あくとの出会い | |
俺が26歳のころやったかな・・・ 会社の寮は体育館にも近かったので、少しダイエットを兼ねていつもトレーニングに出かけた。 トレーニング室でいつものようにメニューをこなしてエアロバイクをこいでいると、 きゃっきゃっと騒ぎながら2人女の子が部屋に入ってきた。(社宅の中学生かな?) なにやらマシンを使った事が無いらしく、1人の子は積極的にマシンを自分の体格に調整しようと 操作レバーを回しているよう。 『あれ?あれぇ?』(ン〜そうじゃないんだなぁ。ん。ここはイイお兄さんを演じねば) エアロバイクをこいで息を切れそうなのをグッとこらえて、 『それは回すんじゃなくて引くんだよ。(^^』というと、もう1人そばにいた子が笑いながら、 『どしたん?・・・えー(笑)あんた何やってんのぉ〜!』 とレバーを回してた友達をビシビシ叩きながら 『すいませーん』と言った。(これがあく) それから2人はしばらくトレーニングの真似事だけして、そのまま出ていった。(なんだかな〜(~_~;) 実はこの日体育館に向かう道中 同じ方向に向かってタラタラ歩いている2人組の女の子らを足早に抜き去った。 (この子らも体育館に行くんかな?) この後、その内の1人が運命の人になるとはこの時は思いもよらなかったのだが・・・ この出来事から1週間が過ぎた頃、 (上の出来事も付き合い出したすぐの頃にあくに聞かれて必死に思い出したから覚えてたのだ。) 夜、寮の部屋で飯も食べ終わり、後輩とだべりながらテレビを見ていると、電話がかかって来た。 しかし電話は1週間前に部屋に取りつけたばかりで、ごく一部の野郎の友達しか知らないはず。 なのに電話の向こうは女の子の声。(めちゃ怪しい〜) 『エダさんですか?』*『俺やけど・・・・・・・なんか新手の勧誘? 』 (おい電話・・・女から・・・☆後輩:『マジっすか!?うっキィ〜』狂い出した・・・) 『いえ!違います。あの〜1週間前体育館行ってましたよねぇ?』*『は?行ってたと思うけど・・・』 『その時にトレーニングいってた2人組覚えてますぅ?』*『そういえばいたいた?かな?』 (ん〜ん!あの中学生?の子らか?) 『あの私の友達がエダさんに会いたいって言ってるんだけど・・・』*『お〜?☆ええけど・・・』 『ちょっと友達に電話替わりますね。』*『・・・(ん〜顔が思い出せないぞ?どんな顔やったっけ?)』 『あの〜始めましてあくといいます。突然の電話ですみません。』*『いえいえ♪』 『体育館で会ってたの覚えてました?』*『ん〜ぼんやりと・・・(^_^;』 『もしよかったら一度お会いしたいんですが・・・』*『うん☆イイよ!めちゃ暇やし。』 『えェ〜っ♪ありがとうございますぅ☆』*『じゃあ今度の日曜日近くの喫茶店で・・・場所判るよね。』 休みに茶店で会う約束をして電話を切った。 (後輩は『なんで、なんでぇ〜〜!? そんな電話かかって 来るンすかぁ〜?!(怒) 』*『さぁ・・・・(^。^;』 しばらく腰をくねらせ狂いながらジュウタンの上を転がっていた。おいおい。) いま思えば・・・懐かしねぇ。確かにあの頃の2人は若かった。そしてめちゃ痩せていた・・・。 でも今にして思うとあの頃はあくもミニスカート履けてたけど今は・・・・(悩) 戻る |
初デート | |
