映画芸術科学アカデミーは「映画芸術および科学の質の向上を図ること」を理念として1927年5月11日に設立され、アメリカ映画の健全な発展を目的に、監督・俳優・スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるために
アカデミー賞が設けられた。 そんな中で、リメイクに関わる作品を紹介します。 ■テレビ作品の映画化。 |
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日本アカデミー賞協会は、日本の映画芸術、技術、科学の向上発展を目的に、監督・俳優・スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるためにアメリカのアカデミー賞を模し、日本アカデミー賞を設けた。 そんな中で、リメイクに関わる作品を紹介します。 ■テレビ作品の映画化。 |
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2008年(第31回)日本アカデミー賞受賞 |
原題:東京タワー オカンとボクと、時々、オトン |
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リリー・フランキーが母と子、父と子、友情などの普遍的なテーマをリアルに描いたことで話題になり、200万部を超える大ベストセラーとなった小説の映画化。
原作は「ボク」とその母・「オカン」との関係を幼少時から別れまでリリー・フランキーの実体験を基にした長編。 | |||
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2006年(第79回)アカデミー賞受賞 |
邦題:インファナル・アフェア |
舞台を香港の裏社会からアイリッシュ・マフィアが暗躍するアメリカ・ボストンのアンダーグラウンドに置き換え、警察に潜入したギャングとギャングに潜入した刑事という2人の潜入工作員の苦悩のドラマを描く。'06年作品ではオリジナル三部作を一本にまとめられた。 ジャック・ニコルソンは'06年作品に出演するにあたり「これじゃ、俺がやるところが無い」と話し、シナリオを書き換えさせたとのこと。 |
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2006年(第29回)日本アカデミー賞受賞 |
原題:三丁目の夕日 |
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東京タワーが完成を見る、昭和33年のある日、鈴木則文とその妻子が住む小さな自動車修理工場・鈴木オートに、集団就職によって上京してきた六子がやってくる。立派な会社を期待していた六子は、どこかがっかりした様子。一方、駄菓子屋の店主にしてしがない小説家の茶川竜之介は、ひょんなことから、身寄りのない少年・淳之介と同居することになり…。 西岸良平の漫画「夕焼けの詩」を元にした、昭和33年(1958年)の東京の下町を舞台とし、三丁目に暮らす人々の暖かな交流を描く感動ドラマ。 ※「ALLDAYS 二丁目の朝日('08)」はパロディー作品。 | |||
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2004年(第27回)日本アカデミー賞受賞 |
原題:壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男 |
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盛岡南部藩随一の文武両道の士と呼ばれる吉村貫一郎。しかしその生活は貧しく、日に日にひっ迫していく。遂に貫一郎は妻子を飢餓から救うために脱藩を決意。故郷に家族を残し、新撰組に入隊する。人斬り貫一と呼ばれて怖れられ、守銭奴と蔑まれながらも必死に生き抜き、故郷へ送金し続ける貫一郎。激動の時代を駆け抜けていく彼の行く末に待ち受けるものは…。 幕末の混乱期を舞台に、仲間から守銭奴と蔑まれながらも、愛する家族のために生き抜いた無名の新選組隊士・吉村貫一郎の生き様を描いている、 浅田次郎の小説を映画化。 | |||
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邦題:ロード・オブ・ザ・リング |
邦題:指輪物語 |
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はるか昔。闇の冥王サウロンは世界を滅ぼす魔力を秘めたひとつの指輪を作り出した。指輪の力に支配された中つ国では一人の勇者がサウロンの指を切り落とし、国を悪から救った。それから数千年の時を経た中つ国第3世紀。ある時、指輪がホビット族の青年フロドの手に渡る。しかし、指輪を取り戻そうとするサウロンの部下が迫っていた。世界を守るためには指輪をオロドルイン山の火口、“滅びの亀裂”に投げ込み破壊するしか方法はない。そこでフロドを中心とする9人の仲間が結成され、彼らは“滅びの亀裂”目指し、遥かなる冒険の旅に出るのだった…。
