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2005/02/09 三重 営巣するカワウ♂♀ 繁殖羽・婚姻色 |
雌雄同色。全体はほとんど黒色だが、背、肩羽、雨覆は光沢のある茶褐色で、羽縁が黒い。嘴は肉白色で、基部の裸出部が黄色く、根元の形は尖らず丸みがあり、その外側の裸出部は白い。虹彩は緑色。
繁殖期 ;嘴と基部の裸出部が黒くなり、眼の下に紅色の婚姻色が出る。また頭部と腿部に綿状の白色の繁殖羽が生え、足の付け根に大きな白斑が出る
飛翔時;翼の位置が体のほぼ中央にあるように見える。
幼鳥;全体に淡色で、体下面が白っぽくなるものもいる。 |
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2005/01/04 馬見 成鳥(非繁殖羽) |
2006/01/02 奈良 幼鳥 |
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2008/05/23 大阪 非繁殖羽 翼を広げて羽を乾かす |
2004/12/18 愛知 朝 ねぐらから餌場に向かう列 |
潜って魚を採るため翼に水をはじく油分が少なく、
潜水後の日光浴は欠かせない |
ウミウとの識別ポイントへ |
一時は農薬の影響で絶滅が心配されたが、農薬使用の減少でその数は増加してきた。
カワウが群れで魚を追いかけ捕食することから、地域によっては漁業被害で害鳥として追われている。
またネグラ・コロニーの木々が糞によって白くなり枯れることから嫌われ、コロニーの木を切られたりしている。
追われたカワウは別の場所に移り繁殖を行い、分散し全国にその繁殖地は広がっている。
カワウには何の罪もないのだが、カワウと人との共生問題は難しい。
(江戸時代では糞を集めて肥料にしたためカワウは保護されたが、化学肥料の出現によって使われなくなった) |
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