今日は、あの約束の日。しかしトレーニングを、欠かす事は出来ない。 シャワーをあびていると、待ち合わせ時間になっていた。 あせりつつ昨日洗車したトレノに乗って喫茶店へとばした。 1分ほどで店に到着。しかし、トレーニングでほてった体からは、大量の汗が 噴出している。 これは、まずい! あくまでもクールに演出しないと・・・ 店に入るまでに必死に額の汗を拭い取り、豊川悦司ばりのゆっくりとした歩調でゆらっと店に入った。 あれ?どこにおんねん?どんな顔やったっけ? すると店の片隅で白いセーターを着た真っ赤な顔をした女性がこちらを見ていた。 『ごめんごめん。遅くなって。今まで、体育館で走っててん。』 そういう俺にあくは、一言『私、顔赤いでしょ。』(なぜか奴も汗まみれ) 話をしている間にも汗が止まらない。(−_−;)焦) さり気なくハンカチで汗を押さえ話をする。コーヒーがどこに入ったか判らない・・・ が、なぜか奴もホッペタが真っ赤で汗まみれ・・・ (ん〜俺のも範囲内か(~_~) ・・・うん! なんかこの子良いかも?と感じたのだが・・・) 最初に切り出した話のカラオケに行くことにした二人は、店を出た。 とりあえずカラオケでいいところを見せてやろう。 (この頃会社の先輩に連れられてカラオケにいきまくっていた為ちょっと自信があった。) カラオケボックスにつき、2人とも早速お互い自慢ののどを披露する。 よし、ここは、男がリードしないと・・・ キメの 尾崎 豊 を自分の中に降臨させ " I LOVE YOU " を歌いながら、ゆったりとした動きであくの肩に手をまわした。 『おい!おい!』 すっかり気分に浸っていた俺は、一瞬にして 甘い空間が崩れて いく音を聞いた。(T_T) この子に最初感じたイメージとあまりにもかけ離れた、その時すでにすたっていた、おいおいと言うイヤ過ぎるツッコミ。 (このツッコミは彼女の生まれ故郷ではOKだったのか?いいぞ〜この田舎っぽい感じぃ〜OKぇ〜!(泣) 強烈なボディブローによろよろと" I LOVE YOU " を歌い上げ、次の汚名挽回の策を必死に練った。 カラオケをでて、『これからどうするぅ?』このまま帰ってはやばい!何かいいところを見せなければ・・・ 『よかったらドライブ行かへん?』*『エエけど、門限10時やで。』 『大丈夫、大丈夫。ちゃんと間に合うように帰るから。』(この時PM9:30軽く流せばちょうどかな?) そう、峠は俺のホームグラウンドだった。日頃から流して熟知した道なら完璧にイイとこ見せれるはず・・・ 車を天理ダムにむけて走り出す。山が近付いてきた。 『どこに行くの?』とあくが聞いてきた。あきらかに、不安げ。(山の中で犯される・・・って表情) 『ダム。』と答え、まず自分のテンションを高めるべく、BGMにテクノ系の音楽をかけた。 しかし、選曲をまずった。 出だしに流れ始めたのはクラッシックな音で始まるテクノ・・・ これは(驚!)初めての一般ピープルには、とても理解できないのでは・・・。(そこがいいんだけどね♪) (この人何ぃ?こわい、恐いぃ〜!と思われてるかなぁ?) ここは、強気にテープを入れかえずにサビの部分がくれば大丈夫と自分に言い聞かした。 (あく耐えてくれ・・・) 後はひたすら無言で運転に集中した。 暴走につぐ暴走。 無言で助手席に座るあく。 運転に集中する俺には、あくの表情は見て取れない。 初めての第1声は『あと15分しかないけどホンマに寮につくの?』*『大丈夫、まかしとけ。』 寮についた。刻すでに10:00ちょうどキッカリ。さよならのあいさつもそこそこに走り出すあくの後姿に 俺は明日への希望を感じた・・・(T_T) 戻る |
突発性難聴 | |
1年ほど前のある日、朝から閉店までパチンコを打って負け疲れて帰った時、 ムカムカしながら寝床につくと 何やら耳鳴りが・・・ まあ長時間店におったし、いつもの様に疲れてるんやろと軽く考えて、 今日の敗因を思い出しながら眠りについた。 しかし、つぎの朝、目を開けるとかなり大きめの耳鳴りが発生してた。 2日目の朝もなっていたので不審に感じ、耳鼻科の病院へ、そこで診断された結果が突発性難聴。 あまり聞かない病名に話をよく聞くと、もう1日遅かったら、治らなかった かもしれない。と言われ ゾ〜。 この病気はなんらかの要因(ストレス?)