります。

    さーすが関西人は転んでもタダでおきまへんで〜

    ご参考として、『 FM  MOOV  KOBE 76,1MHz 』をご視聴くださいませ。
    (神戸:中央区・長田・灘・東灘・兵庫等の地区放送)
    http://www.geocities.co.jp/Hollywood/1543/index2.html
    と言っても居移住地外の方は、行って聞いてもらうしかありませんが。

    現在、日本中が、文化的に又はあらゆる面で画一化している気がしてなりません。
    つまり、ある意味で小東京化(東京のマネごと)を目指している・・・
    そんな感じを持ってしまうのは私だけでしょうか。

    街を歩けば東京をメイン発信基地としたファッション。
    郊外をドライブすれば、どこもかしこも、よく似た風景で
    洋服の〇〇に、〇〇流通センター、中古本〇〇、など全国チェーン店の看板。
    家に帰ってテレビをつければ全国ネット(東京)の番組だらけ。

    地方を旅してテレビを見ても、地元らしい番組は非常に少ない。
    ただ、CMだけはパチンコや霊園の宣伝をやってますが・・・・・
    だいたい、方言を堂々と放送で使っているのは関西ぐらいではないでしょうか?
    その関西に置いても朝番組の関西発は『おはよう朝日』ぐらい。
    CATVも目玉は地元ではなく、映画やスポーツ観戦等だとか・・・・・
    もちろんスポンサー(広告収入)問題が最重要で
    ・・・東京以外は、キツイのは確かですが。

    前出のコミュニティ放送や地ビールなど(御当地もの)がどんどん増えれば
    他の街や村を訪ねる楽しさがもっと増えると思うのに。

    今日は、枚方のコミュニティ放送をライブで見れるカフェで彼女とデート。
    明日は、泉佐野で地ビール片手に取れたてのシャコをホウバル。など。など。

    しかしながら、個性的な地域文化の創造は、発信する方はもちろん、
    受け手側の関心も大切だと私は思うのですが。
    皆様は如何でしょうか?

    ◆加地 光広  
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    「野茂 英雄」・・・・・プロ野球選手



    やってくれました。まさに、偉業です。
    米大リーグ2度目のノーヒット・ノーランの達成。
    しかも、米両リーグで達成したのは史上4人目。
    素晴らしいとしか言いようがありせん。本当に痺れました。
    今年からアメリカに乗り込み話題沸騰の
    イチロー・新庄両選手も元々関西チームの出身。
    でも、野茂投手は、大阪の工業高校出身。
    そして、近鉄バファローズに入団。
    純正の関西発ヒーローと言えるでしょう。
    しかし、関西人とは思えないあの無口なカッコ良さはマネできまへん!

    【米大リーグ】四日夜(日本時間五日午前)、レッドソックスの野茂英雄投手(32)が、
    今季初登板のオリオールズ戦で、大リーグ2度目のノーヒット・ノーランを達成 
    11奪三振。試合はレッドソックスが3−0で勝った。 

    ◆加地 光広   
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    「経営の神様」・・・・・・松下幸之助(松下グループ創設者)



    早くも真打の登場です。
    裸一貫で築いた偉業は、まさに、関西随一。
    私ごときが今更多くを語る必要はありませんが・・・・・

    今、ITブーム?全盛期でSONY・NECなどと言われますが
    一昔前は、親に就職報告するしたら、松下の方が絶対喜ばれます。
    やっぱり世界の「ナショナル」ブレンドです。

    1894年設立された、福島の小さな町工場から
    やがて世界の松下に発展。ベンチャー企業の祖とも言えます。

    最初は、社員3名(本人・妻・妻の弟)でスタート。
    この妻の弟さんも・・・・・(井植 歳男氏)
    敗戦後の混乱期の中、様々な理由から松下から独立し
    今や、大手家電メーカの一角の三洋電気を設立。
    本当に凄いこってす!
    亡くなったウチのジイさんも、その福島の町工場に勤めていれば
    今頃は・・・・・と思う次第です。

    ◆祭 作太郎    
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    「小林 一三」・・・・・阪急電鉄(阪急商法)



    週末の夕刻、中国道を大阪に向けて車を走らせると、
    必ず、と言って良いほど吉川ジャンクション(舞鶴道と合流)から
    宝塚あたりまで大渋滞。
    その間、山の手(西宮名塩あたり)に目をやると、
    崖っぷちに現れる巨大マンション群とその大きな斜めエレベーター?
    河内平野の下町に育った私にとっては、ピンとこない移住空間である。

    だが、現在は平らな所を走る沿線より、
    丘陵地帯を登る、茶色の阪急沿線が高級・・・との風潮。
    カッコ良くホクセツ(・・・摂津国の北の意・・・)なんて言います。
    でも、元々は・・・・・良くこんな田舎にレールを敷いたものや
    狐か狸しか乗れへんのとちゃうか?と嘲笑する人も居たらしい。

    1910年(明治43年)箕面有馬電軌(阪急電鉄の前身)開通当時の
    一日の平均乗車人員は約1万人。現在は200万人・・・夢のような話である。

    さて、小林一三は、三井銀行勤務時代の上司である
    北浜銀行の頭取・岩下清周に大阪に呼び出され
    この箕面有馬電軌の推進を任された。

    当時の私鉄は都市と都市を結ぶと言うが大前提であった。
    が、小林一三の発想のユニークなところは、
    沿線の土地を購入して、住宅地を建設しようとした点である。
    土地を高く売って儲けるのではなく、
    大衆(サリーマン層)を動員し、開発を図り、輸送需要を創ろうとした。

