自然排卵が認められないときや、複数個の卵子を排卵させて受精のチャンスを高める目的で、排卵誘発剤を使用します。
内服薬と注射薬があります。内服薬は、クロミッド、セキソビッドなどが使用されます。通常、月経周期3〜5日目より5〜7日間服用していただきます。
注射薬は、HMG製剤といわれるものが一般的に使用されます。月経周期3〜5日目より連日または隔日に注射をおこないます。内服薬と違い直接卵巣に刺激を与えるので、効果が確実で重症の排卵障害の方にも用いられます。