で耳の神経に血流が通わなくなり、神経が枯れたように死んでいく病気です。 最悪治療を受けず1週間放置すると完治率が50%以下、聴力も50%程度にしか元に戻らず、 1日遅れるごとに聴力を失い、10日で完全に手遅れ、聴力復活の希望は0%だそうです。 朝起きて耳鳴りがしてたら軽く考えず、すぐ!一刻も早く病院へ! 今でも疲れたりすると耳鳴りが少しあります。あと腕時計の秒針で聞こえ具合をチェックすると 少し聞き取りづらく、90%ぐらいしか聞こえてない感じ。普段の生活は問題ないけどね。 これでも1年経って少しマシになってきたかな? 余談ですがこの耳鳴りの症状にめまいが加わるとメニエール病という可能性もあるそうです。 あくと2人で耳鼻科通いをしてた時は泣けました。 戻る |
犬にまつわる話 〜クロ! 見守っててね〜 | |
小さい頃から動物が好きで色々な動物を飼っていました。 昆虫、爬虫類、鳥(ニワトリ,ジュウシマツ,セキセイインコ等)、歴代数えても判らないほど 多くの生き物を飼ってたなぁ。けど一番欲しかったのは犬。 しかし、うちの家がクリーニング屋を営んでいた事もあって、 両親には絶対犬を飼っちゃダメ。と言われていた。 小学校を帰る道すがらに、よそで飼われている犬を順番にナデながら帰って自分を慰めていたかなぁ。 よそ家の犬なのにノミ取りを1時間くらいかけて毎日やったり、 なんせ犬が居る家を探し歩いては、手なずける。 そんな毎日だった記憶しかない。 犬を飼いたくて飼いたくて・・・ そして中一の時には飼われへん反動からか、 捨てられた子犬を見つけてはエサをやって誰か飼ってくれそうな人を 探したりする事が日課に。 (里親探しも夕暮れ迫ってくると、どうしようもなくなって適当な住宅街に放したりもした。 そして次の日その場所に行くと、優しそうなおばチャンの家で飼ってもらっていた事も・・・(^^ゞひどい作戦だ・・・) こんな事をしていると近所の友達も 子犬を見つけると必ず教えてくれるようになっていた。 そしてついに!運命の日 その日は中二の冬休み『エダちゃん!子犬見つけたで〜。』*『え〜!どこ!』 かなり自転車で走って、人けの少ない墓地の横の場所へ。 めちゃかわいい!黒いシェパード柄の小さな子犬が、シッポを振ってよって来た。 (こんなかわいいのに、また誰が捨てたんやろ?!(怒) お前なんてなまえや? 体が黒いから 『クロ』にしよう! 取り合えずエサをやらないと・・・子犬って何食べるんだろう? 無け無しのこずかいでミルクと生肉を買って、やってみると結構おいしそうに食べている。 まだお肉が欲しいようだ。 (なんで生肉?⇒※当時、少年チャンピオン掲載の『ウル』という本で読んで、記憶に残ってた知識、 今考えると消化が悪そうで間違ってる様に思うが・・・) エサをやり終わってから、少し遊んでいると少し曇り空に・・・ 雨が降ったら可愛そうやなぁ。 そうや!墓地の横に子犬の家を作ったろ。 近くに捨てられていた廃材で不恰好だが犬小家を作りあげた。(昔、子供頃のよく作った秘密基地の発想やね。(^ ^;) ・・・けど、こんなところに子犬がひとりでいたらやっぱり怖がるやろうなぁ。そう思う気持ちと 可愛いから何とか飼いたいという気持ちが複雑に絡んでいた。 絶対に面倒みるからと頼んでみよう! 家に一度帰って、親に頼んでみた。答えは判ってたけど・・・ 『アカンって言うてるやろ!!うちはクリーニング屋や、お前は何回言ったら判るンや!!』 そう判ってる・・・ その日はもう暗くなっていたが、 もう一度クロの顔を見に・・・寂しい気持ちでいっぱいになった。 クロ・・・お前は飼ってやられへん・・・飼い主さがすしかないな・・・ それから毎日、学校から帰るとエサを持って墓場へ。 ・・・もう飼い主探しはあきらめていて、ここで自分が面倒みようとしていた。