世界を支配する力を持つ指輪をめぐる勇者たちの冒険を描いた壮大なファンタジー。J・R・R・トールキンの大ベストセラー小説「指輪物語」を映画化。
'01年作品は3部作の第1部。 | |||
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2002年(第75回)アカデミー賞受賞 |
邦題:市俄古 |
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恋とジャズと退廃に支配された、1920年代のシカゴ。ロキシー・ハートはキャバレーの歌姫ヴェルマに憧れ、いつの日か自分も舞台に立つことを夢見ていた。だが愛人の裏切りに遭い、ロキシーは彼を射殺してしまう。やがて留置所に送られたロキシーは、そこでヴェルマに出会う。彼女は夫と姉を殺した罪を問われながらも、辣腕弁護士ビリーを雇い、一躍スターダムにのしあがっていた。それを見たロキシーは、ヴェルマと同じくビリーを雇い、世間の注目を集めようとするのだが…。 モーリン・ダラス・ワトキンスの戯曲を映画化。2002年度のアカデミー賞にて最優秀作品賞、最優秀助演女優賞などの6部門を制覇したミュージカル映画。 | |||
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2001年(第24回)日本アカデミー賞受賞 |
原題:道場破り |
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剣術の腕は確かだが人を押しのけてまで出世することが出来ない心優しい武士と、そんな夫を理解し支える妻の心暖まる絆を描いた時代劇。「道場破り」では、恋仲である家老の娘・妙を連れて脱藩する設定に・・・。山本周五郎の小説「雨あがる」を映画化。 '00年作品は、黒澤明の遺稿脚本を黒澤組が映画化。 | |||
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2000年(第73回)アカデミー賞受賞 |
邦題:ローマ帝国の滅亡 |
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西暦180年、大ローマ帝国。時の皇帝から絶大な信頼を得て、次期皇帝の座を約束されていた将軍マキシマス。ところが、皇帝の息子コモドゥスはそれを許さず、実の父親である皇帝を自らの手で殺害。そして刺客をマキシマスのもとへ仕向け、さらに彼の最愛の妻と息子をも惨殺する。地位と家族、人生に必要なものすべてを失ったマキシマスは、奴隷剣闘士に身を落とし、ある決意を胸に闘技場に立つ。それは名誉のためでもなければ、生き延びるためでもない。真の剣闘士(グラディエータ-)となって新皇帝への復讐を果たすために…。 | |||
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邦題:タイタニック物語 |
邦題:タイタニック |
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20世紀最大の海難事件とされる、英国の豪華客船タイタニック号の悲劇を題材とした作品群。 | |||
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邦題:Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス? |
1997年(第20回)日本アカデミー賞受賞 |
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サラリーマンの杉山は、仕事にも家族に対しても真面目一筋。郊外にマイホームを買い、誰もが羨む順調な人生を歩みつつあったが、なんとなく満たされない思いも抱いていた。そんなある日、杉山は電車の窓の向こうに岸川ダンス教室を見つける。そのダンス教室の窓には、物憂げに佇むひとりの女性がいた。彼女の美しさに惹かれた杉山は…。 ふとしたきっかけから社交ダンスを習い始めたサラリーマンが、ダンス教室で出会った人々とのふれあいを通して、生きる意味を見出して行く姿を描いた心温まるコメディ・ドラマをハリウッドリメイク。 | |||
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1995年(第68回)アカデミー賞受賞 |
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13世紀末のスコットランド。イングランドのエドワード1世の支配下に置かれた民衆は圧制に苦しみ、悲惨な生活を送っていた。そんな中、イングランド軍に家族を殺され、異郷で成長したウィリアム・ウォレスがスコットランドに戻ってくる。幼馴染のミューロンと再会したウォレスはたちまち恋に落ち、彼女と結婚する。ところが、その愛する妻・ミューロンまでもがイングランド兵に惨殺されてしまう。イングランドへの復讐を誓うウォレスは、祖国解放を願う民衆と共に抵抗軍を組織して立ち上がる…。 悪政に苦しむスコットランドの独立と開放を目指して戦った実在の英雄、ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史スペクタクル。 2003年作品はパロディー。 | |||
