エゾムシクイ(スズメ目ムシクイ科)蝦夷虫喰
Phylloscopus(ピュッロスコプス ムシクイ属-phullo葉のskopos見張り人-虫を探している様から
borealoides(ボレアロイデス borealisコムシクイにoides似た)
Sakhalin(サハリンの) Leaf-Warbler(ムシクイ;葉で囀る鳥) L11.5cm
奈良県レッドリスト 絶滅危惧種
サハリン、南千島で繁殖し、ミャンマーからタイ・マレー半島・ラオス・ベトナム南部で越冬する。
日本では、夏鳥として北海道、本州中部以北、四国に渡来し、亜高山帯のよく茂り湿った針葉樹林からその下部の落葉広葉に生息し繁殖する(急斜面の崖地や土の崩れたところを好む)。高い樹の枝の間を活発に枝渡りして昆虫等をとる。春秋の渡り期には各地の平地でも見られる。
【声】「ヒーツーキー」という特徴のある高い声で囀る。地鳴きは「ピッ、ピッ」と金属的な大きな声で鳴く。
【名の由来】蝦夷など北の地で繁殖するムシクイなので“蝦夷ムシクイ(エゾムシクイ)”か。
◇馬見丘陵公園では、渡りの時期に「ヒーツーキー、ヒーツーキー」という高く大きな声を聞くことがある。樹上の繁った葉の間を移動しているので姿を見ることは難しい。
2007/04/30 大阪 背以下の上面は緑褐色、頭上は暗灰褐色。体下面は白っぽく、足はピンク色。 | ||
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2006/08/31 大阪 | 2007/04/30 大阪 | |
センダイムシクイにある頭央線はない |