(そんな事、無理やのにね・・・) そんな様子を見かねてか、 犬の散歩に来るシロちゃんのおばちゃんが毎日エサを持って来てくれていた。 ホント助かった。(小遣いが・・・(^^ゞ) 今でも思い出すのはいつもササミを甘がらく煮つけたご飯とドックフードを持って来てくれていて これがまためちゃエエ匂い!(ササミご飯うまそ〜) クロがご飯を食べているのをお腹がぐうぐう鳴るの我慢して見てたなぁ〜。 そうして4カ月程経った頃、問題が出てきた。 クロが大きくなって来た事だ。それが何故問題か・・・・ それはクロとわかれる時、自転車で帰ろうとする俺にいつまでもついてくるのだ。 仕方なく墓場公園の散歩道を何往復も走ってクロを疲れさせ、弱りきったところで家に帰っていたのだが、 どんどん体力をつけて、こちらが疲れてくる始末。あちぃ〜。(ーー;) ちょっと休んでから、もう一度往復を繰り返し。これは大変だぁ。なんとかせねば・・・ そう思っていたある日、 いつもの様に墓場横に出向いたが、いるはずの場所にクロの姿が無い。 突然、クロがいなくなった! どこにいったんやろ??? さんざん友達とも手分けして捜しまくったが、見つからない。 誰かに連れていかれたのか・・・悪い子供に連れていかれたんちゃうやろか。 その日も暗くなる中、周りの町々を捜してみたがどこにもいない。 いい人に拾われたんやろう・・・涙ながらに自分の思いを断ち切った。 ・・・昨日最後に見た、家に帰るとき、自転車で振りきった時の姿、 <疲れ果ててもう走れない・・・もうダメ〜> と立ち止まり、 <どこへ行ってしまうの・・・行かないで〜> そのクロの顔が脳裏に焼き付いて離れない。 次の日も捜しに行った。 もしも違ってどこかでいじめられていたら・・・ しかし、どこに行ってもいない・・・。 すごく寂しいけど・・・いいように考えるしかなかった。 ・・・夏休みのある日、突然『エダちゃ〜ん!!クロが来てるで〜!!』 クロがきてる! 『 どこにおるん?!』 *『すぐそこまで来てる〜!けどなんか首んとこにウンコつけられてるみたいめっちゃ臭い。』 (悪い事する奴おるなぁ(怒)) 靴を履くのもおぼつかず、チグハグに履いた状態で慌てておもてに出た。 夕暮れて暗闇のなか、犬のシルエットだけしかみてとれないが、黒い犬。 おそるおそる昔、呼びなれた名前を叫んでみた。 『。.:*:・’゜☆。.:*:・’クロぉ〜!゜★。.:*:・’゜☆。.:*』 シッポ振りながら弱々しい足取りで近づいてきた。 極端に痩せ細って姿こそ違ったが クロは柴犬の大きさにまで成長していた。 『クロ〜♪どこに行っとったんよ〜!(泣)』 再会した喜びは、ほんまにクロ?という、うれしい気持ちと可愛そうな事をしたという気持ちの 複雑なものだっだ。 2カ月前の失踪は俺を捜しに出たんだね。(号泣)ホントにごめん(T_T)。 ここまで来るのに、どんな事があって、どうやってたどり着いたんだろう。 クロしか知らない事だ・・・・ 頭とお腹をなでてあげた時、 強烈な臭い 動物の死骸かウンコのにおいだ! 『くさ〜』『誰かにいたずらされたんかなぁ』 よく見るとなんだか首のところが濡れてる。 と、手をやった瞬間 ぎゃん! どうしたのか、首のあたりに痛い所があるようだ。 もしかして・・・ よーく首のところをみたら 『うわ〜〜!!!!』 バックリと首が切れてる。 今にも首が落ちてしまうほどだ。 なんとこの匂いは首の切れたところが腐っていたのだ。 『誰がこんな酷い事を〜!!!(泣)』 はやく病院へ連れていかんと! クロを友達に見ててもらい、自宅にカケ戻った。 『クロ死にそうや!!はやく病院へ連れていかな!! なぁ!ええやろ連れていっても!!!なぁええやろ!!!』