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原題:ロックハンター伊右衛もん |
原題:四谷怪談 |
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「仮名手本忠臣蔵」の外伝にあたり、鶴屋南北の戯曲「東海道四谷怪談」を映画化。 | |||
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邦題:--- |
1991年(第64回)アカデミー賞受賞 |
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女性を殺害し、その皮を剥ぐという猟奇事件が続発。捜査に行きづまったFBIは、元精神科医の殺人鬼レクターに示唆を受けようとする。訓練生ながらその任に選ばれたクラリスは、獄中のレクターに接触。レクターはクラリスが自分の過去を話すという条件つきで、事件究明に協力するが…。 トマス・ハリスの小説を映画化。'91年作品はアカデミー賞・作品・監督・主演女優・主演男優賞といった主要5部門を独占した。 | |||
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1990年(第63回)アカデミー賞受賞 |
邦題:赤い矢 |
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1863年、南北戦争に揺れるアメリカ。北軍のダンバー中尉は思わぬことから英雄となり、勤務地の選択権を得た。そして、消え行くフロンティアを見たくてダコタ最西部の砦に赴く。ひょんなことから知り合ったインディアンと意気投合したダンバーは、いつしか狼と踊る男とインディアンから呼ばれるようになる。だが、インディアンが神聖視する土地には、合衆国軍隊が迫りつつあった…。 1990年度アカデミー賞主要7部門を受賞した西部劇の傑作。 | |||
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1987年(第60回)アカデミー賞受賞 |
邦題:火龍 |
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清朝最後の皇帝として数奇な運命を歩んだ溥儀の生涯を描く作品群。 3歳で清王朝の皇帝に即位した溥儀の生涯を、絢爛豪華に描いた歴史大作。1950年中国人戦犯として護送される最中、溥儀は自殺を図る。意識が遠のいていくなか、幼き日の情景が脳裏によみがえってくる…。 1987年アカデミー作品賞をはじめ、9部門に輝く。 | |||
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1987年(第10回)日本アカデミー賞受賞 |
原題:火宅の人 |
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妻に先立たれた作家の桂一雄は、後妻としてヨリ子をもらう。ヨリ子は先妻の残した子供たちを懸命に育て、一家は時折一雄のスキャンダルによって騒がしくなるものの、幸福な毎日を送っていた。やがて一雄は『長恨歌』で直木賞を受賞し、作家としての道を確かなものにするが、そんな矢先に息子の次郎が日本脳炎にかかってしまい…。 気の向くままに旅をし、女を愛し転々流浪する男の浪漫を描く。 放浪の作家として知られる壇一雄の、自伝的同名小説を映画化。 | |||
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1984年(第7回)日本アカデミー賞受賞 |
原題:楢山節考 |
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信州のとある山村。老齢ではあるが、今も元気に働くおりんは、この冬楢山参りを迎える。誰であれ70歳になった者は楢山へ捨てられる、という村の掟だった。神に召されると喜ぶおりんとは裏腹に、気のやさしい息子・辰平は気持ちの整理がつけられない。生きるために続いてきた厳しい掟をかたくなに守り、受け入れようとする母親に対して、村の掟に違和感を抱く辰平は…。 因習により山に捨てられる老婆とその息子の葛藤を描いた人間ドラマ。深沢七郎の小説を映画化。 | |||
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1979年(第52回)アカデミー賞受賞 |
