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8.レッドシーダー製とウリン製
ウエスタンレッドシーダーとウリンはまったく違った特色を持つ木材です。どちらのウッドデッキを選ばれるかは、お客様の好みやライフスタイルに合わされると良いと思います。
ウエスタンレッドシーダーの産地は北アメリカです。冬は寒く夏は涼しい環境の中で育ちます。日本の林業界と同じく計画的に植林、伐採されています。針葉樹ですので香りが良く、木目がきれいで柔らかく、手触りが良いです。桧の仲間ですので、私たちにもなじみやすい木材といえます。日本の桧と同じく外部に使用される木材として北米では昔から屋根材、外壁材として使われてきました。ウッドデッキとして使用する場合は塗装するのが一般的ですので1年から2年に1度再塗装の必要があります。再塗装はすごく大変に思われる方もいらっしゃいますが,デッキの床面と手すりの塗装をする時間は標準の大きさで2時間ほどです。フェンスなどは、3,4年に1度の頻度で結構です。
ウリンの産地は東南アジア 熱帯雨林のジャングルです。四季がほとんどないため木目があるにはありますが、わかりにくいです。節はないため見た目はスッキリしています。よく小学生の頃にラワン材で本立てを作ったことがあると思いますが、外観はラワンに良く似ています。色はもう少し赤く、重さは2倍ぐらいあります。耐久性は非常に優れていて、桟橋や現地の住宅の土台に使用されます。耐久性の成績は松や杉が3ポイントとしたら、桧とレッドシーダーは7ポイント、ウリンは10ポイントぐらいになるかと思います。無塗装仕上げですので再塗装の必要はありませんが、経年変化によりシルバーグレーに退色していきます。
欠点といたしましては赤い樹脂が染み出ることや、石みたいに非常に硬くて重たい。価格が高いということです。
小さなお子様がいらっしゃる方やメンテナンスが嫌いでない方はレッドシーダー製をお勧めいたします。また共働きで忙しい方やメンテナンスが得意でない方はウリン製が良いと思います。
9.天然木材と人工木材、樹脂製との違い
ウッドデッキには木製と樹脂製などの人工木材のウッドデッキがあります。長所として腐らない、メンテナンスが楽という事があげられます。しかし短所もあり夏場非常に床面が熱くなる事、またそれによって床板が歪み場合によって束石が持ち上げられ浮いてしまうこともあります。また腐食はしないけど割れや破損があり補修が不可又は大掛かりになる心配があります。かたや木製の長所は優しい質感や手触り、高級感などがあげられます。短所は腐食やメンテナンスの手間などです。しかし針葉樹系のウッドデッキでは屋根を付けることで腐食の心配がほぼ無くなり再塗装の頻度も5,6年に一度に軽減されます。ハードウッドは耐久性が非常に優れているので樹脂製と同等かそれ以上のメンテナンスの頻度と耐久性があります。いろいろと調べてみてくださいね。
10、他社との違いは?
以前、お客様のお宅へお見積もりに伺ったときにウッドデッキのご説明をした後「材料はええのつこてんねんな。その他なんか他とは違うなんかないの。」と聞かれました。なにがあるかと考えた末、「うーん あとは一生懸命作るところですかねー」と言うと笑われました。
お客様のご希望をお聞きして細かく打ち合わせをし、見積もりした人間がその現場を責任をもって最後まで施工します。
これが別になるとどうしても細かな部分で差異が生じてくると思います。
ウッドデッキをお客様と共に作っていくところが違うところとでしょうか。
11、身の回りから消えていく天然木材
少し前の住宅はほとんど無垢の天然木材が使われていました。土台や柱は桧で壁は下地材に杉、その上に漆喰仕上げ、窓枠も窓も木製の建具でした。柱に身長の印を付けたりとかもう昔話になってしまいました。今は無垢の木材がほとんど使われなくなり、集成材に石膏ボードにビニールクロス仕上げ、すっきりきれいですがなんか味気ない、、身のまわりから本物の木が無くなってしまってしまいました。今の子どもたちは木に触れる機会が無くなってしまっています。子どもの成長過程や、また大人がくつろいだりする場合にもやぱり天然素材が必要だと感じます。
無垢の木、突き板張り、樹脂などの木材風、一見同じ様に見えますが本物の無垢の木を知ればきっとその良さは分かるはず。微力ですが少しでも本当の木の良さを知っていただこうと耐久性に優れた無垢の天然木にこだわっています。