(大泣) オカンはかなり困った様子で『そんなん、どうすんの、なんであんたがそんな事せなあかんの?!』 『なんでもするから!! とにかく、すぐ病院へ連れていかんと死んでしまうんや!』(大泣) (そうと違うやろ〜!なんぼほど許せへんセリフいうねん!!) 親父は『うちはクリーニング屋や!あかん!』いつものセリフ 『おねがいや・・・傷が治るまででいいんや・・・おねがい・・・くろが・・・』(泣) 親父>『ほんまに知らんで!飼うって・・・全部自分で面倒見んねんな!』 『判ってる!!病院のお金は全部自分のこずかいから出す!ご飯代も自分の分を半分に減らしてあげるから!』 『ほんなら好きにしい!傷が治るまでやからな!』(怒) そういってくれたオカンも少し涙目やったように思う。 おれは慌ててクロを抱いて3キロほど離れた動物病院まで走っていった。 着くと、他の患者さんもたくさんいた。 (ダメだ待てない!) 『急患なんです!先にお願いします!』と無理をいったら 先に診てもらえるとの事。 先生は神妙な顔つきで傷口を開いた。『犬が治療中に暴れるかも知れないから押さえといてね。』といわれ 施術に立ち会った。 『これはひどいな〜。動脈の上、骨まで見えかかってる。これじゃご飯も食べられへんし、生き地獄やなぁ。 ここまでになるまで苦しかったやろなぁ。 もう一日遅かったら死んでたよ!(怒)』 そう言われて泣くしかなかった。 なんと輪ゴムを首に巻かれてたらしく、それが食い込んで首が切れていったのだ。(二重に巻かれたいた) そんな苦しみ耐えながらオレを捜しに来てくれてたとは・・・(超泣) 先生>『良くあるイタズラで、人間の赤ちゃんでもこういった事故がよくあるんだよ。 年上の子が遊びで赤ちゃんに巻いたりするんだけど、首のしわに食い込んでるから お母さんもなかなか気付かないだろぉ。 なんかよく泣くし、ミルクの飲みも悪くなって。それを変に感じて 初めて病院へ診察に来られるんだ。ホント怖い事だね。』 診療が終わって 『お金は要らないよ』と先生が言ってくれました。 『ほんとうにありがとうございました。』といって何度もお辞儀をしながら、涙をにじませてました。 クロとの再会はとてもひどいもんやったけど、出会えてホントに良かった。 近所の人からは、こんな出会いは神様が仕組んだことに違いないと言われてたけど、自分でもそうに違いないと信じてた。 それから、クロとの楽しい?日々が始まった。 けど、いつも夜の散歩は2時間以上かけて行くので辛かったかな。 また、 クリーニング屋で犬を飼っていると本当にお客さんが減ったのかどうか いまだに謎ですが・・・たぶん減ったかも知れませんね。(^^ゞ また品物についた毛なんか取るのも以前より増えたと親がなげいてたような・・・ クロの食事分、自分のご飯の量を減らしたのは1週間だけだったとか。 結局、傷が治ったのに両親も、もう捨てられない雰囲気が出来あがってたから、そのまま飼う事になった・・・とか。 近所の人がこの話を聞いて、新聞社に投稿。親切なクリーニング屋さんとの事で掲載され、その記事に目が止まったのか、 わざわざ動物愛護協会の方々がエサなどを持ってやってきてくれた事など。いろんな思い出がある。 こんな出会いからクロは14年生き長らえ、 丁度、私たちの結婚式を前に死んでしまいました。 最後はボケが始まっていたから、死んだときの痛みはそうなかったやろうと 教えてくれたオカンも親父も涙目でした。 この話を聞く前、実家の玄関を開けたときにいつもはフラフラと足元に当たってくるはずのクロの姿が無く どこいったん?と聞いて初めて知った。 『なんで教えてくれへんかったん?!(怒)』と聞けば、 『あんたら、幸せの絶頂のときにこんな話電話しにくかったんや。』とオカンがいった。 それでも最後を診とってやれへんかった事が今でも自分の中で心残りやなぁ。 戻る |