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仕事第一のビジネスマン、テッド・クレイマーは、結婚8年目の妻・ジョアンナと7歳の息子・ビリーとの3人家族。多忙な日々を送る彼がある夜遅く帰宅すると、妻から突然離婚を宣言される。残された息子とぶつかり合いながらも、テッドは慣れない家事に奮闘しつつ仕事を続ける。ところがやっと息子とも心が通い合うようになった頃、妻が子供の親権を求めて裁判を起こし…。 離婚、親子の絆、そして女性の自立といった現代社会の抱える普遍的な問題を、リアルかつ感動的に描いたヒューマン・ドラマ。 エイベリー・コーマンのベストセラー小説を映画化。 | |||
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1979年(第2回)日本アカデミー賞受賞 |
原題:事件 |
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神奈川県の相模川沿いの山林で、若い女性の刺殺死体が発見された。被害者の坂井ハツ子は、この町の出身で、厚木町でスナックを経営していた。数日後、警察は19歳の工員・上田宏を逮捕する。宏は事件が起こった日の夕方、現場付近の山道で地主に目撃されていたのだった。だが、調べてみると宏はハツ子の妹ヨシ子と同棲し、ヨシ子は妊娠3ヶ月になっていた。やがて谷本裁判長のもと、裁判が開かれる。そして次々と召喚される証人の口から、意外な事実が解明されていき…。 日本推理作家協会賞を受賞した大岡昇平の小説を映画化。 | |||
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邦題:幸福の黄色いハンカチ |
1978年(第1回)日本アカデミー賞受賞 |
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殺人罪の服役を終え刑務所から出た男が、偶然出会った男女とともに妻の元へ帰る物語。 オリジナル版「幸福の黄色いハンカチ」は日本のロードムービーの代表作。 夫を出迎える妻が庭に飾った何枚もの黄色いハンカチが風にはためくラストシーンは多くの観客の涙を誘い、第1回日本アカデミー賞や第20回ブルーリボン賞をはじめ、昭和52年度の各映画賞で作品賞や監督賞、主演男優賞などを総ナメにした。 もともとは米作家、ピート・ハミルさんのコラムから山田監督が発想を得た作品。 | |||
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1975年(第48回)アカデミー賞受賞 |
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刑務所の強制労働を嫌ってオレゴンの病院へ移ってきた男。しかしそこは、冷徹な婦長の管理のもと、無気力と空虚、非人間性に支配された世界だった。男はひとり奔放さを貫き、患者たちを生き返らせることに成功するのだが、やがてその彼を驚くべき悲劇が待っている…。 刑務所の強制労働から逃れるために精神疾患を装って精神病院に入所させられた男の巻き起こす騒動と悲劇を描いた、ケン・キージーの小説を映画化。第48回アカデミー賞5部門に輝いた名作。 | |||
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1972年(第45回)アカデミー賞受賞 |
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アメリカで勢力争いを繰り広げる、シチリア人マフィアのコルレオーネ・ファミリー。その首領としてアメリカ暗黒街に君臨するビトーが、ある日敵対するファミリーに襲撃され重傷を負った。それを知った三男・マイケルは、復讐の鬼と化していき…。 マリオ・プーゾの小説を映画化。 1972年に第45回アカデミー賞作品賞を受賞。1974年にシリーズ続編「ゴッドファーザーPART2」もアカデミー賞を受賞。 | |||
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邦題:オリバー・ツイスト |
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生まれてまもなく母親をなくした救貧院の孤児であるオリバーは、幸せを求めて施設を後にする。右も左もわからないロンドンの街へ飛び出したオリバーは、そこでスリの少年ドジャーとフェイギンに出会う。彼らはオリバーにとって最高の仲間になっていき…。 一人の孤児の波乱に満ちた人生を描いた、イギリス文豪チャールズ・ディケンズの小説を映画化。 1968年作品は第41回アカデミー賞5部門を受賞した。 | |||
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1965年(第38回)アカデミー賞受賞 |
邦題:菩提樹 |