    沿線各地で25万坪の土地を買収し
    明治43年6月宝塚線と箕面線の開通直後、分譲を開始した。

    「如何なる土地を選ぶべきか、如何なる家屋に住むべきか」
    という有名な、自作のパンフレットを作成し「郊外生活」をアピールした。
    しかも、画期的に土地住宅の月賦販売をした。

    宝塚新温泉の開発 (明治44年)、後、宝塚歌劇の創立。
    そして、阪急梅田駅に日本発のターミナル・デパートの設立。
    他、遊園地・球場・ショッピングセンターなど
    都市(大阪・神戸・京都)の中でははく、
    沿線(郊外)自体に人の流れをつくる、阪急商法。

     こうしたやり方は、後年の鉄道経営の原形となった。
    条件が悪くても嘆かず引かず、自ら需要を創設(仕掛ける・・・・・・)する
    現代ビジネス・マンにも鏡となる、世界に誇る経営手法である。 

    ◆祭 作太郎    
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    「スーパー」・・・・・ダイエー(創業者:中内 巧氏)



    流通システムの革命児・・・・・・・ご存知ナカウチさん!
    私も幼い頃は母親に買い物に連れて行かれるのは
    公設市場や商店街であった。
    「いらっしゃい・・・いらっしゃい・・・安いで安いで・・・・・奥さんこうっててや」
    威勢の良い魚屋や八百屋のおっちゃんのダミ声を、よく真似したものだった。

    気が付くと、スーパーと呼ばれる店があちこちに出来始め
    今や買物と言えばスーパーである。
    結婚を前提に交際している、堅実な二人のデート先は
    やはりスーパーの食品売り場でないだろうか。(私の場合はそうでした。)

    昭和40年代は大阪の街の庶民の生活空間は、ある意味で汚かった。
    舗装されていない道路、木造の駅、蝿も元気だった市場!

    そこにスーパーが出現し色々なものが変わった。
    大きくて綺麗な店舗。軽やかに流れる音楽。品物が豊富な各フロア。
    清潔なトイレ。お洒落なフードコート。
    (ここで、お好み焼きやソフトクリームを買ってもらうのが唯一の楽しみ)
    冷暖房完備されている中、セルフサービスなので
    (店の人に気兼ねする事なく)ゆったり見れる。
    肉も魚もラップでパックしてくれていて便利、しかも、値段も安い。
    また店内には不動産や車以外なんでも置いてある。
    そしてモータリーゼーション到来や、都市からの郊外への人の流失。
    駐車場なくしてショッピングなし。

    日本人が中流意識や先進国気分意識を持ち始めたのは
    実は、所得増とかではなく、このスーパーの出現ではないだろうか。
    庶民でも、一流百貨店の気分が味わえるし、なんだかリッチになった気がした。

    時にメーカーとケンカして、時に官僚に噛み付き、闇夜に怯えながらも
    この新流通方式(スーパー)を日本に寝ずかせた功績は関西の誇りである。
    が、しかし・・・・・・
    〜おごれる者も久しからずや、盛者必衰の理をあらわす〜

    おごれる者かどうかは別にして、
    万里の長城に現れたジンギスカンよろしく、
    家電・衣料・靴・玩具・酒類・食品など
    今やあらゆる分野に大型量販店が跋扈している。

    かつての中流意識人は、
    恥も外聞もかなぐり捨てて、1円でも安いものを買う為に目を光らせる。
    めでたく結ばれた堅実な二人の週末は、折り込みチラシ片手に車を走らせ
    特売品を獲得する事に奔走するのだった。(私ではありません。)


    ◆祭 作太郎   
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    文具・オフィス用品・・・コクヨ(株)(創業者:黒田 善太郎氏)



    小学生の頃、ぶらぶらする所と言えば駄菓子屋さんや本屋さん
    そして、文房具店だった。・・・ゲーム(センター)はいまだに性に合いません。
    友達の誕生日プレゼントもやっぱり文房具が一番。
    恋するあの娘と・・・交換日記・・・にあこがれたりしながら。

    八尾に工場、今里に本社、・・・・・(通勤電車で2回×2見てます。)
    河内っ子には親しみがある文具大手メーカー、コクヨ。
    (正式には、ステーショナリー&ファニチャー関連事業?)

    さて、 明治38(1905)年(・・・今から約100年前だ・・・)
    和式帳簿用表紙製造業「黒田表紙店」から発祥。
    洋式帳簿の既製品化に着手したりと
    常に業界のリーディング・カンパニーとして活躍中。
    商標を世の中の役に立つと言う意味を込めて・・・・・「国誉」と定めた(現社名)。

    よく知られている話は、創業当時
    表と裏で2枚と数えられていた帳簿(つまり、25枚で50枚になる)を
    1枚とカウントして販売したそうだ。(今では当たり前だが)

    今我々が彼から学ぶべきものは、
    既成概念(当たり前だと思われている慣習や考え方)をいかに打破するか。
    また、お客様サイドに立ってモノを考えられるかだろう。
    ・・・・・・この事自体は、余りにも至極当然だが、・・・・・・非常に難しい。

    小さな頃からお世話になった親しみのある関西発のコクヨさん。
    でも、ある分野ではアスクルに先行され、
    街には100円均一ショップがあふれています。
    私自身、最近文具を100円均一ショップ以外で買った記憶がありません。

    この「仕事の達人」 http://www.kokuyo.co.jp/master.html  (コクヨ)
    のような大人のコンテンツがもっと発展するように期待致します。

    ◆祭 作太郎