中国:春秋戦国時代の話
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和氏の璧(かしのへき)和氏の璧(かしのへき)、この説話から、 磨けば宝石(璧)になる場合もあれば、 ただの石に過ぎない場合がある。 |
完璧
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繩池の会
「ならば、趙王の長寿を祝って咸陽(秦の都)を献じてくれませんか! |
刎頚の交わり
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★あとがき★ 藺相如は決して口先だけの徒ではありません。 推挙した人が語ったとおり、勇気と知恵を兼ね備えた (行動派知識人!)人物だと思われます。 また、恐ろしい相手(秦王)にも一歩も引かない胆略を持ち合わせているが 先輩(廉頗)には謙虚に一歩引く、バランス感覚が素晴らしい。 現代社会(会社内)でも、常に反目する組織や人間関係があります。 製造と販売、経理マンと営業マン、本社と支社などなど。 我々の部署があるから会社は持っているとか 自分の方が偉いのだと、他のセクションと争ってませんか? でも確かに内輪もめしていてはライバル会社に勝てる訳などない。 これは、夫婦間でも、兄弟間でも同じ事かも。 しかし、悲しい人間の性うまくいかないように出来ているのですね。 さて、この話の中で一番偉いのは、廉頗かもしれません。 人はそうそう逆転された立場を受け入れれるものではありません。 実は、廉頗はわざと、そのタイミングを計っていたかもしれませんね。 いずれにせよ、卑弥呼もまだ現れていない気の遠くなるような紀元前のお話。 このコラムについてぜひ、ご感想などを
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