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見習修道女のマリアは、音楽が大好きで自由奔放。そんな彼女が、トラップ大佐の7人の子ども達の家庭教師として住み込みで働くことになる。その持ち前の明るさと歌で子ども達の心を開いていくマリア。初めはそんな彼女を苦々しく思っていた大佐も、やがて心惹かれていく。こうしてマリアの存在によって一家は家族の絆を取戻すが、折りしもナチスが勢力を伸ばし始め、その黒い陰は彼らの運命をも変えることに…。 マリア・フォン・トラップの自叙伝「トラップ・ファミリー合唱団物語」を映画化。 | |||
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言語学者のヒギンズ教授は、訛りを聞き分ける名人。ある晩ロンドンの下町で貧しい花売り娘のイライザが訛り言葉で通行人を呼び止めているところに遭遇し、ちょっとした騒ぎを引き起こしてしまう。仲裁に入ったピガリング大佐は、なんと言語学の権威。教授は大佐に、自分ならこの貧相な娘の訛りを直し、一人前のレディに生まれ変わらせて見せるといきまく。その言葉を真に受けたイライザが教授の家へ押しかけて、猛特訓が始まるが…。 ギリシア伝説のピグマリオン王の物語を脚色し、女性の自立を描いたシンデレラストーリー。 ノーベル賞作家ジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」の映画化。 「マイ・フェア・レディ」は、「ピグマリオン」をもとにしたミュージカルの映画化。64年アカデミー賞8部門に輝いている。 | |||
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18世紀のイギリス。トム・ジョーンズは大地主オールワージーの養子として、陽気な美男子に育った。そんなある日、トムは近郷の地主ウェスタンの娘ソフィと愛し合うようになるが、周囲の計略で土地から追い出されてしまった。しかたなく旅に出たトムは、行く先々で美女に迫られてかりそめの恋をするが、追いかけてきたソフィと鉢合わせになり…。 養子として育てられたトム・ジョーンズの波瀾に満ちた冒険を描く、ヘンリー・フィールディングの小説を映画化。 1963年にアカデミー賞4部門を制覇したほか、ゴールデングローブ賞など数々の栄冠に輝いたコメディ。 | |||
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ルネッサンス文化華やかなりし15世紀半ばのイタリア。ヴェローナの名門、モンタギュー家とキャピレット家は互いに激しく反目し、流血沙汰も珍しくはなかった。ある日、モンタギュー家の一人息子・ロミオは、友人と共に変装して舞踏会に紛れ込み、そこでキャピレット家の一人娘・ジュリエットと出会い、一目で激しい恋に落ちるが、二人の愛は悲劇的な結末へと向かっていく…。 ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を映画化。 「Romeo + Juliet('96)」は、マフィアの抗争劇として現代に設定を変えて描いた、画期的で斬新なリメイク作品。 「ウエスト・サイド物語」は、アカデミー賞作品賞、監督賞ほか10部門獲得しミュージカル映画の代表作ともなった名作。 '92年作品は、社会問題となっているエイズを題材にした恋愛コメディ。 | |||
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1960年(第33回)アカデミー賞受賞 |
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保険会社で働くサラリーマンのパドは、出世の為に自分のアパートを上司達の逢引き用に提供していた。部屋の貸し出しの評判は上々で気を良くしていたパドだったが、ある日上司が連れて来た浮気相手を見て大ショックを受ける。なんとその女性は、パドの憧れているエレベーター・ガールのフランだった…。 サラリーマンの悲哀や不倫といった題材を、ユーモアたっぷりの笑って泣かせるヒューマン・コメディ。 60年度アカデミー賞6部門ほか数々の賞を獲得した名作中の名作。 | |||
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1959年(第32回)アカデミー賞受賞 |
邦題:ベン・ハー |
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ユダヤの都エルサレム。豪族の息子ベン・ハーは、ローマ軍の新将校としてやってきた幼友達メッサラと再会。だが、今やふたりの間は対立関係にあり、ベン・ハーは反逆罪に問われ、奴隷として軍船に送り込まれてしまう。やがて海賊軍隊との激戦の中、ローマ艦隊司令官アリウスの命を救ったベン・ハーは、ローマ屈指の剣闘士に成長。生き別れた母と妹の仇を討つため、宿敵メッサラとの対決、大戦車競争に挑む…。 紀元1世紀のローマ帝国を舞台に、エルサレムの豪族の息子“ベン・ハー”がたどる数奇な運命を描いたスペクタクル大作。 ルー・ウォレスの小説を映画化。59年アカデミー賞、史上最多11部門受賞。 | |||
