コガモ(カモ目カモ科)小鴨
Anas(アナス マガモ属-ラテン語でカモ)
crecca(クレッカ コガモ♂の鳴き声から-擬声語)
Common(普通の) Teal(コガモ類) L37.5cm
ユーラシア大陸北部と北アメリカ北部で繁殖。冬季はヨーロッパ南部・北アメリカ・中近東・南アジアから東アジア・北アメリカ中部及び南部へ渡る。
日本では、冬鳥として全国に渡来するが、中部地方以北の高原や北海道の湖沼で少数が繁殖する。湖沼、川、池などに棲み、主に夜活動し水辺の草の実などを食べる。群性が強い。
日本へは主に亜種コガモA.c.creccaが渡来し、亜種アメリカコガモA.c.carolinensisが少数渡来する。
水面採餌(淡水)カモ類。日本のカモ類では最小。
【声】♂は「ピリッピリッ」、♀は「クェークェクェ」と鳴く。
【名の由来】小型の鴨なので“小鴨(コガモ)”。“カモ”の語源は「浮かぶ」がもとで“ウカブ⇒ウカム⇒カム⇒カモ”と転じた、漢語の雁(ガン)がもとで“ガン⇒カム⇒カモ”と転じたなどの説がある。
○奈良時代から「タカベ」の名で他のカモと区別して知られていた。江戸時代になると主に「コガモ」と呼ばれるようになる。
◇馬見丘陵公園では、冬鳥として9月中旬頃に渡来し、4月半ばまでいつも見ることができる。
(ガンカモ調査時の羽数 2004-52、2005-110、2006-258、2007-105、2008-309、2009-365、2010-171、2011-202、2012-128、2013-259、2014-194)
2010/04/03 馬見 亜種コガモ ♀ ♂ | ||
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2011/02/25 馬見 | 2009/12/12 馬見 左;♀ 右;♂ | |
数羽の♂が♀を囲みグループディスプレイをする | 飛翔時に翼鏡を挟んで2本の白い翼帯が見えるが、 ♂は前の白帯が太く、♀は2本とも細い |
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亜種アメリカコガモ A.c.carolinensis | ||
2005/01/25 奈良 ♂ | ||
北アメリカ北部で繁殖し、北アメリカ中部から南部で越冬するが、日本には少数が冬鳥として渡来する |