この検査が木造建築の構造監理におけるキーポイントとなると言っても過言ではない。
このスミ付けに従って材が加工され、土台や柱、横架材といった各部位の構造材となって、施工される。
材料に関してはこの検査が最終となる。
材の長さ・断面・仕口・継ぎ手など構造設計で決められて構造図指示されているので、図面の指示どおりにスミがつけられているか、接合部や応力が大きくなる箇所に欠陥がないかチェックする。
例えば、応力が集中する仕口・継手等に死節やぬけ節があると、耐力が大きく低下してしまう。
また金物との取合いで不都合が生じていることもある。
このような欠陥・問題点が生じないように、よくチェックすることが大切である。