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1958年(第31回)アカデミー賞受賞 |
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パリで祖母に育てられたお転婆娘のジジは、祖母の妹である大伯母・アリシアのもとで行儀作法の修業をしていた。金持ちでプレイボーイの伊達男・ラシュイユが開いたパーティーで社交界にデビューしたジジは、そこでラシュイユの甥・ガストンに出会う。叔父に負けない魅力を持つガストンは失恋の痛手から、純粋なジジに惹かれていく…。 シドニー・ガブリエル・コレットの小説「ジジ」のミュージカルを映画化。 58年アカデミー賞で作品賞、ミュージカル映画音楽賞を含む全10部門に輝いたロマンチック・ミュージカルの名作。 | |||
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邦題:80デイズ |
1956年(第29回)アカデミー賞受賞 |
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まだ飛行機のない1872年、友人と「80日で世界一周できるか?」という賭けをした英国紳士フォッグは、召使いパスパトゥを連れ、世界一周の旅に出た。ハプニングで汽車に乗れず、気球でパリとフランスを飛行。スペインでは闘牛士となり、インドからカルカッタに向かう途中、姫を助け象に乗り、香港ではぐれたフォッグとパスパトゥは一路日本へと向かう。果たしてフォッグは80日間でイギリスに帰ることができるのか…。 ジュール・ヴェルヌ原作の冒険活劇。1956年アカデミー賞5部門を受賞。 | |||
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1955年(第28回)アカデミー賞受賞 |
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N.Y.のブロンクスで肉屋を営むマーティは、過保護の母親と二人暮し。気のいい男でありながら、自分の外見に強いコンプレックスを持つ彼は、友人と行ったダンス・パーティでクララという内気な女教師と知り合う。同じ悩みを持つ二人は次第に惹かれ合っていくが、マーティの母を始め、周囲の者達は彼とクララとの交際に反対して…。 N.Y.に暮らす普通の人々が織り成す切なく暖かいラブ・ストーリー。 55年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞、カンヌ映画祭パルム・ドール他各主要映画賞を総ナメにした感動的な名作だ。 | |||
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邦題:奴隷 |
1954年(第27回)アカデミー賞受賞 |
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N.Y.の波止場で働くボクサーくずれのテリーは、港を牛耳るボス、ジョニーの命令によって兄・チャーリーが仲間を殺害するところを目撃してしまう。殺された男の妹・イディの嘆き悲しむ姿に心打たれたテリーは、法廷での証言を決意。しかしそれを察したジョニーはテリーに様々な嫌がらせをして脅した上、遂にチャーリーを殺してしまう。復讐を誓うテリーは、単身ジョニーの本拠地へと乗り込んでいくが…。 悪徳ボスに支配された紐育の波止場の実態を描くマルコーム・ジョンスンの探訪記事「波止場の犯罪」を映画化。 54年アカデミー賞8部門を独占。 | |||
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邦題:オール・ザ・キングスメン |
1949年(第22回)アカデミー賞受賞 |
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社会革命の理想に燃える実直な役人・ウィリーは、州知事選に立候補して見事その座を勝ち取る。ところが絶大な権力を手にした彼は、忌み嫌っていたはずの汚職に手を染めていき…。 ピューリッツァー賞に輝いた実話を基にした衝撃のヒューマンドラマ。 ロバート・ベン・ウォーレンの小説を映画化。1949年にアカデミー賞(作品賞・主演男優賞・助演女優賞の3部門)を獲得。 | |||
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「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。」王子ハムレットは父王を毒殺された。犯人である叔父は、現在王位につき、殺人を共謀した母は、その妻におさまった。ハムレットは父の亡霊に導かれ、復讐をとげるため、気の触れたふりをしてその時をうかがうが…。四大悲劇のひとつである、ウィリアム・シェイクスピアの不朽の名作戯曲を映画化。 '90年作品「ローゼンクランツと…」は「ハムレット」の劇中に名前だけが登場するローゼンクランツとギルデンスターン、この2人の端役の視点から描かれた作品。 '68年作品は西部劇。 | |||
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1943年(第16回)アカデミー賞受賞 |
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第二次大戦下のモロッコの港町カサブランカ。アメリカ人リックの酒場に、反ナチスのリーダー、ラズロが妻と共にパスポートを手に入れるためやってくる。だがその妻こそ、リックがかつて愛した女性、イルザであった。2人の心に熱い思いがよみがえる…。 マリー・バーネットとジョーン・アリスンの未発表の戯曲「Everybody Comes to Rick's」を映画化。 '42年作品は『君の瞳に乾杯』など数々の名セリフ・名場面など、クラシック映画の名作として後世に伝えられるにふさわしい珠玉の作品。43年度アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞の3部門に輝いている。 '46年作品はマルクス三兄弟によるパロディー(?)。 「夜霧よ今夜も…」をはじめとした日本作品は「カサブランカ」の影響を大きく受けた模倣作。 | |||
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邦題:心が耳を閉ざす |
1934年(第7回)アカデミー賞受賞 |
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大富豪のわがまま娘エリーは、飛行士との結婚を父親に反対され、家を飛び出した。マイアミからニューヨークへ向かう相乗りバスに乗車したエリーは、失業中の新聞記者ピーターと出会う。ピーターはスクープを狙って同行することにしたが、世間知らずのエリーは行く先々で大騒動を巻き起こす。わがままなエリーと強引で粗野なピーターは、互いに意地をはりあうが、旅を重ねるうちに二人は次第に惹かれていき…。 サミュエル・ホプキンス・アダムスの小説「夜行バス」を映画化。 '34年作品は、オスカー史上初の快挙となる主要5部門(作品・監督・主演男優・主演女優・脚色賞)を独占受賞し、アカデミー賞も受賞した名作。 | |||
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1931-32年(第5回)アカデミー賞受賞 |
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ロシアから来た落ち目のバレリーナ、男爵を自称する泥棒、事業が危機にある会社社長、彼の速記者として雇われた女性、健康を害して自暴自棄になり全財産を使い果たすために来た男…。ベルリンのグランド・ホテルを舞台に5人の男女の1日半にわたる人間模様を描いた名作。 ヴィッキ・バウム女史の小説を映画化。 一定の時間と場所にさまざまな人物を登場させる「グランド・ホテル形式」の語源となった作品。1931-32年アカデミー賞作品賞受賞作品をリメイク。 | |||
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邦題:シマロン |
1930-31年(第4回)アカデミー賞受賞 |
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1889年。オクラホマで土地の所有権獲得競争が始まった。ヤンシーも家族のためにと気合いを入れて競争に参加したが、ある女に騙されてしまい、結局土地を奪われてしまった。その後ヤンシー達は移住し、新たな地で新聞社を設立するが…。 エドナ・ファーバー女史作の小説を映画化。1930-31年度のアカデミー賞で作品賞、脚色賞を受賞し、西部劇で初めてのアカデミー賞受賞作品をリメイク。 | |||
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1928-29年(第2回)アカデミー賞受賞 |
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歌手のエディはオリジナルソング、ブロードウェイ・メロディーで、ザンフィールド一座のレビューに参加することになった。すると彼を頼って恋人のハンクとその妹クィーニーがニューヨークへやってきた。エディの計らいで姉妹もレビューに出演できることになる。エデイはすっかり美しくなったクィーニーに心を奪われ、またクィーニーもエディに惹かれていくが、姉思いのクィーニーは別の男の元へ走るが…。 1929年アカデミー賞作品賞受賞作品をリメイク。 '29年作品は'35年'37年'40年に3本の続編が製作されている。 | |||
注釈:[邦題(英題)]製作年 製作国/監督/出演 1895年12月28日 映画誕生の日 TOP |